鈴北岳・御池岳
2016年(平成28年)4月2日


メ モ
1月末の高見山以来約2ヶ月ぶりの山行は福寿草を求めて鈴鹿の山に行くことにした。藤原岳から鈴ヶ岳あたりで何処がよいか考えた結果、国道306号が未開通のため入山者が少ないと予想される鈴北岳あたりを目指すことにした。
ヒルコバでの福寿草の群落に感動したのは3年前のこと。この時は鞍掛橋を起点にして桜峠や茶野を経て鈴ヶ岳を越え、足の踏み場もないほどの福寿草が咲き競うヒルコバに下り立った。帰路は鈴北岳から鞍掛尾根を下って峠の手前の鉄塔から鞍掛橋に戻る周回ルートだった。今回は同じ鞍掛橋から逆回りで鞍掛尾根に登り、鈴北岳を経てヒルコバに行くことにした。時間があれば御池岳に寄ってテーブルランドを巡ることも考えた。
予報では好天気とされた2日の土曜日の早朝4時45分に家を出発し、第二京阪、京滋BP、名神を走って八日市で高速を出た。ICの近くで朝食を済ませ、コンビニで買い出しをしてから国道307号を多賀まで行き、多賀から国道306号を駆け登って鞍掛橋に着いたのは6時50分だった。先着の車が1台桜峠への入口付近に止まっていた。
期待した天気は思ったほど良くなく雲が多い空模様だった。そのうち晴れてくるだろうと考えて、2年ぶりの福寿草や鈴北岳からの展望を楽しみにして7時10分に鈴北岳目指して出発した。

行 程
(国土地理院地図)

 
鞍掛橋−鞍掛峠−鈴北岳−ヒルコバ−鈴北岳−御池岳−鈴北岳−鞍掛尾根鉄塔−鞍掛橋

天 候 晴れのち曇り


鞍掛橋に6時50分に到着。早速支度をして7時10分に鈴北岳目指して出発。

荒れ果てた車道を歩いて10分ほどで御池谷との分岐に着いた。40数年前の秋にこの御池谷を登って鈴ヶ岳から御池岳まで歩いたことが思い出されます。

直進する御池谷方面への道と分かれ、橋を渡って車道の跡を進んで行く。

分岐から10分ほどのところで右手に堰堤が現れる。鞍掛尾根への登りはこの堰堤を乗り越えたところから始まる。

 
堰堤を右手から乗り越えて下り立った小さな沢の右岸に”クラカケ”と書かれた赤い道標のようなものがあった。

  道は枯葉に覆われていたが、踏み跡は明瞭に分かり迷うことはない。登り始めはかなりの急登です。

 
登り始めて30分ほどで、8時ちょうどに鉄塔が立つところに出た。
鞍掛尾根までの中間点です。

 
振り返ると、左遠くに鉄塔(右側)が立つ桜峠やその右に茶野が見えた。
右下には国道306号がうねうねと続いている。

この鉄塔から先はほとんど水平な道だった。こんな道だったかなと思いながら歩いて行くと、やがて左から登ってくる道と合流した。道端には”火の用心”の立て札があり、マジックで甲1やら乙2などと書かれていた。意味が分からないまま先に進むと・・・。

行く手に鉄塔が見えてきた。こんなに近かったかなぁ、と思いながら近づいてみると、これは鞍掛尾根上のものではなく、鞍掛トンネル西口からの道が峠にさしかかるところにある鉄塔だった。

何のことはない、途中で合流した道はトンネル西口からのものだった。
少し遠回りをすることになるが、鞍掛橋から1時間ほどかかって8時15分に鞍掛峠に着いた。


鞍掛峠の祠。
峠は風の通り道だった。風は東から西へと吹き抜ける。
それにつられて東側で沸き立った雲が西の晴れた空へと流れて行く。

遠くに見える鉄塔が立つ頭陀ヶ平も雲に包まれようとしていた。

峠から尾根道を登ること10分弱で鉄塔に出る。
西北の空は晴れているが霊仙山は雲に覆われていた。

予定ではここで鞍掛尾根に合流するはずだった。何処で道を間違えたのだろう。

鉄塔からP1056へ登って行くうちにまわりは霧に閉ざされてきた。急登を終えて平坦なところに出ると立木に”巻き道”と書かれたテープが貼られていた。この道でも鞍掛橋まで行けるようだ。

 
鞍掛尾根の樹林。霧に包まれて幻想的な感じです。

 
樹林帯を抜けて枯れ草に覆われた広い尾根を登って行くうちに霧も晴れ、
P1056に着く頃には正面に大きな鈴北岳が見えてきた。

 
左遠くには相変わらず雲がまとわりつく頭陀ヶ平。

 
右手には鈴ヶ岳から茶野にかけての山並み。桜峠の鉄塔も見える。

タテ谷への分岐点を過ぎると頂上は近い。

9時半に無人の鈴北岳に到着。鞍掛橋から2時間20分で、私にとってはまあまあのペース。

休む間もなくヒルコバに向かう。正面の山は鈴ヶ岳。

ヒルコバに下る途中で鈴ヶ岳を見る。

ヒルコバには期待どおりの福寿草が咲いていたが、
3年前の時とは比較にならない数で群落とまでは行かず少しがっかり。


日が差し始めて間がないためか、まだ開き始めたばかりのようだった。
それでも2年ぶりの福寿草を見ることが出来て一応満足です。

ヒルコバから山の斜面を横切って進んで行く。
上空はさかんに雲が流れており、天気の回復は期待薄の状態だった。


やがてふたたび福寿草が咲くところに出たが、このあたりもその数は少なかった。

ここまで碌に休憩を取っていなかったので福寿草を眺めながらしばらく休んで腹拵えをした。

また来年も会いに来ます。

 
福寿草が咲く斜面を後にして再び鈴北岳に向かう。
途中で鞍掛尾根とその向こうに三国岳が見えた。今日は遠くの展望としてはこの程度です。

鈴北岳と右奥に御池岳。国道が鞍掛峠まで未開通のため、土曜日にもかかわらず人の数は少ないようだった。

鈴北岳に戻ったのは11時。まだ昼前なので御池岳に寄ってみることにした。鈴北岳を下って枯れ草の中の道を進んで行く。

途中で見かけた池。御池岳のまわりにはこのような小さな池が多い。名前はあるのだろうか。

途中で踏み跡の確かな登山道から離れて、自由気ままに御池岳を目指して行く。道なき道を散策気分で登って行けるのはこの山のよいところだ。

樹林が途切れたところに小さな残雪があった。一度雪に覆われた御池岳に登って見たいが体力的にはもう無理かも。

途中で登山道に合流してから間もなく山頂に着いた。ここも無人です。

無人の御池岳に着いたのは11時半。展望もないのですぐに奥ノ平に向かう。

奥ノ平が見渡せるところまで来たが、写真のとおり霧に覆われて何も見えない。テーブルランドの周回は後日天気の良いときにすることにして、今日はここで引き返すことにした。

御池岳から今日三度目の鈴北岳に戻ったあと、鞍掛尾根を下る。
P1056から振り返ると曇り空の下に鈴北岳、鈴ヶ岳、茶野が仲良く並んでいた。

 
P1056を下るうちに霊仙山もようやく姿を見せてきた。

樹林帯に入り、”巻き道”を過ぎてドンドン下って行き、12時55分に鉄塔に着く。ここから巡視路を辿って鞍掛橋まで下ります。

1番目の鉄塔を過ぎ、植林の中を下って行くと2番目の鉄塔に着いた。そこで振り返ったのがこの写真。往路では左の水平な道を進んで行ったが、本来は右の方に登って行くべきだったようです。しかし道が不明瞭なので間違えても仕方がない状態でした。

 
2番目の鉄塔から桜峠や茶野を見る。中央に鞍掛橋付近も見える。

鉄塔から下り続けて登山口の堰堤に到着。

その後車道跡を歩いて鞍掛橋には午後1時55分に戻ってきた。
2ヶ月ぶりの山歩きで不安はあったが、予定どおり福寿草を見て、さらに御池岳まで行くことが出来たので少し自信が戻ってきました。

 これまでの鈴鹿の福寿草巡り
(画像をクリックすると山行のページへ)
   
 2011年(坂本谷)  2013年(頭陀ヶ平)  2013年(ヒルコバ)


コースタイム
鞍掛橋(7:10)−鞍掛峠(8:15)−鈴北岳(9:30)−ヒルコバ付近(9:50-10:40)−鈴北岳(11:00)
−御池岳(11:30-11:45)−鈴北岳(12:15)−鉄塔(12:55)−鞍掛橋(13:55)

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