御池岳 2013年(平成25年)3月22日 |
2年ぶりの簡易パーキングを6時5分に出発。 |
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今回は前とは逆に左に行き白瀬峠登山口に向かう。 |
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15分ほど歩いて白瀬峠登山口に着く。 |
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しばらく林道と併行してから左に曲がり、小さな沢に沿った杉林の中の道を行く。 去年の大雨のためか沢は荒れていたが歩行には特に支障はなかった。 |
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沢を登り詰めたあとも杉林の登りが続き、まわりが自然林になると道も平坦になった。 前の時と雰囲気が違う気がしたがあまり気にせずに歩いて行く。 途中にNo.203送電塔があったので寄ってみた。時刻は7時10分。 |
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送電塔から伊吹山方面を見る。右手遠くには能郷白山も見える。 天気は良く、主稜線からの広闊な展望を期待して先に進む。 |
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その後、小広い平坦地に出たところに白瀬峠への道標があった。 前回の時はこんなところはなかったはずだが・・・。しかし記憶違いかもしれないと左手の尾根に向かった。 このあたりは踏み跡もはっきりせず、道標がなければ恐らく迷っただろう。 |
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尾根上には道標はなく、振り返ると立木に分岐の印が書かれていた。 帰りは気をつけなければ・・・。(前回はこの道をまっすぐ下山して沢に下る手前で合流したのかも知れない?) |
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尾根上の登山道。天気も良く静かで申し分ありません。 |
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尾根上の登山道。天気も良く静かで申し分ありません。 |
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7時40分に第R201号と書かれた送電塔に着く。 眺めの良いところで伊吹山や白山などを眺めることができた。 |
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さらに樹林の中の道を登って8時ちょうどに坂本谷分岐に着く。 福寿草は帰りに時間があれば見に行くことにしよう。 |
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御池岳目指して巻き道を白瀬峠に向かう。 残雪が現れてきて道を覆うようになるが適度に堅くしまっていて歩きやすい。 |
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残雪の道を行く。40年前にもここを逆方向に歩いているが忘却の彼方です。 |
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8時30分に白瀬峠着。ここから鈴鹿山脈の主稜線を行く。 |
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峠から右手のカタクリ峠方面に向かう。 |
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主稜線上の道。天気は良いが御池岳方面から冷たい風が吹き付けて少し寒かった。 |
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峠から少しで冷川岳を通過。樹林の向こうに御池岳の大きな山体が見える。 |
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9時ちょうどにカタクリ峠に着く。 これからの御池岳までのアルバイトを考えて、ここで腹拵えをして15分ほど休憩する。 |
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7合目を過ぎて進んで行くとやがて夏道は残雪に覆われてしまい踏み跡も見えなくなった。 前回はこのあたりで前方の尾根を左に巻いていった記憶があったので、 直登はせずに残雪の斜面を蹴り込みながらトラバースしていった。 |
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このあたりは今回の山行で最も気を遣ったところで、やがて思惑どおりに尾根を乗り越えて真ノ谷側に出ることができた。 あの尾根を直登しても結局は真ノ谷に出たかも知れないが・・・。 |
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尾根を乗り越えて真ノ谷の源流地帯に下りたところが8合目だった。9時45分。 |
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8合目からほどなくして御池岳と鈴北岳方面との分岐に着く。あたりはまだまだ雪の世界。 |
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ここから御池岳までが結構きつい登りだった。 踏み跡は消えてしまっていたが、谷沿いに登って行けば必ず頂上に着くはずだ。 |
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20分ほど登り続けてようやく前方に稜線が見えてきた。 本来はその方向に向かって行くべきなのかも知れないが、 右手近くに取り付きやすそうな尾根が見えたのでそちらに向かうことにした。 |
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10時15分に御池岳から続く尾根上に出る。小規模ながらも雪庇が続いている。 |
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尾根を登って行く途中で振り返ると、伊吹山から恵那山方面にかけての広闊な展望が得られた。 御池岳山頂は樹林に囲まれていた記憶があったので、ここで遠くの山々の写真を撮ることにした。 |
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雪が消えかけた伊吹山の右にはまだまだ冬の姿の能郷白山。 その右には純白の加賀の白山。 |
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その右手には北アルプスの峰々と乗鞍岳が続く。 左にかすかに見えるのは笠ヶ岳。中央には槍・穂高連峰。 昨年年末に御在所岳から眺めたものほどクリアではないが、この季節ではまずまずの眺めだろう。 |
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さらに右手には御嶽。 |
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そして中央アルプス。ここまでは奥美濃や鈴鹿の山からは見慣れた眺めです。 |
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中央アルプスの右には白銀の北岳、間ノ岳、農鳥岳。そしてその右に恵那山。 鈴鹿の山から白峰三山をこのようにはっきり見たのは初めてです。 |
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さらに右手には悪沢岳、赤石岳、聖岳、上河内岳が続く。 |
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肉眼では確認できなかったが、もしやと思ってある方向を望遠で狙ったのがこの写真。 帰って見てみると中央に白く富士山が頭を覗かせていた。その左の高い山は光岳だろう。 昨年御在所岳からも見たが、この季節に御池岳から富士山が見えるとは思いもしなかった。 |
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尾根を登り詰めて10時30分着に御池岳に着いた。13年ぶり3回目。 これまでで最高の眺めだった。少し休憩してから次の目的地に向かった。 |
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御池岳には奥ノ平やボタンブチなど迂闊にも最近までその存在を知らなかったところがあったので、 今回の山行で是非ともその片鱗に触れてみたいと考えていた。まずは奥ノ平を目指す。 |
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奥ノ平は御池岳(丸山)から小さなピークを一つ越えた先にあった。 たおやかな山容をしており御池岳とは対照的に樹林は少なく、360度の展望を楽しむことができた。 今は褐色の枯草に覆われているが、これが萌黄色に変わるころに再び訪れてみたいと思った。 |
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奥ノ平からさらに進んで、テーブルランドの東側が俯瞰できるピークに立った。 |
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そこからは、これから行く予定の頭陀ヶ平(送電塔のあるピーク)から藤原岳方面にかけての眺めが広がっていた。 |
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その右手には広大なテーブルランドの東端が一望でき、さらにその彼方に御在所岳や雨乞岳などの鈴鹿の山々が連なっていた。 この雄大な眺めは鈴鹿山脈のなかでも指折りのものではないだろうか。 国道が鞍掛峠まで開通した暁には是非ともこのテーブルランドを周遊したいと思うのだった。 |
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奥ノ平から戻る途中でボタンブチ方面に寄り道してみることにした。 写真の中央右寄りで少し樹木に隠れている突出部がボタンブチ。 テーブルランドの先には鈴鹿南部の山々が見える。 |
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ボタンブチへ下る途中から奥ノ平(右端)方面を振り返る。 |
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ボタンブチ |
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ボタンブチから鈴鹿の山々を眺める。 中央遠くに御在所岳、雨乞岳、綿向山が連なる。左手前は竜ヶ岳方面か? 少し標高が足りないが雄大な眺めではある。 |
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西の方には琵琶湖を隔てて雪を残す比良連山。 |
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ボタンブチから天狗ノ鼻に向かう途中で奥ノ平を振り返る。 |
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天狗ノ鼻。ボタンブチからのと同じような眺めなのでさっと通過. |
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天狗ノ鼻から御池岳に戻る。 約1時間に亘って山頂部を周遊したあと11時30分に山頂を辞す. |
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御池岳から次の目的地である頭陀ヶ平に向かう。 カタクリ峠を過ぎて冷川岳を越えたところから頭陀ヶ平を見上げる。 |
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12時45分に白瀬峠着。疲れも出てきたがあともう一登りだ。 |
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山頂に立つ送電塔。手前が木和田尾下降点のピーク。奥が頭陀ヶ平。 |
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2年ぶりの頭陀ヶ平に午後1時5分に到着。ここで腹ごしらえを兼ねてしばし休憩する。 |
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頭陀ヶ平で休憩してから今日最後の目的の福寿草を求めて まわりの斜面を行くこと10分ほど・・・。 咲いていました。この季節はやはり福寿草です。 |
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頭陀ヶ平の福寿草(1) |
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頭陀ヶ平の福寿草(2) |
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頭陀ヶ平の福寿草(3) |
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頭陀ヶ平の福寿草(4) |
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頭陀ヶ平に戻ったのは午後2時ごろ。 早朝からの山歩きでだいぶ疲れも出てきたが、あとは下るのみなので頑張って行こう。 木和田尾に向かう前に今日一日付き合ってくれた御池岳にお別れをする。 |
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雪の斜面を下ってゆく。 |
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小屋が見えると残雪もなくなる。 |
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坂本谷分岐着は午後2時30分。 ここにも福寿草が咲いているはずだが、先ほど十分堪能したのでまたの機会に譲ることにした。 |
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午後3時50分に登山口に戻る。 ここから車道を歩いて簡易パーキングには午後4時5分に帰り着いた。ちょうど10時間の山行だった。 |
コースタイム |
往 簡易パーキング(6:05)−白瀬峠登山口(6:20)−途中15分間休憩−坂本谷分岐(8:00)−白瀬峠(8:30) −カタクリ峠(9:00-9:15)−八合目(9:45)−御池岳(10:30)−奥ノ平(10:45) 復 奥ノ平(10:50)−ボタンブチ(11:10)−御池岳(11:30)−カタクリ峠(12:00-12:05)−白瀬峠(12:45) −頭陀ヶ平(13:05-14:00)−坂本谷分岐(14:30-14:45)−白瀬峠登山口(15:50)−簡易パーキング(16:05) |