鈴北岳・御池岳
2014年(平成26年)4月12日


行 程 トンネル西口−鞍掛峠−鈴北岳−ヒルコバ−鈴北岳−御池岳−奥ノ平−ボタンブチ
−夕日のテラス−西ボタンブチ−鈴北岳−鞍掛峠−
トンネル西口
天 候
メ モ ここ数年の間、高見山の霧氷と鈴鹿の福寿草を見るのが春先までの山歩きの慣例となっている。今年は3月まで寒い日が続いていたので福寿草の開花も少し遅れるのではないかと思っていたが、4月も中旬となったのでそろそろ旬の時期だろうと考えて昨年見事な群落を見たヒルコバに行くことにした。
滋賀県側の国道306号が鞍掛トンネルまで開通しているこの時期にヒルコバに行くにはトンネル西口から鞍掛峠、鈴北岳を経てゆくルートが最短なので、2年前と同じく今年も躊躇なくこの道を行くことにした。しかしヒルコバ往復のみでは少し物足りないので、福寿草を観賞したあと御池岳に登り、テーブルランドを行けるところまで行くことにして12日の早朝4時過ぎに家を出発した。
八日市IC を出て国道307号を進み、多賀神社の前で右折して国道306号を走ってトンネル西口の登山者用の駐車場に着いたのは5時35分だった。既に先着の車が1台止まっていた。その隣に車を止めて支度をして出発したのは5時55分。予報によると天気はまずまずだが、春霞のため遠くの展望は期待できないことは覚悟していた。せめて福寿草だけは咲いていることを願って登山道に足を踏み入れた。


国道306号の鞍掛トンネル。三重県側での道路の損傷により2年前から閉鎖中。

トンネル西口の登山者用の駐車場。この奥に登山口がある。ここの標高は624mで1182mの鈴北岳までは560mほどの登り。準備を整えて5時55分に出発。

杉の植林の中の薄暗い道を20分ほど登り、送電塔が建つ眺めの良いところを過ぎるとほどなく鞍掛峠に着く。
鞍掛地蔵尊が祀られている本当に峠らしい雰囲気のするところだ。標高は791m。

峠から少し登ると展望が開ける。
左遠くに見える送電塔の建つピークは昨年福寿草を見た頭陀ヶ平だ。

新緑が芽吹くまでは少し間がある自然林の中の道を30分ほど登り続けると
樹林が途切れて見通しがよくなる。

開けた広い尾根道に出て振り返ると霊仙山や伊吹山が見えた。
天気は思ったよりもよく、伊吹山の右に幽かに能郷白山も認められた


鞍掛尾根の道を登る。
2年前の4月の時は季節外れの霧氷を眺めながら登った道だ。

鞍掛尾根からの鈴北岳(左)と鈴ヶ岳。右端の小さなピークは茶野。

 
 鞍掛尾根上部から登ってきた道を振り返る。

鈴北岳頂上直下のタテ谷分岐点。

  タテ谷は14年前の4月に下ったことがある。そのときは特にどうと言うことはない谷だったが、その後様子が変わったのか“初心者要注意”と書かれたあった。

7時35分に鈴北岳に到着。頂上には誰もいなくて本日の一番乗りだった。
やはり春霞がかかっていたが思ったよりも見通しはよく、暫しの間まわりの展望を楽しむ。

 
 北にはすっかり雪がなくなってしまった伊吹山。

 
 伊吹山の右遠くには雪を残した能郷白山。

 
 その右には霊峰白山。まだまだ真っ白です。

 
 北東から東の彼方にかけては御嶽山や中央、南アルプスの山々が連なる(この写真では分かりにくいが・・・)。
しかし御嶽山の左手に見えるはずの北アルプスはこの時点では確認できなかった。

 
 まず木曽の御嶽山。

 
 御嶽山の右には中央アルプス。
3週間ほど前に登った木曽駒ヶ岳も見える。

 
 さらに右には恵那山(中央)とその背後に南アルプスの巨峰群。
恵那山の左に白峰三山、右に悪沢、赤石、聖。

山岳展望のあとは福寿草を見にヒルコバに向かう。鈴ヶ岳に向かって踏み跡も定かでない斜面を下って行くと昨年ほどではないが黄色い花があちらこちらに咲いていた。

  しかし、まだ時期が早いのかあるいはまだ日が差さない朝方のためか花は開ききっておらず、蕾のものも多かった。ここは北斜面のため日が差すのはもう少し時間がかかりそうなのでしばらく待機することにした。

しばらくしてようやく弱い日差しが斜面に当たり始めた。
日が差すのと差さないのとでは色の鮮やかさが随分違う。

今年は寒さが続いた上に季節外れの降雪があったりしたためか、
このあたりの福寿草はこれからが見頃のようだった。

春の日差しを浴びて咲き始めた福寿草。

 
まだまだ幼い感じがします。

 
 ヒルコバの福寿草。

ヒルコバから山腹をトラバースして10分ほど進んで行くと明るい斜面に咲く福寿草の群落があった。
ここはヒルコバよりも開花が進んでいるようで、昨年来たときはヒルコバは最盛期だったがここは終盤の状態だった。

 
 それでも今年はまだ全開とまではいかないようだった。

まだ幼い福寿草の群落。

また来年もよろしく。

 
福寿草を見たあと再び鈴北岳に戻る。時刻は9時半を過ぎてようやく登山者の姿も見られるようになったが、休日にもかかわらず思ったほどの数ではなかった。

  つぎは御池岳とテーブルランド彷徨です。御池岳に向かう途中で鈴北岳の稜線を振り返る。

 
御池岳一帯は明確な道がないところが多い上に道標もない。今日は天気も良いし時間も早いので、真ノ谷に向かう道から逸れて気儘に山歩きをすることにした。

  御池岳目指して人の気配のしない山の中を進む。裸の木々を透かしてまわりの地形がよく分かるので迷うことはなさそう。

途中には写真のような開けた所もあった。
早春の雰囲気満点で歩いていて本当に爽快な気分です。

鈴北岳から30分で10時20分に御池岳丸山に到着。
ここで少し休憩して腹拵えをする。

丸山から先に行くと奥ノ平のピークが見える。まわりは開放的な草原となっている。
奥ノ平は丸山より少し標高は低いが、広大な御池岳テーブルランドの中心としての資格は十分あるところだ。

明るく開放的な奥ノ平。

 
奥ノ平からの北の眺め。
朝よりも霞が薄くなり能郷白山や白山はもとより、北アルプス方面も何とか認められるようになってきた。

能郷白山と白山。

槍穂高連峰(左)や乗鞍岳(右)も辛うじて分かる。

南にはテーブルランドの先に竜ヶ岳や御在所、雨乞岳などの鈴鹿南部の山々が見渡せる。

西には手前にテーブルランドのボタンブチと天狗ノ鼻。

 そのボタンブチに向かう途中で奥ノ平を振り返る。

 
ボタンブチ

  ボタンブチからテーブルランドの東南端方面を見る。

 
ボタンブチからのT字尾根と天狗堂。左遠くは雨乞岳や綿向山方面。

  天狗ノ鼻から琵琶湖方面を見る。右の御池岳の斜面上の小さなピークには夕日のテラスや西ボタンブチが見える。

ボタンブチからの琵琶湖と比良山。

 天狗ノ鼻から先には明瞭な道はなかったが、夕日のテラスの方向を睨みながらテーブルランドの斜面を進んで行った。
天狗ノ鼻から15分ほど行くと小さな池があった。しかし付近には道標も案内板もないので何の池かは分からず終いだった。


その池から一登りすると夕日のテラス(と思います)に到着。御池岳丸山が目の前に見える。

夕日のテラスから10分ほどで西ボタンブチ(推定)に到着。

 
 西ボタンブチの近くにあった池?それとも単なる雪融けの水溜まり?
いずれにしてもこの御池岳一帯は道も明瞭でなく道標もないことは徹底している。
しかしそれがこの山の魅力でもあるのだろう。

西ボタンブチから鈴北岳に向かう。今日はテーブルランドの北西部分を歩き通した。次回は是非とも南東部分を歩こう。

この日三度目の鈴北岳。雲が増えて天気も下り坂になってきたようなので12時に山頂を辞すことにした。

12時40分に鞍掛峠を通過。

12時55分に登山口に到着。ちょうど7時間の山歩きだった。今日は期待していなかった山岳展望を果たすことができ、福寿草鑑賞と御池岳彷徨とを合わせて実りのある山行となった。

 これまでの鈴鹿の福寿草巡り
(画像をクリックすると山行のページへ)
   
 2011年(坂本谷)  2013年(頭陀ヶ平)  2013年(ヒルコバ)

コースタイム
トンネル西口(5:55)−鞍掛峠(6:20)−鈴北岳(7:25-7:40)−ヒルコバ付近(7:55-9:30)−鈴北岳(9:40-9:50)
−御池岳(10:20-10:30)−奥ノ平(10:40-10:50)−ボタンブチ(11:00)−夕日のテラス(11:30)−西ボタンブチ(11:40)
−鈴北岳(11:55-12:00)−鞍掛峠(12:40)−トンネル西口(12:55)

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