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朝7時50分に登山口の駐車場に着く。車は5台ほど止まっていたが人影はなかった。
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しばらくは車道を行く。
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駐車場から10分ほどで登山口のゲートを通過。
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車道の終点付近は崩れ落ちた倒木で塞がれていたので右手に迂回して鉄製の橋を渡って行く。
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明神谷に入るとすぐに渡渉がある。沢を渡るのは4回で写真は最初のところ。
特に危険なことはないが、岩は濡れていて滑りやすく油断は禁物。ロープに頼りすぎるのも良くない。
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二度目の渡渉点。
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三度目の渡渉点。
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四度目の渡渉点。ここの水量は少なかった。
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右岸に移って高度を上げて行く。明神滝付近までは紅葉はまだまだ先の様子。
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明神滝。登山口からここまでほぼ1時間。
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明神滝を眺めたあと滝を高巻く道の途中。この桟橋も濡れており、滑らないように気をつけながら渡って行く。
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明神滝を高巻き、さらに高度を上げて小さくなった沢を渡る。流れは小さいが沢は荒れており少し注意が必要。
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その後、道は大きなつづら折りの登りとなる。
このあたりから木々の葉っぱも色づきはじめる。
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つづら折りの道が平坦になる頃、朝日が差し始めて色づいた木々が輝く。
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色づき始めたところのようですがなかなかいい感じです。
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逆光に映える紅葉もなかなか良い。
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つづら折りの登りが終わり、小さくなった沢を一跨ぎして行く。
ここまで来れば明神平まであと少し。
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沢を渡ったあとは沢から離れて登って行く。その途中の紅葉真っ盛りの木々。
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大きく折り返して水場に着く。
幾筋もの水が流れ出ていた。水量も豊か。
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水場からは最後の一登り。
明神平に近づくにつれてまわりの木々は色鮮やかさを増してくる。
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色づき具合といい、日の光の具合といい、絶好のタイミング。
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寝不足状態も一気に解消される目の醒めるような眺め。
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紅葉に包まれた明神平直下の登り。
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鮮やかに色づいた木。
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今日一の彩りです。
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鮮やかな紅葉を堪能して明神平に到着。
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9時50分に明神平に着くが人影は全くなし。東屋で一休みする。
右に見えるのは前山。
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前山の右には紅葉に包まれた薊岳。
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奈良、大阪方面を見る。左遠くに金剛山と葛城山。
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東屋で10分ほど休んでから前山に向かう。
登る途中で明神平を振り返る。
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前山に向かう途中の斜面。
まわりは紅葉に包まれているが、この一郭だけはシダの緑が妙に引き立っていた。
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前山。
今日は天気も良いので、直接明神岳に向かわずに前山に寄ってまわりの山々を眺めることにした。
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前山への登り。
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前山から明神平を振り返る。
後ろの山は水無山や国見山。未踏の山域なので機会があれば行ってみたい。
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前山から、これから向かう明神岳(右)と桧塚奥峰(左)を眺める。
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前山をあとにして明神岳に向かう。
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ひと下りで明神平からの道と合流。ここから台高山脈の主稜線となる。
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明神岳に向かう主稜線から大台ヶ原を眺める。
左はこの主稜線から続く山並みで、延々とあの大台ヶ原にまで連なって行く。
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紅葉に包まれた台高山脈の主稜線を行く。
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明神岳山頂付近から大峰山脈を見る。
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大峰山脈の核心部を望む。
左に釈迦ヶ岳、孔雀岳方面。中央に大普賢岳が後方の弥山、八経ヶ岳と重なる。右は山上ヶ岳方面。
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10時30分に明神岳に着く。
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休むこともなく主稜線と別れて桧塚に向かう。
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明神岳からの下り。前方に桧塚奥峰が見える。
ここから桧塚奥峰まではブナなどの落葉樹林の中の快適な道だ。尾根も広く散策気分で歩けます。
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道は主稜線から5分ほど下ってから広い尾根に沿ってやや左に曲がって行く。
色づいた木々の中にはやや色あせた感じのものもあるが、全体的には期待どおりの紅葉(黄葉)だった。
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下りきったところからやや右寄りに少し登って、この稜線の中では比較的尾根幅の狭い道を行く。
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緩く下って左寄りに登り返すと判官平に着く。
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ここは稜線上の広いピークで四方に尾根が伸びており、うっかりすると道を間違う要注意点。
しっかりと踏み後を追って行く必要がある。
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判官平を過ぎて相変わらず幅の広いゆったりとした尾根を行くと前方の鞍部に溝のような凹みが横切っている。
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尾根の両側も紅葉の盛り。
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やがてこの尾根上で最も高い1394mピーク(P1394)に到着。
ここも判官平と同じく四方に尾根が伸びている。桧塚へは左に行く。
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木々の間から桧塚奥峰が見えた。
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P1394から下り鞍部から右手に行くと目の前に奥峰が見えてくる。
奥峰に登る途中の左手には高見山や倶留尊山方面の眺めが広がる。
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振り返ると明神岳や前山が見えた。
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11時25分に標高1420mの桧塚奥峰に到着。今日を含めてこれまでの5度の中で最高の天気でした。
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山頂からの桧塚。誰もが撮る定番の構図です。
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桧塚の右手に連なるのは台高主稜線上の池木屋山から派生する白倉山から迷岳にかけての山並み。
詳細はよく分かりません。
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南には遠く大台ヶ原とその手前に千石山や赤倉山、池木屋山などの標高1400m級の台高山脈の山々。
目の前にはあとで行く予定のヒキウス平。
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大台ヶ原の右には大峰山脈。
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ここからは八経ヶ岳を始めとした主要な頂きが見えます。
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奥峰からの展望を終えて最終目的地の桧塚に向かう。
写真は途中の千秋峰からの高見山や倶留尊山方面眺め。
このあたりは風が強く、そのためか樹木が少ない。
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千秋峰から明神岳や水無山、国見山を振り返る。前山もちょこっと見える。
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桧塚に近づいてきました。
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山頂直下の紅葉。
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奥峰を振り返る。
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11時40分に桧塚に到着。ここでパンとコーヒーのお昼とした。
20分ほど休憩してから帰途につく。結局ここまでで出会ったのは判官平で写真撮影していた方一人のみだった。
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奥峰を越えて広い尾根道を戻って行く。
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12時35分にP1394に戻ってきた。
いつもならこのまま明神岳に向かうところだが、今日は天気も良いし初めてのヒキウス平に寄ってみることにした。
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これまでP1394から左に続く尾根を下って行けばヒキウス平に行けると思い込んでいたので、
そのとおりに左に折れて緩やかな斜面を下って行くと思惑どおり前方にヒキウス平と思われるところが見えてきた。
しかし気をよくしてさらに進んで行くと、突然尾根は谷に向かって急激に下って行くのだった。
おかしいなあと思って周りをよく見ると、右手の谷を隔てて併行して尾根が続いている。どうやらヒキウス平へはあの尾根を辿って行くようだ。
ここでようやく尾根を間違ったことに気がつきすぐにP1394に登り返した。この間20分ほどの時間ロス。
桧塚から来た場合はP1394を越えてそのまま真っ直ぐ続く尾根を行くのが正解だった。明神岳からはP1394で右折することになる。
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時間的にも体力的にも精神的にもこのロスは大きかったが、折角だからとP1394で左折してヒキウス平に向かうことにした。こちらは幽かに踏み後もあり、起伏も緩やかで途中に眺めの良いところもあって歩きやすい尾根だった。
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10分ほど歩いて行くと左手に開けた所があった。時間的にはヒキウス平にしては少し早い気がしたがとりあえず寄り道してみることにした。
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そこは明るく開けた眺めの良いところで、目の前に先ほどまでいた桧塚と奥峰が双耳峰のように連なっていた。
家に帰って地図などで詳しく調べた結果、ここがヒキウス平のようだった。
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奥峰から左に続く稜線の左のピークはP1394で、間違って下ったのはその正面の尾根だろう。
ここから見ればあのまま強行前進してもここまでこれないことはないようだったが、不要な冒険は避けるべきです。
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P1394からここまで辿ってきた尾根を見る。
稜線上にちょこっと見えるのは水無山と思われます。
写真中央の草原の中に道のようなものが斜面を下ってきているが果たして?
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大展望に満足してさらに尾根を進んで行く。
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尾根を歩いて行くとふと前方に三角点のような標石が見えた。近寄ってみると国土地理院のものではないようだった。このときはこのあたりがヒキウス平と思ったが、先ほどの場所がヒキウス平とするとここはP1353だろうか。
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標石のある左手の斜面も先ほどと同じように眺めの良いところだった。
桧塚と奥峰がさらに近づいて、奥峰の頂上も一段と間近に眺められた。
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左手にはP1394と紅葉に包まれた山の斜面。
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東方には蓮川を隔てて迷岳が大きく聳えている。
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眺めを堪能したあと尾根に戻って南の方を眺める。
遠くに大台ヶ原。その手前に池木屋山や赤倉山などがある台高山脈の主稜線。
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その右手遠くには大峰山脈。手前は台高山脈上の千石山。
紅葉やまわりの山々を眺めているうちに午後2時近くになった。そろそろ帰ろう。
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この尾根の黄葉も青い空に映えて綺麗です。
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素晴らしい展望と紅葉にすっかり満たされて、P1394や判官平を越えて明神岳を目指す。
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最後の登りを終えて台高山脈の主稜線に辿り着く。
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午後2時35分に明神岳に戻る。
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明神岳から主稜線を下って明神平に向かう。
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三ツ塚分岐を過ぎて明神平へ。
相変わらず雲一つない安定した青い空が広がる。
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明神平には午後2時55分着。
再び東屋で休憩し、暖かいコーヒーを飲んで暫しくつろぐ。
今日山中で出会ったのは判官平付近で1人、ヒキウス平からP1394へ戻る途中で1人、帰途この明神平で3人の計5人だけだった。
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午後の日差しを浴びて一段と綺麗な紅葉の中の道を下って行く。
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明神谷へ下るつづら折りの道の紅葉。
このあたりを登る時はまだ日が差しておらずそれほどとは思わなかったが、やはり日に映えると綺麗です。
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明神滝。
これまで登山道からしか見ていなかったので、今日は沢を少し遡って正面から眺めてみた。
近くまで行けなかったのであまり迫力がないのが残念でした。
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登山道から車道に出てゲートを通過。
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午後4時25分に登山口に戻る。
絶好の好天気の下、素晴らしい紅葉と展望に恵まれた山行でした。
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これまでの桧塚山行
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