四寸岩山・大天井ヶ岳 2022年(令和4年)8月11日 |
午前5時過ぎの朝焼け雲。 これほど赤い朝焼け雲を見たのは初めてかも。何かダリの絵を見ているようです。 |
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駐車場からは”義経の隠れ塔”の近くにある展望台が見えます。 意外と近い。 |
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まずは義経の隠れ塔を経て金峯神社に向かいます。 |
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展望台に寄ってみると、まだ明け切らない山並みが見えた。 説明図によると中央左寄りの高い山は竜門岳、その背後の右の山々は貝ヶ平山や額井岳だそうです。 |
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第71靡の修行場だそうです。 |
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第71靡金峯神社。 安全祈願のお参りをしておきます。 |
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神社の横から奥駈道の再スタートです。 |
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石畳の道を一登りで分岐です。 右の西行庵は前回行ったので左の大峯方面へ行きます。 |
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滑りやすい石の道を少し登ると開けた場所に出ます。 第70靡愛染の宿です。 |
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愛染の宿から四寸岩山方面の眺め。 多分山頂は見えていないと思いますが・・・。 |
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青根ヶ峰に向かいます。 |
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再び竜門岳が見えました。 |
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かつて結界門のあった分岐です。右は青根ヶ峰をスルーする道。 青根ヶ峰は前回終着点として登っていますが、今回は出発点ということで再度登るために左に行きます。 |
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午前5時35分に青根ヶ峰。 現状では特に何もないので先に進みます。 |
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今日はここを出発点として左の山上ヶ岳方面へ向かいます。 |
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一下りで右からの巻道と左からの林道に合流しました。 |
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ここからの眺めは開けていて、 手前の百貝岳(?)や遠くの奥高野方面がよく見えました。 |
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少し行った台地からは金剛山や葛城山、二上山も・・・。 |
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林道の傍らにあった案内図。 右端に小さな青根ヶ峰。左へ四寸岩山、大天井ヶ岳、山上ヶ岳へと続きます。 これからの登りと帰りの登り返しがきつそう。 よく見てみると新型コロナの波のように見えます。山上ヶ岳は第7波かな?? |
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林道を行くこと5分ほどで一旦奥駈道に入ります。 |
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奥駈道らしい雰囲気です。 |
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少し登ったあと下りになります。 |
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十数分で再び林道に出ました。 林道はあまり高低差なく続いているようなので、帰りは林道歩きとしよう。 |
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前方に見えるのは四寸岩山かな。山頂は見えていないと思うが・・・。 |
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林道を15分ほどで四寸岩山の登山道入口に着きました。 午前6時15分です。 |
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奥千本駐車場を出発してから1時間ほどですが、 今日は湿度が高く、早朝の山の爽やかさがありません。 ここまでで汗びっしょりで、頭から滴り落ちてきます。汗を拭くため暫し休憩。 |
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登山道入口はモノレールの出発点ともなっている。 急な坂道をレールと一緒に登って行きます。 |
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入口から20分ほど登って行くと、心見茶屋跡。 このあたりから一段と急登になってきます。 |
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茶屋跡から登って行くと突然左側の木々が途切れて竜門岳方面の眺めが開けた。 ついつい歓声が出ました。 |
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急登は続きます。 |
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急登が終って平坦地に出ました。 このあたりが守屋茶屋跡のような感じですが・・・? |
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守屋茶屋跡と思われるところからは起伏の少ない歩きやすい道となります。 |
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その後再び登り道となる。 |
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登りついたところの小ピークは薊岳。 |
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地理院の地図には記されていません。 かつては四寸岩山を薊岳と称していたとも言われているようです。 |
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溝状の道を登って行きます。 |
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登りも終り山頂に近づいた頃、展望が開けるところがありました。 これは南の方向ですが、中央遠くに弥山が見えます。その右の鋭鋒は頂仙岳? 中央左寄りには目指す大天井ヶ岳。その左奥には稲村ヶ岳。 (画像をクリックすると拡大されます) |
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西の方の山々はよく分かりませんでした。 |
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傍らには四寸岩と呼ばれる岩があります。 奥の岩との間が四寸で、昔はその二つの岩の間に道があったということのようです。 |
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午前7時40分に四寸岩山に到着。 |
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山名表示板。 木々に囲まれた山頂からの展望はあまりよくありませんでした。 |
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三角点。 少し休んでエネルギーを補給してから先に進みます。 |
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山頂から一旦下り、次の小さなピーク付近を行きます。 |
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小ピークを下ると新茶屋跡への道との分岐です。 |
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分岐からすぐのところに足摺宿の小屋がありました。 |
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小屋の手前には苔むした石灰岩に囲まれて石の塔が立っています。 お参りをしていると何か視線を感じたので探してみると・・・。 (マウスポインターを画像に重ねると拡大されます) |
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小屋の中には蔵王権現像とその前に若き役行者とその母の像が祀られていました。 なんでも、修行中の役小角を心配した母親がここまで登って来たらしい。 |
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小屋から下って行くと苔むした石灰岩が立ち並んでいるところがあった。 |
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奥駈道を行く多くの修行者の足跡により石灰岩が擦り減ったことから、 この地が足摺と呼ばれるようになったとされているようです。 |
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幾度か小さなピークを越えながら道は緩やかに下って行きます。 |
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やがて道は林道に出会います。 |
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出会ったところは九十丁。百丁茶屋跡(二蔵宿)まであと少しです。 林道と別れて奥駈道に入って行きます。 |
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二蔵宿への道。 |
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午前9時5分に二蔵宿に着きました。 ここで大天井ヶ岳の登りに備えて一休みします。 |
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二蔵宿はかつて百丁茶屋があったところ。 百丁(10.9km)とは吉野山(距離的には上千本あたり?)からここまでの距離。 また、ここから大峯山寺までの距離に相当する。 すなわちここは吉野山と山上ヶ岳との中間地点となります。 |
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小屋の前の広場のまわりには不動明王を祀った祠や、 役行者を祀った祠(写真)が置かれています。 |
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左は山腹を巻く新道。右は大天井ヶ岳を越えて行く古道です。 私は右の古道を行きます。 |
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ちなみに、二蔵宿は大峯奥駈道の第69靡です。 今回の山歩きの中では唯一の靡となります。 |
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いきなりの急登が始まります。 |
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しかしそれも15分ほど。支尾根と合流するとしばらくはなだらかな道です。 |
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緩く登ってP1239に着きました。 ここにはかつて小天井茶屋があったようです。 |
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P1239から先はしばらく緩やかな登りが続きます。 途中でモノレールが合流してきました。 |
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少しきつくなった道を登って行くと不意に開けた小広い平坦地に出ました。 不動明王を祀った祠があります。かつて大天井茶屋があったところです。 |
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そこから登って来た彼方を振り返ると四寸岩山が見えました。 遥々とやってきた感じです。 |
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大天井茶屋跡からはモノレールとともに急登が始まります。 |
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トラロープが張られて岩登りもありました。 疲れた体にはなかなか厳しいところでした。 |
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20分足らずの急登を続けて何とか山頂の一角に辿り着きました。 山頂へはUターンして一登り。 |
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午前10時55分。夏草が茂る大天井ヶ岳に着きました。 |
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6時間近くかかって到着した山頂ですが、 残念ながらまわりの木々で展望はありません。 |
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仕方なく綺麗な夏空でも撮っておきます。 ゆっくり休もうと思ったがコバエが五月蠅くて碌に休めない。 |
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早々に山頂を離れて分岐のところまで戻ってきました。 次はここから残された山上ヶ岳までの道です。やはり秋が良いでしょう。 ここもコバエが五月蠅いので午前11時20分に下山を開始しました。 |
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下る途中で見えた山。高見山方面と思われます。 中央の高い山が高見山、その左に尼ヶ岳や倶留尊山など。 (マウスポインターを画像に重ねると拡大されます) |
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この写真は昨年12月の尼ヶ岳からのものですが、 高見山の背後に山上ヶ岳から大天井ヶ岳、四寸岩山へと続く大峯奥駈の山々が見えます。 (マウスポインターを画像に重ねると山名が表示されます) |
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大天井茶屋跡付近で金剛山から葛城山、二上山、少し離れて生駒山にかけての眺めがありました。 我が家は生駒山のさらに右方向の彼方です。 |
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午前12時10分に二蔵宿着。10分休憩。 |
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九十丁で林道を縦断。 |
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午後1時15分に足摺宿着。10分休憩。 |
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午後1時45分に四寸岩山に到着。10分休憩。 |
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山頂からの眺め。 |
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四寸岩付近からの眺め。 大天井ヶ岳や弥山が見えています。 |
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四寸岩山入口に午後2時40分着。10分休憩。 下りは疲れが出て休憩を繰り返します。 |
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青根ヶ峰近くまで戻ってきました。 |
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結界門跡です。 このあと、愛染の宿跡の東屋でも休憩。 涼しい風が吹き抜けて気持ちが良く、ついウトウトしてしまいました。 |
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金峯神社に無事帰還のお礼参りをします。 |
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10時間半振りの隠れ塔です。 ここまで山中で出会った人は、登りの二蔵宿で一人、大天井ヶ岳から下る途中で三人の単独行者、 それに九十丁から四寸岩山へ登りり始めた時に後ろから慌ただしく走って来たランナー一人の5人だった。 山の日にしては静かな山行ができたことに感謝です。 |
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駐車場には午後3時40分に戻る。 これで北部の奥駈道は残すところ大天井ヶ岳から洞辻茶屋までのみとなった。 駐車場を午後4時に発ち、吉野大橋から国道169号に出てからは往路を戻って帰宅は午後6時過ぎだった。 |
コースタイム |
往 奥千本駐車場(5:10)−青根ヶ峰(5:35)−四寸岩山入口(6:15-6:20)−四寸岩山(7:40-7:55)−足摺宿(8:15-8:20) −二蔵宿(9:05-9:25)−大天井ヶ岳(10:55) 復 大天井ヶ岳(11:20)−二蔵宿(12:10-12:20)−足摺宿(13:15-13:25)−四寸岩山(13:45-13:55) −四寸岩山入口(14:40-14:50)−愛染の宿(15:25-15:35)−奥千本駐車場(15:40) |