扇ヶ鼻・星生山
2016年(平成28年)6月2日


メ モ
ここ数年、6月上旬は梅雨の影響が少ない東北の山に行くことが多かった。今年もその方面に行くことを考えたがどうも天気の具合がよくない。逆に九州方面の天気が良さそうだったので、急遽この季節に見頃を迎えるミヤマキリシマが咲く久住山へ行く計画を立てた。
天気は6月2、3日が良さそうなので2日の朝大阪を発ち、その日は牧ノ戸峠から短時間で行ける扇ヶ鼻に登ることとした。翌3日は長者原から雨ヶ池越、坊ガツルを経て平治岳と大船山を目指すことにしたが、歩行距離が長く少し強行軍になりそうなので早朝に出発する計画を立てた。扇ヶ鼻と平治岳はミヤマキリシマの群生地がある山として名高いところで、ネットの情報によれば今年はちょうどこの週末あたりが見頃とのことだった。
2日の朝の5時前に家を出発し、関空には6時前に到着した。今回は往復とも公共の交通機関が利用できない時間帯だったので車を空港の駐車場に止めておくことにした。搭乗手続きをして朝食を取ってからチェックインし、待つこと暫しで関空を飛び立ったのは7時10分。福岡空港には定刻の8時20分に到着した。その後レンタカーの手続きをして牧ノ戸峠に向かって出発したのは8時45分頃だった。
途中で買い出しをしながら福岡空港から2時間あまりで牧ノ戸峠に到着したが、平日にもかかわらず駐車場は満車状態。仕方なくすこし進んだところの路肩に駐車した。支度をしてから峠まで戻り、午前11時35分に扇ヶ鼻目指して出発した。

行 程
(国土地理院地図)

 
牧ノ戸峠−沓掛山−扇ヶ鼻分岐−扇ヶ鼻・星生山(往復)−沓掛山−牧ノ戸峠(往復)

天 候 晴れ


福岡空港から九州・大分自動車道を走り、やまなみハイウェイで長者原に向かう。
長者原の手前で行く手に三俣山や星生山などの久住の山々が見えてきた。
星生山の山肌の一部がピンクに染まっている。ミヤマキリシマの群落に違いなく期待感が大いに高まる。

長者原を走り抜けて牧ノ戸峠まで来たが、駐車場は満車でまったくとめるところがない。仕方なく少し先の路肩に駐車してから峠まで戻ってきた。

標高1333mの牧ノ戸峠は17年ぶりのところだった。そのときは久住山を越えて法華院温泉まで歩いたが、今日は時間も遅く日帰りとしては扇ヶ鼻から先の星生山までが限度だろう。午前11時35分に出発。

モルタルが吹き付けられた階段状の坂道を10分ほど登って行くと眺めのよい開けたところに出た。
正面遠くに三俣山が聳えており、右手前には星生山のピンクの山肌も見える。
左手遠くには双耳峰の由布岳も。熊本地震のあとは登山禁止になっているようだが・・・。

 
展望地から一登りで稜線に出た。南には阿蘇の山々。
地震の被害の様子は窺えない長閑な景色だった。

 
稜線を辿って12時5分に岩が積み重なった沓掛山に着く。
標高は1503mでたいへん眺めがよいところだった。

沓掛山からの久住連山の眺め。
左に三俣山、中央に星生山、右に扇ヶ鼻。星生山の右に久住山の頂上部分が見えている。
稜線付近は新緑が綺麗です。

起伏の少ない稜線を行く。正面は星生山。

散歩気分の稜線。正面は扇ヶ鼻。

 
扇ヶ鼻の分岐が近づいてきた。
扇ヶ鼻の山肌もピンク色に染まっている。

 
12時50分に扇ヶ鼻の分岐に着く。
ここで久住山へと続く稜線と分かれて扇ヶ鼻に向かう。

最初は小さなピークへの登り。
ピークの先の山肌にミヤマキリシマの群落。

小ピークからのミヤマキリシマ。綺麗です。

ミヤマキリシマと久住山。

ミヤマキリシマの群落。
遠くに涌蓋山と万年山。手前に歩いてきた稜線も見える。

小ピークとの鞍部付近のミヤマキリシマ。

登山道脇に咲くミヤマキリシマ。

扇ヶ鼻へと続く道。

 
急坂を一登りすると目指す扇ヶ鼻の山頂が見えた。手前の斜面にはミヤマキリシマの群落が広がる。
この辺りから見る扇ヶ鼻はその名のとおり山頂を要とした扇のようです。

 しかし頂上に近づくにつれて蕾状態のものが多くなってきた。
このあたりの見ごろまでにはもう少し時間がかかりそう。

 頂上に向かう道から涌蓋山や万年山を振り返る。
手前の群落はまだまだ蕾が多い。


午後1時15分に扇ヶ鼻山頂に着く。
南の祖母山や阿蘇山をはじめとした360度の展望が開ける。

 振り返れば名のとおり九重にも折り重なる久住の山々が連なる。
左に星生山、中央右寄りに最高峰の中岳、右に主峰の久住山。
頂上直下にはミヤマキリシマの群落が広がるが最盛期はもう少し先のよう。

 山頂付近のミヤマキリシマの群落。

 右に祖母山・傾山方面。

 さらに阿蘇山


 北西には涌蓋山や万年山。
手前に沓掛山など歩いてきた稜線が見える。

一通りの展望を終えて下山開始。往路とは別の道を歩いて行く。
左手にはミヤマキリシマの群落の向こうに星生山。

右手には祖母山。

 
 さらにその右には阿蘇山が続く。

分岐に戻ったのは午後2時。まだ少し時間があるので星生山に登ることにした。

扇ヶ鼻分岐から10分ほどで星生山への分岐に着く。17年前のときは入山規制されていた。

 
 西千里浜の向こうに星生崎と久住山が見える。
今日は時間がないため久住山は割愛します。

星生山へは20分ほどの急登です。

ところどころにミヤマキリシマが咲いている。

星生山の南側急斜面に咲くミヤマキリシマ。
後方は中岳や稲星山、久住山。右下に西千里浜。

先ほど登った扇ヶ鼻を振り返る。その奥には阿蘇連山。

 
午後3時に星生山に到着。沸き立つ雲もなく晴天が続く。

目の前には久住連山が展開する。
左に三俣山、その向こうに明日登る予定の平治岳と大船山。
平治岳の山頂付近と北大船山の稜線付近が赤くなっている。明日が楽しみだ。

東には中岳、稲星山、久住山などの1700mを越える山々が居並ぶ久住連山の核心部。

振り向けば猟師山や岩黒山の彼方に涌蓋山や万年山。
眼下にはミヤマキリシマの群落が見えるがそこまで行く道はなさそう。

 
山頂で30分ほど過ごしてから下山の途につく。
左に星生山の岩峰と久住山。

 
扇ヶ鼻分岐への道が一望。
中央のくぼみは火口跡のようにも見える。

扇ヶ鼻を正面に牧ノ戸峠に向かう。

火口跡(?)を隔てて星生山を振り返る。

 
午後3時半に分岐に戻る。
あとは牧ノ戸峠まで1時間ほど。

 
 あの沓掛山を越えれば峠は近い。
午後も4時近くになって人影はめっきり少なくなったが、まだ登って来る人がいるのには驚いた。
夏至が近く、1年でもっとも日が長い季節であるからかも知れない。

沓掛山近くで見かけたドウダンツツジ。ツクシドウダンかな。

こちらも名前は分からないが同じツツジ科のようです。白ドウダン?

沓掛山を越えて牧ノ戸峠に午後4時25分に戻る。約5時間ほどの山歩きでした。

車が少なくなった駐車場を通り抜け、5分ほど歩いて駐車地に戻り、靴を履き替えてから今日の宿の”久住高原荘”に向かった。

 
 国民宿舎”久住高原荘”は久住山の南山麓にあった。
南側には阿蘇山がよく見えた。

 
 阿蘇山の左には祖母山が・・・。
いづれも17年前に登った山です。

 
 宿の部屋からは久住山の雄姿が目の前に。
このあと温泉に浸かってから夕食をいただき、明日に備えて午後8時に床に就いた。


コースタイム
牧ノ戸峠(11:35)−沓掛山(12:05)−扇ヶ鼻分岐(12:50)−扇ヶ鼻(13:15-13:25)−扇ヶ鼻分岐(14:00)
−星生山(14:30-15:00)−扇ヶ鼻分岐(15:30)−沓掛山(16:05)−牧ノ戸峠(16:25)

平治岳・大船山につづく

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