台高・高峰山
2025年(令和7年)1月18日

メ モ
台高山脈は一般的に北の高見山から南の大台ヶ原までを指すが、その稜線は大台ヶ原以南も続いて堂倉山やマブシ嶺、竜辻山などのピークを起こして行く。そうした中で果たして竜辻山以降はどうなっているのかが最近気になっていた。
地図で複雑に枝分かれしながら続く稜線を見て、多分出口峠やアゲグチ峠を経て、国道425号の八幡トンネルを越えて高峰山に至るものが台高主稜線の続きではないかと思った。高峰山以降も稜線は矢ノ川峠を経て枝分かれして続くが、もうどれが主稜線は分からず、千メートルを越す山も今のところ見当たらない。
と言うことで、高峰山は北の高見山と対峙する台高山脈最南端の山と断定して今年の初山歩きに出かけることにしました。高峰山には往復4時間ほどで登ることができるようですが、駐車地の国道425号八幡トンネル西口までの距離は自宅から高速道路利用で200kmあり、往復400kmを7時間ほどかけて行く必要がある非常に効率の悪い山歩きとなります。
絶好の好天気となるとの予報の18日の早朝5時15分に自宅を出発。費用よりも対時間・疲労効果を重視して大迂回となる高速道路で尾鷲に向かいました。途中、紀北PAで休憩して朝食を済ませてから尾鷲北ICを出て国道425号に入る。酷道と言う呼称もあり曲がりくねった離合困難な道が続くが、幸い対向車はなく、8時35分に目的地に到着した。
今日は休日で時間が遅いせいもあるためか、駐車地には先着の車が1台止まっていた。早速支度をして8時55分に大峰山脈の展望を期待して出発しました。

行 程

駐車地
(八幡TN西口)
↓↑
登山口
(林道終点)
↓↑
川原木屋分岐
↓↑
高峰山

距離     : 12.9km
最大標高差:  495m
累積標高  :  564m
    




天 候

快晴
 
 (日本気象協会tenki.jp : 過去天気)

山行記録

国道425号八幡トンネル。対向車がないことを確認して一気に西口まで来ました。


午前8時55分に駐車地を出発。古川沿いの川原木屋林道を約1時間歩いて行きます。
高峰山を源流とする古川はこのあと坂本貯水池で大台ヶ原を源流とする東ノ川と合流してから池原ダムを経て北山川となり、
さらに十津川と合流して熊野川となって太平洋に流れ出ているようです。


長い退屈な林道歩きの途中で唯一”城山女王滝”という名勝がありました。
しかし女王の名のとおり残念ながらその全貌を伺うことは叶いませんでした。


林道の様子。林業の作業をされる方が通行しているようです。


源流域に近いこともあり古川は綺麗な流れでした。


巨木が並んだ作業場。
林業は現在も盛んに行われているようです。所々に林道の支線も敷設されていました。


1時間10分で林道終点の登山口に着きました。少し休憩します。


 
ここから先は赤いリボンを見ると沢伝いに行くようです。


 
左岸から右岸に移って進んで行きます。
しかし道は伐採された枝や葉っぱに覆われて分かりにくい状態。


沢沿いに行けばやがては稜線に出るはずですが、道なきところを行くのはやはり疲れます。


途中で対岸から来た道と合流して稜線に向います。
対岸の道がどのようなものか分からないが、帰りはそちらで戻ることにします。


午前11時に川原木屋分岐に着きました。登山口から予想以上に時間が掛かってしまいました。


分岐には道標が二つあった。これは尾鷲トレイル用かも。


こちらは登山者用。


分岐からは山頂まで標高差130mほどの登りで、始めは少し急登です。


ほどなくして緩やかになります。
左手の木々の間から遠くの白い山が見えていました。多分大峰山脈だと思います。
山頂からの展望が楽しみです。


その後一登りで小さなピークに出る。道標が落ちていました。
ここから左に大台ヶ原まで続く稜線が分岐しています。


木々を透かして見える高峰山に向かって行きます。あと50mほどの登り。


最後は岩の痩せ尾根を登って行く。


二本の大木を見ると頂上は近い。


 午前11時35分に山頂に着きました。予定より30分ほどの遅れ。
山頂に着いたとき最初に感じたのは、大峰山脈が思ったよりも近くに大きく見えたことでした。


山頂の一等三角点。点名は高小屋山。やはり高の字がついている。


一息ついてから山岳展望を始めます。
まず北の大台ヶ原。右に日出ヶ岳や正木嶺。左に大蛇ー。その左に経ヶ峰。
左端に昨年登った竜辻山や中ノ嶺、細又谷ノ頭が見えています。


 
日出ヶ岳(右奥)方面を拡大。中央に正木嶺。その直下に分かりにくいが堂倉山の丸い平らな頂き。


 
 マブシ嶺から南に見える三連山。左から中ノ嶺、細又谷ノ頭、竜辻山。
竜辻山から左に下っている稜線が出口峠やアゲグチ峠を経てこの高峰山まで続いている。


 大台ヶ原の左には大峰山脈が連なる。
右から大普賢岳、稲村ヶ岳、弥山、八経ヶ岳、仏生嶽、孔雀岳、釈迦ヶ岳など。


 
大普賢岳方面を拡大。左に稲村ヶ岳。


 
 八経ヶ岳方面。弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳、五鈷峰など。


右から仏生嶽、孔雀岳、釈迦ヶ岳。右端に小さく楊枝ノ森。


 
釈迦ヶ岳以南の蘇獏岳から地蔵岳(子守岳)までは前景の山に隠れてあまり見えていない。


南奥駈の涅槃岳から笠捨山まで。
涅槃岳、転法輪岳、行仙岳、笠捨山などが見える。奥には八人山も。


右端に涅槃岳。その左に証誠無漏岳
さらに左には大峰山脈から分かれて背後の八人山へ続く稜線と左端に八人山の一部。


行仙岳(右)と笠捨山(左)。途中の稜線上に地蔵岳の尖峰が少し。


大台ヶ原の右には台高支稜線上の山々。
左から加茂助谷ノ頭、迷岳、仙千代ヶ峰。右端遠くに局ヶ岳が小さく見える。


加茂助谷ノ頭。山頂部は与八郎高と双耳峰を構成。


中央に迷岳。左手前に古ヶ丸山や白倉山。


仙千代ヶ峰


最後は尾鷲の海。


尾鷲市街。背後に天狗倉山。


伊勢方面


小一時間ほどを貸し切りの山頂で過ごして、午前12時25分に下山を開始。
期待以上の大展望の山頂をあとにしました。


下山は岩の稜線ではなく巻き道を慎重に下る。


分岐へ急降下。


 
20分ほどで川原木屋分岐。


 
登りとは違う対岸の道で下って行きます。


下りは左岸の斜面を巻く歩きやすい道だったが、何箇所か少し荒れた涸れ沢を渡るところがあった。


登山口まで下ってきました。


 
登りの沢沿いの道よりもこちらの道の方が歩きやすかった。


 
 登山口から振り返る。
登りでは目線が沢の方の赤テープに向いてしまい、巻き道の方の印に気がつかなかった。


 
最後は長い林道歩きです。


 
 大きな岩が階段状になった沢。
往路では物珍しさがあってまわりをキョロキョロ見ながら歩いたが、
帰りに気がついたのはこの小沢程度で、あとはひたすら黙々と歩き続けました。


 
 午後2時15分に駐車地に戻る。これから200km、3時間余りのドライブです。


コースタイム
往 駐車地(8:55)−登山口(10:05-10:15)−川原木屋分岐(11:00-11:05)−高峰山(11:35)
復 高峰山(12:25)−川原木屋分岐(12:45)−登山口(13:10)−駐車地(14:15)    


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