山上ヶ岳 2024年(令和6年)9月20日 |
午前5時45分に五番関トンネルに到着。一番乗りでした。 朝食を済ませて6時15分に出発。 |
||||||||
小さな公園を通り抜けて登山口から五番関に向かう。 3ヶ月ぶりの山歩きの開始です。予定どおり最後まで歩き通せるか少し不安。 |
||||||||
中間点の大岩を通過。 |
||||||||
つづら折りの登りになると五番関は近い。 |
||||||||
20分ほどで五番関に登り着く。ここから奥駈道となります。 |
||||||||
五番関から先は巻き道の新道と稜線を辿る古道に分かれる。 前回は新道を歩いたので今回は古道を行ってみます。行者堂の右から取り付きます。 |
||||||||
五番関は靡ではないが、行者堂の傍らに沢山の碑伝が置かれていた。 |
||||||||
取り付きから急登です。急斜面のところは直登せず巻き道だったりします。 少し踏み跡が薄い感じです。 |
||||||||
|
||||||||
緩急織り交ぜて五番関から100mほど登ると先が見えてきました。 |
||||||||
|
||||||||
起伏の少なくなった道を辿って午前7時10分ごろに小さなピークを通過。 |
||||||||
少し下ったあと平坦な道を行くと新道に合流しました。 |
||||||||
新道と合流して進んで行きます。 |
||||||||
午前7持15分に鍋冠行者堂に着く。役行者が大蛇を退治したと言われるところです。 10分ほど休憩します。 |
||||||||
鍋冠行者堂から蛇腹坂と言われる抉れた道を登って行く。 |
||||||||
蛇腹坂を登り終えると奥駈道らしい道となる。 |
||||||||
朝日が差し込む雰囲気の良い道を進んで行きます。 爽やかな空気に包まれてなかなか快適です。 |
||||||||
見上げれば紅葉まで少し間がある木々の緑が朝日を受けて綺麗です。 |
||||||||
午前7時50分に今宿跡(P1448)。前回見かけた名板は見当たりませんでした。 ここから勝負塚山への道が分かれる。 |
||||||||
今宿跡から少し下って行くと東側が開けたところに出ます。 |
||||||||
遥かに台高山脈が見えます。 右端に大台ヶ原方面。左に大杉国見山や白鬚岳など。 |
||||||||
|
||||||||
展望地から緩く登り、崩壊地の迂回路を辿って行くと鎖場に出ます。 蛇腹とも言われるところで、今日最大の難所ですが、ゆっくり慎重に行けば問題ありません。 |
||||||||
登り切って少し行くと痩せ尾根上から山上ヶ岳が見えました。 |
||||||||
小さな起伏が続く道を辿って行きます。 |
||||||||
|
||||||||
P1479を越えて洞辻茶屋までの最後の登りです。 |
||||||||
午前8時40分に洞辻茶屋に着きました。 出発から約2時間半。少しスローペースですが何とか山頂まで行けそうです。 |
||||||||
平日と言うこともあり人影無しです。 ここで少し休憩。 |
||||||||
出迎不動尊に挨拶して出発します。 この付近は第68靡の浄心門があったとされるところです。 |
||||||||
10分ほど歩いて陀羅尼助茶屋に着きました。 前方に鐘掛岩から西ノ覗きにかけての険しい稜線が見える。 |
||||||||
陀羅尼助茶屋から少しで松清店。 |
||||||||
ここから道は登りと下りに分かれる。 登りは左の古道を行きます。 |
||||||||
一登りしたあとは階段が続きます。 |
||||||||
階段の次は”油こぼし”と言われる鎖場です。 階段と鎖場が続いて少し脚の疲れが出てきました。頑張りどころです。 |
||||||||
”油こぼし”を登り終えると鐘掛岩の基部に出ました。 上方に展望台と鐘掛岩の上部が見えます。 |
||||||||
迂回路を登って展望台まで来ました。 |
||||||||
展望台からの洞川方面の眺め。 手前に聖宝理源大師像が見えます。 |
||||||||
展望台からさらに迂回路を登って鐘掛岩の天端に向かいます。 |
||||||||
鐘掛岩の上に出ました。 |
||||||||
正面には洞川の町並みが見えます。 手前下には聖宝理源大師像。 |
||||||||
鐘掛岩からは台高方面の眺めが広がる。右の大台ヶ原方面から反時計回りで。 分かるのは中央左遠くに局ヶ岳、左に大杉国見山ぐらいです。 |
||||||||
古ヶ丸山から千石山(奥ノ迷峰)にかけての眺め。池木屋山、迷岳、白鬚岳などが見えます。 遠くに南アルプス方面ではないかと思われる山影があったので 望遠で撮って帰ってから調べてみると、何と富士山が写っていました。 |
||||||||
![]() |
||||||||
鐘掛岩からの富士山(左端奥)。 手前は台高山脈北部(富士山の左手前は赤倉山。右へ千里峰、奥ノ平峰、霧降山、池木屋山(右端))。 さらに中央右奥に迷岳。手前右に白鬚岳。 (画像をクリックすると拡大されます) |
||||||||
![]() |
||||||||
上の写真の左側。 右端に富士山。その左に続く山なみは南アルプス深南部の大無間山や不動岳。 富士山の山頂部が白いのは雪かと思ったが、まだその時期ではないので雲がかかっているようです。 |
||||||||
|
||||||||
千石山(奥ノ迷峰)から続く台高山脈北部。 この方面には南アルプスや中央アルプスが見えるようだが、今日は無理でした。 |
||||||||
|
||||||||
また、千石山の彼方に朧気ながら光岳や上河内岳、聖岳、赤石岳、悪沢岳 などの南アルプス南部と思しき山が見えました。 |
||||||||
これは高見山方面の眺め。 条件がよければ北アルプスが見える方向です。 |
||||||||
高見山と倶留尊山が重なって見えている。 右後方には朧気ながら御嶽山。 |
||||||||
|
||||||||
最後に奥駈最北部の大天井ヶ岳と四寸岩山。左遠くに金剛山と葛城山。 大天井ヶ岳の遥か彼方、二上山の先には大阪市街の高層ビル群も見えました。 |
||||||||
|
||||||||
鐘掛岩のあとは御亀岩に登って行きます。 |
||||||||
|
||||||||
御亀岩です。 熊野本宮までつながっているらしい。 |
||||||||
等覚門。 吉野の発心門、修行門に続く三番目の門です。 |
||||||||
供養塔や記念碑の立ち並ぶ道を大峯山寺に向かう。 |
||||||||
鷹ノ巣岩への分岐付近からの宿坊 |
||||||||
|
||||||||
かつて行場だった鷹ノ巣岩 |
||||||||
|
||||||||
西ノ覗に寄りました。 |
||||||||
![]() |
||||||||
行場からの眺め。 大天井ヶ岳と四寸岩山。遠くに金剛・葛城。 左遠くには洞川の町並み。 |
||||||||
|
||||||||
宿坊への分岐。 左に行くと吉野にある4つの護寺院の宿坊。直進して階段を登って行くと洞川にある龍泉寺の宿坊。 |
||||||||
|
||||||||
階段を登って龍泉寺宿坊の前の道を進んで行きます。 供養塔が立ち並ぶ道を大峯山寺へ。 |
||||||||
|
||||||||
大峯山寺妙覚門。吉野から数えて四番目の門です。 |
||||||||
|
||||||||
午前10時20分に第67靡大峯山寺に着きました。 ひっそりとしてまわりには人影無し。少し休んでから参拝して目的の御朱印を戴きました。 |
||||||||
|
||||||||
そのあと山上ヶ岳山頂へ。 |
||||||||
|
||||||||
今日の目的を達成してから、お花畑をとおって日本岩に向かいます。 |
||||||||
|
||||||||
お花畑から大普賢岳を眺める。 次回の大峯山は大普賢岳から山上ヶ岳までにしよう。 |
||||||||
稲村ヶ岳と弥山、釈迦ヶ岳方面。 |
||||||||
最終目的地の日本岩。 ここで休憩してエネルギーを補給してから、午前11時5分に五番関に向かって下山を開始しました。 |
||||||||
日本岩からの大天井ヶ岳と四寸岩山。 我が家は四寸岩山の遥か彼方。 |
||||||||
日本岩から直接龍泉寺の宿坊まで下り、等覚門まで戻ってきました。 |
||||||||
午前11時40分に洞辻茶屋。 円満不動尊にご挨拶して行きました。 |
||||||||
鎖場を過ぎたところからの四寸岩山 |
||||||||
|
||||||||
大天井ヶ岳 |
||||||||
|
||||||||
午前12時40分に今宿跡。 |
||||||||
午後1時ちょうどに鍋冠行者堂。ここで10分ほど休憩。 だいぶ疲れました。やはり体力が落ちています。 |
||||||||
五番関まで戻ってきました。あとひと下りです。 |
||||||||
一息入れてから出発です。 |
||||||||
五番関トンネル登山口に午後1時50分に戻ってきました。 車を日影に移動し、汗で濡れた服を着替えてから、山上ヶ岳を眺めに行きました。 |
||||||||
大橋茶屋からの山上ヶ岳。 左から鐘掛岩、御亀岩、鷹ノ巣岩、西ノ覗、日本岩。 3ヶ月ぶりの山歩きは、やはり少しきつかったが何とか計画通りに歩くことができました。 これから涼しくなるので、ぼちぼちペースを取り戻して行こう。 しかし、山上ヶ岳から富士山を見ることができたのは幸運でした。これまでで最も遠いところからの眺めでした。 (写真での確認だったのが少し残念でしたが・・・) 往路を戻って帰宅は午後5時前でした。 |
||||||||
|