岩手山(焼走りコース) 2024年(令和6年)6月27日 |
午前4時20分ごろの駐車場の様子。 目の前に朝日を受ける岩手山が見えた。高度差は1500mほどあるがあまり高さを感じない。 |
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午前4時30分に登山口を出発します。 |
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始めしばらくは樹林の中の平坦な道を進みます。 |
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10分ほどで登山口から700m地点。山頂までは6.0kmです。 |
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傍らに踏み跡があったので辿って見ると正面に溶岩流が一望できるところに出ました。 |
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右に目をやると岩手山。 |
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左には遠く早池峰山が見えました。写真の左端は姫神山。 早々に大自然の息吹を感じました。 |
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少し傾斜が出てきた道を進んで、午前5時20分に山頂まで4.5km地点に着く(登山口まで2.2km)。 少し暑くなってきたので防寒着を脱ぎ小休止。 このあたりから本格的な登りが続くようになる。 |
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傾斜が増してきた道。 丸太杭を並べて打ちつけて砂防ダムのようにしている。 |
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午前5時50分ごろに標高1000mを突破。 山頂までまだ1000m以上ある。 |
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木々の緑も新緑並みに綺麗です。 |
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午前6時20分に第2噴火口跡に着く。 |
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踏み跡を辿って行くと噴火口跡に出ました。南東から北東にかけての視界が開けています。 写真は南東から東の展望で早池峰山と姫神山が見えています。 |
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早池峰山を拡大 |
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これは北東方面です。 |
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振り返れば岩手山の山頂方面。 |
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溶岩上に祀られていた石仏。お地蔵さんかな。 何か困った顔をしている。 |
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続いて第1噴火口跡。 眺めは第2噴火口跡と大差ありませんでした。 |
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第1噴火口跡から滑りやすいザレ道を登って行くと、樹林が途切れて眺めの良い砂礫の道となる。 ここからしばらくの間コマクサの群落を見ながら登って行きます。 |
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左手にコマクサの群落。 ザラザラ道で滑りやすいのでロープを補助にして登って行きます。 |
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振り返り見た群落。このあたりが一番密集していた。 |
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色の濃さも様々ですが、全体的に薄めな感じがしました。 |
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遠くを眺めるコマクサたち。 |
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よくこんな乾燥したところによく咲いているなあと感心します。 |
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ハクサンチドリも負けじと咲いていますが、数では圧倒されています。 |
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コマクサをゆっくり鑑賞しながら登ること30分余り、 道は再び樹林の中に入る。 |
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午前7時45分にツルハシを通過。 |
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ツルハシから先は途中になかなか休憩適地がなく、 30分ほど歩いて山頂まで1.4km地点でやっと休憩できました。 |
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一休みのあと進んで行くと待望のシラネアオイが咲いていました。 もう終りで粗方散っており、咲いていても元気のないものが多かった。 |
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シラネアオイの近くにはサンカヨウも。 |
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これまで山腹を巻きながら登って来た道が左に折れて直登になるところに大岩があり、 その基部に石柱と小さな祠が置かれてあった。 石柱の文字は判読できず、祠には何もなかったので詳細は不明でした。 |
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急斜面を小さなつづら折りで登って行きます。 |
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急登は短く、やがて前方に大岩が見てきた。避難小屋は近い。 |
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山頂まで0.8km地点を通過。 |
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午前9時15分に平笠不動避難小屋に到着しました。立派な小屋です。 |
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小屋の後ろには先ほど見えた大岩。 茶臼岳とも呼ばれるようです。 |
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小屋の傍らに咲いていたミヤマキンバイ。 このあたりにはシラネアオイの群落もあるはずだが、道端に咲いていた数輪以外は見当たらなかった。 帰りに探してみることにしよう。 |
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岩手山の山頂。ここからの標高差は約270mある。 最後の1時間の登り、頑張ろう。 |
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登るにつれてまわりの眺めが開けてきた。 秋田駒ヶ岳方面は雲がかかっているが笊森山や乳頭山は晴れているようだ。 |
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八幡平方面も雲が多い。 今晴れているのはこの岩手山だけみたいです。 |
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登りはつづら折りなので何とか行けそう。 |
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鬼ヶ城方面の眺め。御釜湖も見えます。 左遠くは秋田駒ヶ岳。 |
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鬼ヶ城の険しい稜線。 ここに来て急に雲が湧いてきました。 |
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午前10時に外輪山の稜線に着きました。 まわりが雲に覆われるのも時間の問題のようです。 |
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正面には外輪山に囲まれた妙高山。 |
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岩手山山頂の薬師岳に登って行きます。 |
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外輪山上には間隔を置いて観音石仏が置かれている。 |
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山頂は目前 |
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午前10時10分に岩手山山頂薬師岳に着きました。 残念ながら雲の中となってしまい遠くの展望はなしでした。 |
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10分ほど様子を見たが変化はないのでお鉢巡りを始めることにします。 中央に妙高山。その周りを外輪山が取り囲んでいます。 |
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砂礫の道を進んで行きます。 |
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薬師岳と観音石仏。 |
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5月に登った果無峠への道にも道中の安全を願った三十三体の観音石仏が置かれていた。 ここも多分それと同じ趣旨のものと思われます。 |
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外輪山を行く。 |
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妙高山と薬師岳 |
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途中にあったタカネスミレの群落。 斜面が黄色くなっている。 |
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霧のようなものが地表面を揺れ動いているところがあった。 地面を触ってみるとかなり高温で、そのため空気が冷やされて霧となっているようです。 |
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岩手神社奥社。 このあたりが外輪山の最も低いところ。 |
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不動平の避難小屋が見えます。 |
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薬師岳へ登って行きます。 |
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薬師岳と妙高山 |
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砂礫の道の登りは続く。 |
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焼走りコースの下降点まで戻ってきました。 視界がよくなったら山頂まで行こうと思っていましたが、ダメのようなので午前11時5分に下山を開始します。 |
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避難小屋近くまで下りてきました。 |
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途中に咲いていたイワテハタザオ |
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キバナコマノツメまたはタカネスミレ |
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大深岳など裏岩手縦走路方面の雲は少し取れてきたようです。 |
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八幡平も晴れてきました。 |
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午前11時40分に避難小屋に戻る。ここで休憩してエネルギーを補給します。 |
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岩手山ともお別れです。 |
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一つやり残したこと。それはシラネアオイを探すことです。 あちらこちら見て回り、何とか群落を見つけることが出来ました。 なかなか気がつかないところでした。 |
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ここの花々はまだ元気なようです。 |
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一昨年、目国内岳で見て以来です。 来年もどこかで会えればいいなあと思います。 |
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小屋からドンドン下って行きます。 午前12時55分にツルハシを通過。 |
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途中で目に留まった花々。 ハクサンチドリ |
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カラマツソウ |
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ズダヤクシュ |
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コマクサの群生地まで来ました。 |
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元気で咲いています。 |
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群落を見ながら下って行きます。 砂礫で滑りやすいので気をつけて。 |
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遠くに駐車場が見えました。 |
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ベニバナイチヤクソウ |
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午後1時30分に第1噴火口跡。 |
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午後1時40分に第2噴火口跡。ここで少し休憩。 |
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午後2時15分に登山口まで2.2km地点を通過。 |
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登山口まで0.7km地点を通過。もう少しです。 |
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平坦な道を進んで行きます。 |
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午後2時55分に登山口に戻ってきました。 |
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駐車場から岩手山を振り返る。 空はすっかり晴れ上がっていました。 |
コースタイム |
往 登山口(4:30)-山頂まで4.5km地点(5:20-5:25)-第2噴火口跡(6:10-6:25)-ツルハシ(7:45) -山頂まで1.4km地点(8:20-8:30)-避難小屋(9:15)-薬師岳(10:10) 復 薬師岳(10:20)-お鉢廻り-下り口(11:05)-避難小屋(11:40-12:00)-山頂まで1.4km地点(12:35) -ツルハシ(12:55)-第2噴火口跡(13:40-13:50)-山頂まで4.5km地点(14:15)-登山口(14:55) |