屯鶴峯・二上山
2026年(令和8年)2月4日

メ モ
1月下旬から続いた厳しい寒さもようやく一息つきそうな2月4日に、約ひと月ぶりに山歩きに出かけることにしました。行く先は気楽に行ける近場の二上山。5年ほど前の新型コロナ禍中にササユリを見に行ったときに迂闊にも大津皇子陵に行き忘れたことが気になっていたので、この機会に訪れることにしたのでした。
しかし単なる山頂往復だけでは物足りないので、少し足を延ばして平石峠あたりまで歩こうと考えました。ところがその道はちょうどダイアモンドトレイルと称されるルートになっており、その起点は北の屯鶴峯であることが分かり、それならいっそのことそこから縦走するのが良いかもと考えました。
屯鶴峯は私が小学校高学年の頃に家から片道20km余りを自転車を漕いで行ったことがあるところで、今でもぼんやりとその景色を覚えています。今では交通量の多い少し危険な道を一生懸命走って行った小さな冒険旅行でした。
と言うことで、今回は懐かしい思い出のある屯鶴峯から二上山を越えて平石峠まで縦走することとして、近鉄大阪線の関屋駅を出発点とし、近鉄南大阪線の磐城駅を終点とすることで計画を立てました。
4日の早朝5時30分に自宅を出発。第二京阪、近畿道、西名阪を走って柏原ICまで行き、目的の近鉄大阪線の二上駅には6時20分ごろに到着。近くのコンビニで食料を調達して駅前のパーキングに駐車し、近鉄電車で隣の関屋駅まで移動して、すっかり明るくなった午前7時10分に出発しました。


行 程

関屋駅

屯鶴峯西地下壕

屯鶴峯

ダイトレ北入口

送電塔(2箇所)

二上山(雄岳・雌岳)

岩屋峠

竹内峠

平石峠

磐城駅

距離     : 17.0km
最大標高差: 452m
累積標高  : 820m
    





天 候

快晴

 (日本気象協会tenki.jp : 過去天気)

山行記録

大阪方面へ通勤する人々が乗る電車で二上駅から次の関屋駅まで来ました。
午前7時10分に関屋駅を出発します。


線路の北側に沿って進んで行き二つ目の踏切を渡ります。


踏切を渡ったあと住宅街を通り抜けて国道165号に合流。


国道に出て左に行き、向かいの電柱の横からガードレールの奥に入って左に進んで行きます。
国道の交通量は多くトラックなどの大型車両が頻繁に通る。
歩道や横断歩道がないので車両の通行には十分注意する必要がある。


左に行くと前方にゲートが見えてきました。独断でここを屯鶴峯北入口としました。午前7時30分着。
屯鶴峯に登る前に旧日本軍の地下壕に寄って行くことにして出発。


ゲートから5分ほど行くと屯鶴峯への分岐がありました。
旧日本軍の地下壕へはこの分岐した道を行っても良かったようですが、この時は知らずに直進しました。


さらに5分ほど行くと再び屯鶴峯への分岐がありましたがここも直進。


そのあと地下壕を探して右往左往しているうちに開けたところに出てしまった。
おかしいなあと思ってふと左を見ると茂みの中に続く踏み跡がありました。
標識の類はなかったがもしやと思って踏み跡を辿って行くことに。


踏み跡を辿って進んで行くと地下壕がありました。偶然ながら見つけることができてよかったです。
午前7時55分。
前に進んで覗き込むと・・・


向こうの出入口が見えていました。
中に入るのは一人では危険なので止めておきます。


 
右に少し行くとまた地下壕がありました。
これらの地下壕は西壕と言われる、屯鶴峯の西に並行する尾根にある地下壕です。


 
さらに進んで行くと案内板がありました。
せっかくなので行ってみます。まずは右の掩体⑥から。


掩体⑥の説明板。西壕Cとは先ほどの柵があった地下壕かな。


掩体⑥(第四地点)。
13mx3.5mの広さで弾薬庫だったかも知れないようです。


往時のレンガなどが散乱していました。


元に戻って次は左に行きます。
少し登って行くと3つ目の地下壕。午前8時10分着。


さらに登って行くと第一地点。先ほどの地下壕が西壕Dかな。
すると最初に見たのは西壕Bでその左には西壕Aがあるはずです。


第一地点にある水場のあと?


レンガが散乱している。


少し登って午前8時15分に第二地点。


第二地点の様子。第一や第二地点の用途は分かりません。
つけられた記号や番号からこれらの他にもいろいろな施設の跡があるようだが、時間もないので先に進むことに。


だいぶ高度を上げてきたので下に戻らずにこのまま稜線まで登ることにしました。


午前8時20分に稜線に出ました。屯鶴峯(東峰)の西に並行する尾根です。


少し行くと送電塔がありました。


東に並行する尾根には送電塔のある屯鶴峯(東峰)が見えています。


一旦尾根から下って行きます。


鞍部の谷まで下ってきました。ここで最初の屯鶴峯への分岐点からの道と合流。あとで気が付いたのですが、
この谷を登って行くと先ほど見た西壕の東側の出入口や東壕の西出入口に行けたかも知れない。


鞍部から登って屯鶴峯(東峰)のある尾根に乗りました。


 
ほどなく東峰に到着。午前8時40分。少し休憩します。


 
年季の入った山名板


東峰は比較的眺めの良いところでした。
これは東の眺め。貝ヶ平山、住塚山、三峰山方面。


 
南の眺め。二上山、岩橋山、葛城山方面。


午前8時50分に屯鶴峯を出発します。
地下壕探索であちこち回ったので予定より1時間ほどの遅れです。


すぐにまわりの眺めが広がります。右下には白い岩肌の谷。
この谷を下って行けば途中に西壕の東出入口や東壕の西出入口があるのだろうか。
今日は見れなかったが近場なのでまた訪れることにしよう。


尾根を進んで行きます。


ここからは屯鶴峯の奇岩を眺めながら行きます。


なかなか見ごたえありです。


歩いてきた稜線を振り返る。


屯鶴峯の岩山


屯鶴峯の岩山


屯鶴峯の岩山


鈴鹿の山でも見たような岩


屯鶴峯の奇岩を堪能して午前9時20分に南の入口まで来ました。


ダイアモンドトレイル起点の標石


 
屯鶴峯でだいぶ時間を費やしてしまったが、いよいよここからダイアモンドトレイルとなります。
午前9時30分に出発。


 
県道703号を右に進んで行きます。


穴虫峠を過ぎて午前9時40分にダイトレ北入口に到着。


早速ダイトレ名物の階段の登りが続きます。


P188を越えたあと少し下ってから再び階段の登り。


標高200mほどの小さなピークに到着。


そのあと階段の下り。
といったように、小刻みに登降を繰り返しながら尾根を進んで行きます。


鞍部付近からの二上山。まだまだ遠い。


ルート中、所どころに標石がありました。


小さなピークを三つ越えて午前10時25分に送電塔が建つピークに到着。標高は230mほど。


送電塔ピークからの二上山。雄岳の左手前に次に目指す送電塔が見えています。


 
次の送電塔まで大きな登り下りはなし。


 
送電塔直下の登り


 
10時55分に二番目の送電塔に到着です。標高は280mほど。


 
送電塔から少し登ったところに眺めの良いベンチがあったので少し休憩します。
左遠くにPLタワー。


大阪市街方面に高層ビルが見えますが少し霞んでいます。


二上山まで200m。もう少しです。


階段を登って行くと・・・


午前11時25分に万葉の森駐車場への分岐に着きました。
休まずに進みます。


 
緩やかに登って行きます。


 
見覚えのあるところに出ました。たしかササユリが咲いていたところです。


午前11時30分に分岐に着きました。登山者が頻繁に行き交っています。
ダイトレは右ですが左に折れて山頂に向かいます。


分岐から登って馬ノ背を通過。左の雄岳へ。


雄岳へは馬ノ背から80mほどの登り。今日一の急登かも。


午前11時50分に雄岳に到着しました。


 
まず葛城二上神社に参拝。


 
続いて今回の目的の大津皇子の墓へ。


大津皇子御墓。
天武天皇の第三皇子とされているが、
天武天皇崩御後、謀反の疑いで捕らえられ翌日自宅で自害。享年24。


 
目的を達したあと馬ノ背を経て雌岳まで来ました。


雌岳の三角点と日時計。
ここでエネルギーを補給して少し休憩。午前12時35分に平石峠に向かって出発しました。


まず岩屋峠に下って行きます。


 
途中で葛城山や金剛山が見えました。


 
つづら折りの急坂の後は緩やかな道。


 
午前12時45分に岩屋峠着。


 
今回は岩屋を割愛してダイトレを進んで行きます。


二上山の山頂部を過ぎると人の気配は全くなくなります。


静かな森の中を黙々と進んで行きます。


 
急坂を下って行くと国道に出ました。
高見山や三峰山の麓を通って松阪まで続く国道166号です。


 
国道を渡って向かいの鶯の関跡から右に道なりに進んで行きます。
下に国道が見える。


 
鶯の関跡の石碑がありました。
このあたりが竹内峠かな。午後1時15分ごろでした。


その先に分岐があり左の道に入って行きます。


ダイトレが続きます。


ダイトレの石標


苦手な車道の急坂がしばらく続きます。


随所に道標があるので迷うことはない。


車道から離れて登山道らしくなりました。光が差し込んで神々しい。


ゆっくりと竹内山に登って行きます。


午後1時50分に竹内山に到着。ピークもなく山頂と言う感じのしないところでした。


 
 トレイル脇の四等三角点


 
 竹内山からしばらくは起伏の少ない道を行きます。


 
 そのあと最後の登り。と言っても50mほどの標高差ですが。


 
 最後のピークですが通過します。


 
 午後2時25分に本日のゴールの平石峠に着きました。


 
 平石峠。トレイルの続きは左奥の階段からです。次はここから葛城山まで。あるいは逆コースで。


 
 階段の基部にある石標


 
 峠の大阪側に妙音菩薩品第二十四経塚と書かれた行場がありました。
他に葛城二十八宿巡礼の道二十四番平石峠と書かれた標識もありました。
上に石仏が置かれています。役行者と不動明王のようです。


 
役行者像。
修験道の山である金剛・葛城山系も役行者に所縁があるところのようです。


 
 しばらく休んで腹ごしらえをしてから午後2時50分に平石峠を出発。


 
 小さな沢に沿って下って行きます。


 
 20分ほどで車道に出ました。ここまで車で来ることができるようです。


 
 車道を歩いて南阪奈道路の下を通って行くと、竹内峠から下って来た国道166号に合流しました。


 
 合流したあとしばらく国道沿いに歩いてから竹内街道に入って行きます。


 
 所どころにある歴史を感じる建物を見ながら磐城駅に向かいます。


 
 午後4時に磐城駅に到着。
関屋駅を出発して8時間50分。晴天に恵まれた17kmの山歩きは無事終了です。
このあと二上山駅まで電車で移動し、二上山駅から二上駅まで歩いて本日の予定を終えました。
屯鶴峯の地下壕は想像したよりも規模が大きく、今回は全貌を掴めなかったのでまた再訪の要ありです。
また平石峠で見た葛城二十八宿巡礼の道に興味が引かれました。少し調べてみようと思います。



コースタイム
関屋駅(7:10)-屯鶴峯北入口(7:30)-西側地下壕付近(7:55-8:15)-屯鶴峯(8:40-8:50)-屯鶴峯入口(9:20-9:30)
-ダイトレ北入口(9:40)-送電塔(10:25)-127番送電塔(10:55-11:10)-ダイトレ分岐(11:30)-雄岳(11:50-12:00)
-雌岳(12:15-12:35)-岩屋峠(12:45)-竹内峠(13:15)-竹内山(13:50)-平石峠(14:25-14:50)-磐城駅(16:00)


 |ホーム地域別山行一覧年別山行一覧