鈴鹿・雨乞岳 2024年(令和6年)11月13日 |
午前7時にトンネル西口の駐車場に到着。何とか一番奥に止めることができました。 すぐに仕度をして午前7時15分過ぎに出発しました。 |
||
駐車場を出て左に行き、橋を渡ると右に登山口があります。 7時20分に登山道に入る。 |
||
植林の中を進んで行きます。赤いテープがあちらこちらにあったが、 正規ルートは谷を奥まで進んでグルっと左回りで進んでいくようです。 |
||
植林の中の薄暗い平坦な道を進んで行くと前方が少し明るくなってきました。 |
||
左に遠くの山々が見えます。どの方面なのか分かりません。 |
||
そのあと斜面を斜めに登って行きますが、長い登りではなくやがて巻き道になります。 この巻き道は結構長く、木の根が露出したところが多くて要注意でした。 |
||
そのうち前方が明るくなり、御在所岳から続く尾根(国土地理院地図の2点鎖線)に合流します。 このあたりは少し地形が複雑です。 |
||
少し下ると沢谷峠です。午前8時10分着。 |
||
ここで沢ルートと尾根ルートが分かれます。 右に下って行くのはクラ谷経由の道。 |
||
直進すると三人山を越えて続く尾根道。今日はこちらの道を進んで行きます。 |
||
青い空を背に明るく輝く紅葉が綺麗です。 |
||
最初の小さなピークを巻き、次の950mほどのピークを越えて行くと写真の警報が・・・。 ここは尾根筋を直進ではなく左に折れて下って行きます。 |
||
下り着いたところは沢谷ノ頭(P967)との鞍部で明るく開けたところでした。 紅葉が綺麗です。 |
||
沢谷ノ頭に取り付きます。 |
||
左には鎌ヶ岳の雄姿。 太陽の位置がもう少し低ければダイアモンド鎌。 |
||
途中、小さなピークを越えて木の根が露出した急坂を下る。 |
||
鞍部から沢谷ノ頭に取り付く。地図を見れば40mほどの登り。 |
||
と思って進んで行ったが、いつの間にか道は山頂を巻いて続いている。 おかしいなあと思いながら巻き道を辿って行くと、山頂から続く尾根に乗ったので右に折れて尾根を進んで行った。 写真はその途中で見た景色。遠くの山は御在所方面かな。 |
||
尾根を進んで行くと沢谷ノ頭(P967)に着きました。午前8時45分着。 |
||
小さな山名板。まだ新しそう。 それにしても何故直接山頂を目指さずに迂回ルートになっているのだろう。 山頂直下に障害物でもあるのかな。 |
||
沢谷ノ頭からの下り始めは痩せ尾根が続いた。 鞍部近くまで下って来ると紅葉が綺麗なところがあったので撮影タイム。 |
||
なかなか綺麗です。 |
||
三人山(P1014)との鞍部に着きました。ここから約100mの登りです。 |
||
前半の登りの上部はつづら折りの結構しんどいものだった。 登り終えるとしばらく平坦な道となる。 |
||
後半の登りもなかなかのものでした。 落ち葉が積もって踏み跡が明確でないので、適当につづら折りと直登を交えて登って行く。 |
||
紅葉を撮る名目で時々休みます。 |
||
午前9時25分に三人山に到着。 ここでエネルギー補給(バナナ1本)を兼ねて少し休みます。 |
||
三人山の山名板。謂れは何なんでしょうね。 |
||
三人山から少し行ったところにも小ピークがありました。 |
||
このピーク付近は紅葉が綺麗で雰囲気の良いところでした。 |
||
いよいよ東雨乞岳への登りです。標高差はおよそ200m。 |
||
序盤はこ紅葉ちらほらの中の登り。 |
||
少し緩んだ後の中盤は紅葉が終わった木々の中の登り。 なかなかきついです。 |
||
終盤は笹の中の登り。木々も少なくなりまわりが開けてきました。 |
||
途中に好展望箇所があったので一息入れて景色を眺める。 御在所岳と七人山が目の前に。 |
||
その右には鎌ヶ岳。 手前に沢谷ノ頭や三人山などの辿って来た山々。(と思います) |
||
笹原の中を緩く登って、午前10時25分に東雨乞岳に到着。2003年11月以来2度目。 山頂は強風が吹き荒れていました。 |
||
とりあえず西にこれから行く雨乞岳を確認。 そのあとは強風に耐えられず、沢ルートを少し下ったところで風を除けて山岳展望。 |
||
北には遠く御池岳から藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳へと続く山なみ。手前にイブネ。 この方面の遠くには白山から北アルプス、御嶽山などがうっすらと見える。 |
||
東には釈迦ヶ岳と御在所岳との間遠くに、中央アルプス、恵那山、南アルプスなど。 さすがに富士山は無理でした。 |
||
以下、望遠で。 頭陀ヶ平の彼方に霊峰白山。積雪はまだのようです。 |
||
続いて北アルプスの槍・穂高と乗鞍岳。この時期でもまだ積雪がないのかな。 |
||
御嶽山。肉眼でもよく見えました。 |
||
木曽駒から南駒、越百山までの中央アルプス。 |
||
南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳。右端は恵那山。 |
||
恵那山と農鳥岳、塩見岳。 北岳と間ノ岳は恵那山に隠れて見えていないようです。 |
||
最後に南アルプス南部の巨峰群。左から悪沢・荒川、赤石、聖。 |
||
最終目的地の雨乞岳に向かいます。鞍部まで来ると強風もなくなる。 |
||
午前10時50分に4度目の雨乞岳。2015年3月以来です。 |
||
東雨乞岳を振り返る。その向こうは御在所岳。 |
||
右に鎌ヶ岳。遠くに伊勢湾が見えます。 |
||
南側。手前に南雨乞岳。 中央左に仙ヶ岳。さらに南に高畑山や那須ヶ原山が続くが確認できず。 |
||
西に綿向山。 以前雨乞岳から南雨乞岳経由で大峠までは行っているので、残された綿向山・大峠間を何とかしたい。 |
||
東雨乞岳に戻ります。 |
||
再び東雨乞岳。 強風は相変わらずなのでゆっくりする暇もなく下山開始です。 |
||
沢ルートへ下る途中で杉峠からイブネ方面を見る。 イブネには初めて雨乞岳に登った時に同時に登っている。 この方面では銚子ヶ口とイブネの間が未踏となっているのが気になっている。 |
||
イブネの先に御池岳。 中央の鈴ヶ岳の向こうに伊吹山が見えるが、写真では分かりにくい。 |
||
東雨乞岳を下って行きます。御在所岳の手前に七人山。 笹原の中の下りだが、岩や段差などがあるためなかなか歩きにくい。 |
||
笹原もなくなった急坂を下って行きます。 |
||
七人山もだいぶ高くなってきた。 |
||
11時55分にクラ谷下降点まで下ってきました。 右に下って行けばクラ谷ですが、折角なので直進して七人山へ。 |
||
落ち葉に覆われた広大な斜面を登って行きます。どこでも歩けます。 |
||
散り残った紅葉が綺麗です。 |
||
写真を撮りながら10分ほどで七人山に着きました。 |
||
山頂は広大な台地となっており、まだ紅葉を付けた木々が適度な密度で立っている様はなかなか良い。 三人山のスケールを大きくした感じです。 今日一の景色を見ることができて登って来た甲斐がありました。 |
||
七人山の山名板 |
||
東雨乞岳を見ながら下って行きます。 |
||
紅葉の向こうに東雨乞岳。見納めです。 |
||
クラ谷の源頭部を下って行きます。 |
||
生まれたばかりの沢を幾度も渡り返し、紅葉を眺めながら下って行きます。 |
||
沢から離れて歩くところもある。 |
||
このようなところを延々と下ります。 |
||
一箇所だけ沢谷ノ頭から派生する尾根を乗越すところがあり、 50mほど登ったあと、下りの途中に写真の岩場がありました。取っ付きにくかったので迂回路で下る。 |
||
午後1時にコクイ谷分岐に着く。 |
||
コクイ谷分岐 |
||
コクイ谷分岐から沢谷峠までは15分ほど。紅葉を見ながら緩く登って行きます。 |
||
登りは緩かったが、疲労がたまって来たので峠で一休みしました。 |
||
沢谷峠から下って行きます。 巻き道は歩きにくくて、疲れた状態では不測のこともあるので、ゆっくり慎重に行きました。 |
||
途中に炭焼き窯跡と思われるものがありました。 登る時は気がつかなかった。 |
||
午後2時過ぎに登山口に戻ってきました。 |
||
つづいて武平峠まで登ります。 |
||
10分ほどで人の気配がない武平峠。 これで雨乞岳と主稜線が繋がりました。今日の仕事はこれでお仕舞です。 |
||
駐車場には午後2時25分に戻る。 これで鈴鹿山地における残された懸案事項が一つ減りました。 また、かろうじて間に合った紅葉も見ごたえがありました。特に七人山の山頂部は雰囲気の良いところでした。 帰りは京滋バイパスも通行可だったので比較的順調に進んで午後4時半ごろに帰宅しました。 |
コースタイム |
往 武平峠登山口(7:20)-沢谷峠(8:10)-沢谷ノ頭(8:45)-三人山(9:25-9:35)-東雨乞岳(10:25-10:40) -雨乞岳(10:50) 復 雨乞岳(11:00)-東雨乞岳(11:15-11:20)-クラ谷下降点(11:50)-七人山(12:00-12:05) -クラ谷下降点(12:15)-コクイ谷分岐(13:00-13:05)-沢谷峠(13:20-13:25)-武平峠登山口(14:05) -武平峠(14:15)-武平峠登山口(14:25) |