高室山
2022年(令和4年)1月10日

メ モ
新しい年が明けてから早くも1週間近くが過ぎて、何とか普段の生活に戻ったところで今年初の山行を考えた。目的は新たに購入したスノーシューとトレッキングポールの使い試しです。
年末から年始にかけての厳しい寒波が過ぎて安定した好天気が続くと予報された3連休は、寒波で大量の雪が降り積もった山にも多くの登山者が押し寄せるものと予想された。最近増え始めたオミクロン株の新型コロナ対策というわけでもないが、人出で混み合わず、私でも行ける近場の雪山はないかと探したところ、鈴鹿の高室山がヒットしました。登山口が国道306号沿いにあるのも好都合でした。
連休最後の日の10日の早朝4時40分に家を出発。八日市ICを出てから朝食を取り、買い出しをして佐目トンネル近くの登山口の駐車場に着いたのは6時30分だった。先着の車は2台でそのうちの1台は無人だった。支度をしているうちにその車の人が下山してきた。随分早いなあと思ったら地元の人で、4時から登り始めたそうでした。
念のためアイゼンは必要か尋ねたところ、必携とのことだった。一応車に積んできたが、必要ないかもと思っていたので荷物を詰めなおし、また慣れない道具のリュックへの取り付けなどに時間を取られて登山口を出発したのは午前7時35分だった。

行 程

佐目自然公園駐車場
(登山口)
↓↑
P543
↓↑
林道出会
(登山口)
↓↑
高室山

距離     :  6.0km
最大標高差:  575m
累積標高  :  596m
    
 
天 候

快晴
 
 (日本気象協会tenki.jp : 過去天気)

山行記録

午前6時30分に佐目自然公園駐車場に到着。
山頂からの展望を期待して登ります。

豪雪の証が残る駐車場を午前7時35分に出発。

階段を登って左に少し行くと右手に登山口の道標がある。

早速の急登です。
雪は早朝で硬く締まっている。登りではアイゼンの必要はなさそう。

急登も10分ほどで、そのあとは緩やかに登って行く。

やがて前方に空が見えて来た。

午前8時10分に小さなピークに着く。
地図では標高420mほどのところです。一応P421としておきます。
直下に佐目トンネルが通るところのようです。

 
P421から少し下ると鞍部に着く。

 
鞍部からは広い尾根を登って行く。
朝日が差してきてまわりが明るくなってきました。

鞍部から100mほど登って行くと起伏の少ない雪道になる。
なかなかいい雰囲気です。

右手に雪を被ったピークがチラチラと見える。
あれが高室山かどうかは分からないがまだ随分高く見える。

P543の近く。大きな岩が散在しています。

いつの間にか夏道と別れて尾根を直登するようになった。
高度は600mを越えている。あと200mの登りです。

行く手に見える山々。

つづら折りの道を登り終えると尾根は広くなる。
踏み跡を見るとやはり連休中は登る人も多かったようです。

広い尾根を辿って午前9時45分に林道に出会う。
登山道は正面の尾根に続いています。


尾根の入り口です。
道標には登山口と書かれている。

昨年の2月の荒島岳以来の雪道で少し疲れが出てきました。
予定では登りは2時間ほどと考えていましたが大幅にオーバーしそう。


雪の斜面を直登して行きます。
ようやく頂上が見えてきました。

 
 あと少しです。

右手に御池岳が見えます。

左手には霊仙山。

 
正面に山頂。

ようやく到着です。

 
午前10時15分着。

山頂には誰もおらず、暫しの間貸し切り状態。
座り込んで暖かいコーヒーとフランスパンを戴き、そのあとはまわりの景色を眺める至福のひと時です。

疲れもとれたところで山岳展望開始。
まずは北(霊仙山の方向)から時計回りで。

霊仙山の左遠くに横山岳。
2007年以来ご無沙汰しています。

その右手前に白倉ノ頭と金糞岳。こちらも2006年以来ご無沙汰です。
白倉ノ頭はその名のとおり真っ白。

鈴鹿北部の雄、霊仙山。
左奥に伊吹山、左手前に鍋尻山。
鍋尻山にはここから行くこともできるようです。行くなら福寿草の季節です。

霊仙山の山頂部。
左の近江展望台から最高点まで続く西南尾根とその後ろに三角点。

東には霊仙山から五僧峠、三国岳を経て鞍掛峠に続く鈴鹿主稜線。
その後にソノドを擁する山稜。そしてその背後に養老山脈が重なる。

養老山脈の彼方には中央アルプス。
桧尾岳、空木岳、南駒ヶ岳などが幽かに見えます。
左端には北部の高峰も。

御嶽山。
北アルプスや南アルプスは鈴鹿の山々に隠れて見えないようです。

烏帽子岳、三国岳と右に御池岳。

南には御池岳と鈴鹿の山々。
遠くに御在所岳や雨乞岳も見えているはずですが省略します。

 
御池岳と手前に鈴ヶ岳、茶野。
御池岳から左には鈴北岳と鞍掛尾根が続きます。

 
最後に琵琶湖方面。
分かりにくいが、比良連峰や野坂山地が見えます。

比良の山々です。

南部の蓬莱山。

 
北部の武奈ヶ岳。

 
野坂山地の山々。

 
最後に高室山南面。
小さな雪庇が出来ています。

 この山行の第一の目的は新しく購入したスノーシューの使い試しです。
登りでは使うタイミングがなかったので山頂で履いて歩き回りました。

そうこうしているうちにボチボチと人が登ってきましたので、
写真撮影とテスト歩行は適当に切り上げて午前11時35分に下山開始です。
スノーシューを履いて御池岳を見ながら下って行きます。

 
林道出会いまで下ってきました。
スノーシューの威力に驚きました。

 
このような広い雪原では大いに威力を発揮できます。

 
しかし細かいつづら折りの道は初心者には難しいのでP543付近でアイゼンと交換。

 
御池岳を眺めたり、

高室山から続く稜線などを振り返りながら下って行きます。

 
P421との鞍部まで戻ってきました。

 
P421へ登り返した後は雪の道を一下りで登山口に到着。

 
午後1時35分に駐車場に戻ってきました。

 
駐車場は一時的に満車状態だったようです。
新しい道具の使い始めと山頂からの展望を目的とした今年の初山行は無事に完結しました。


コースタイム
往 登山口駐車場(7:35)−P421(8:10)−P543付近(9:05-9:20)−林道出会(9:45)−高室山(10:15)
復 高見山迷岳(11:35)−林道出会(11:55)−P543付近(12:20-12:45)−P421(13:15)−登山口駐車場(13:35)    


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