鈴鹿・高畑山
2020年(令和2年)9月21日

メ モ
猛暑とコロナ第二波の夏も過ぎ去り彼岸近くになってようやく秋めいてきたので、北海道への山行以来約2ヶ月半ぶりの山歩きを考えた。コロナはまだ各地でくすぶっている状態なのと、体がすっかり鈍ってしまっているのとで遠出は避けて鈴鹿の高畑山に行くことにしました。
鈴鹿山脈については2年半前に鞍掛峠から鈴鹿峠までを繋いでいたので、あとは鈴鹿峠以南の高畑山から油日岳までを歩くのがとりあえずの目標だった。しかしこの間を1日で歩くのはなかなか厳しく、今の体力では全く自信がなかったので、今回は鈴鹿峠から高畑山を越えて坂下峠に下り、林道を歩いて鈴鹿峠に戻る短距離の周回コースとしました。
9月21日の早朝5時前に家を出発し、第二京阪、京滋BP、名神経由で国道1号を鈴鹿峠に向かった。途中のコンビニで食料を調達し、駐車場で朝食を取ったりして峠に着いたのは午前6時45分。3年半前に三子山から臼杵ヶ岳まで歩いたときと同じところに車を止めました。峠付近には他に車は見られず一番乗りのようだった。
曇っていた空はすっかり晴れ上がり今日1日好天気が続くことは間違いなし。素早く支度をして午前7時にまだ早朝の冷気が残る気持ちの良い茶畑の中の道を進んで行きました。

行 程

鈴鹿峠

鏡岩

ナイフエッジ

高畑山

溝干山

坂下峠

片山神社

鈴鹿峠


距離     :  8.9km
最大標高差: 416m
累積標高  : 550m
 
 
天 候

晴れ 
(日本気象協会tenki.jp : 過去天気)

山行記録

午前6時45分に鈴鹿峠近くの茶畑の中にある駐車地に着く。
支度をして7時に出発。


三子山方面への道を左に分けて杉木立の中を登山口に向かう。

高畑山の登山口。
2ヶ月半ぶりの山歩きの開始です。

少し行くと田村神社旧跡と刻まれた石柱が立っていた。明治時代に峠の三重県側にある片山神社に合祀されたようです。

田村神社旧跡の先で鏡岩への道が分岐していたので寄ってみることに。

鈴鹿山の鏡岩。
南側に張り出した小さな支尾根の先端にある。

岩のまわりをグルっと一周したが、どれが鏡岩なのか確とはわからず。
写真の右の岩がそれらしい感じはするが・・・。田村神社と同様にこの岩にも鬼伝説があります。

主稜線に戻って高畑山を目指します。

 
花崗岩が風化した滑りやすい尾根道を進んで行きます。

 
支尾根と合流するまでは標高差200mほどの登りが続く。
久しぶりのことで早くも息が切れます。

30分ほど登り続けると傾斜も緩み先行きも明るくなってきました。

午前7時50分に支尾根と合流。
そこからは陽の光を反射して輝く伊勢湾が見えた。

支尾根と合流したあとはきつい登りもなくなり快適に歩いて行きます。

しかし部分的には小さな登り下りがあります。
ザラザラ道の下りは滑らないように慎重に・・・。

下った分は当然ながら登り返します。

登り返したところは樹林が途切れた好展望地。
北に連なる鈴鹿山地が一望です。

左から綿向山、雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳。

左端に御在所岳。右へ鎌ヶ岳、宮指路岳、双耳峰の仙ヶ岳、野登山。
仙ヶ岳の手前には御所平から臼杵ヶ岳にかけての鈴鹿主稜線が続き、
臼杵ヶ岳から一旦下ったあと右端に大きく四方草山が盛り上がっています。

好展望に満足して進んで行くとナイフエッジの案内板。
崩れ地、スリップ注意とのことです。

 
ナイフエッジ。
宮指路岳近くにある犬返しの険の小型版のようです。

ナイフエッジからの東望。
明星ヶ岳(と思います)がなかなか立派です。

ナイフエッジ上のピーク付近からの高畑山。
高畑山は双耳峰で、見えているのは低い方のピーク(東峰)。
本峰はその向こう側でここからは見えていない。

ナイフエッジを越えたあとは高畑山への最後の100m足らずの登りです。

双耳峰の手前のピーク(東峰)直下。

東峰を越えて本峰へ登って行きます。

午前8時35分に高畑山山頂に到着です。
山頂からは360度の遮るもののない展望が開けます。

一休みしてから展望を開始します。
まずは北の鈴鹿山地。綿向山から仙ヶ岳にかけての山並みです。

綿向山と雨乞岳。

 
 御在所岳と鎌ヶ岳。

鎌ヶ岳の右手前に水沢岳。さらに宮指路岳、仙ヶ岳西峰が続きます。
宮指路岳の左手前には仙ヶ岳から続く御所平が見えます。

双耳峰の仙ヶ岳の右に野登山。
鈴鹿主稜線は仙ヶ岳から御所平を経て臼杵ヶ岳(野登山の手前の山)へと続きます。

 
四方草山と手前に三子山。

鈴鹿峠から続く稜線。
今登ってきたところです。

視線を南方面に移すと、
初めて見る経ヶ峰は結構立派な山容をしていた。

こちらは青山高原の方向ですが、詳細は分かりません。

望遠で見ると風車が林立していました。

こちらには何か建物が見えています。
中央付近には風車も。

那須ヶ原山です。結構遠いなあ。

那須ヶ原山を望遠で少し拡大。今日は行けないがいつの日か・・・。
右手前はこれから行く溝干山。

西の琵琶湖方面。
少し霞んでいます。

琵琶湖の彼方に比良連峰がかすかに見えていました。

午前9時20分、貸し切り状態の高畑山をあとにして溝干山に向かいます。

途中で高畑山を振り返る。

溝干山までの稜線はなかなか雰囲気の良いところでした。

午前9時45分に溝干山に到着。

山頂はあまり広くなく、東側だけが開けていました。

振り返り見た高畑山。

伊勢湾方面。

坂下峠へ下る途中で見た那須ヶ原山。
山頂は樹林に覆われているようだが展望はあるのだろうか。

 
坂下峠まではかなり急な下りでした。

  しかし標高差は150m足らずなので下りも15分ほど。午前10時5分に坂下峠に到着です。

坂下峠は鈴鹿主稜線と伊勢と近江とを繋ぐ道が交差するところです。

 
道は峠の三重県側を通っていました。少し荒れた感じのところです。

  峠から地道を5分ほど行くと舗装された道になります。

 
峠から45分ほど歩いてゲートに着きました。
  ゲートの脇を抜けて行くと道路に出ました。国道の上下線を繋ぐ連絡道のようです。

 
連絡道を5分ほど行くと国道1号に出ました。これは上り線です。車に注意して横断します。

  歩道を5分ほど緩く登って行くと片山神社へ行く道が分岐しています。

午前11時10分に片山神社。
東海道五十三次の坂下宿の氏神で、鈴鹿峠にあった田村神社や鏡岩との繋がりもある由緒ある神社。
もともとは三子山を御神体としたらしい。本殿は20年ほど前に消失してしまったようです。

神社から石畳の坂道を歩いて国道の下をとおり抜け、階段を登って行きます。

登りついたところはベンチもある広場。
ここから鈴鹿峠までは10分ほどの登りです。

芭蕉の句碑

東海道自然歩道を登って行きます。

登山口に戻ってきました。

午前11時30分に駐車地に戻る。満車になっていました。
早立ちしたおかげで、途中ではだれにも会うことのなかった歴史と展望の小さな山旅でした。


コースタイム
鈴鹿峠(7:00)−ナイフエッジ(8:05)−高畑山(8:35-9:20)−溝干山(9:45-9:50)−坂下峠(10:10-10:15)
−片山神社(11:10-11:15)−鈴鹿峠(11:30)

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