鈴鹿・三国岳
2023年(令和5年)3月14日

メ モ
ひと月前の2月11日に鞍掛峠から主稜線を北に辿って出来れば三国岳まで行こうと思って鞍掛橋を出発したが、出発時間が遅かったのと時間の制約があったために焼尾山で引き返すという中途半端な結果になってしまいました。
その後、三国岳まで行けなかったことが気になって仕方がなかったので、気になることは早めに解決しておこうと思い、すっかり春らしくなってきたこの14日に再び鞍掛橋から三国岳に向かうこととしました。三国岳まで行っておけば、あとは五僧峠から三国岳までを繋げば鈴鹿主稜線の踏破は完結します。
当日の早朝4時半に家を出発し、霊仙山や御池岳へ行くときの通い慣れた道を走って鞍掛橋に着いたのは午前6時を少し回った頃だった。平日でもあり他に車は無し。出発はこの前よりも1時間以上も早い6時35分でした。

行 程

鞍掛橋
↓↑
鞍掛峠
↓↑
      焼尾山分岐⇔焼尾山
↓↑
P900
↓↑
三国岳最高点
↓↑
三国岳

距離     :  9.0km
最大標高差:  500m
累積標高  :  803m
    




天 候

晴れ
 
 (日本気象協会tenki.jp : 過去天気)

山行記録

午前6時過ぎに鞍掛橋に到着。路面が全面凍結していたひと月前とは様変わりしていた。
同じところに車を止めて午前6時35分に出発しました。


林道を5分ほど行くと分岐があり、
御池谷方面への道と別れて左の橋を渡って行きます。


鞍掛橋から15分ほどで巡視路の入口に到着。
堰堤の右を乗り越えて小さな流れのある谷筋に入って行きます。


巡視路の登り口。


しばらくつづら折りの急登が続く。


30分ほど登り続けて1番目の送電塔に到着。
振り返ると桜峠(稜線上の右の送電塔)や茶野、高室山が見えます。


行く手には北上する鈴鹿主稜線。
右の小さなピークは焼尾山への分岐点、左の丸いピークはP900(地理院地図には標高の記載なし)。
このあとあの2つの送電塔を辿りながら登って行きます。


 
送電塔から少し登ると分岐がある。
右は鞍掛尾根に取り付くもので、左は鞍掛峠へ行く巻き道。


 
左の巻き道を進んで行くとトンネル西口からの道と合流する。
今は国道が閉鎖中なので、西口から登って来る人はまずいないと思います。
巡視路には道標代わりの”火の用心”の立札があります。
(マウスポインターを画像に重ねると拡大されます)


二番目の鉄塔に着きました。
ここから先は急な斜面の巻き道となります。


巻き道です。
前回は積雪のため通過を避けて、送電塔から鞍掛尾根に登りました。


午前7時40分に鞍掛峠に到着。
冷たい風が吹き抜けます。稜線上では春はまだまだ先のようです。


少し休んでから三国岳に向かいます。


急な道を一登りすると三番目の送電塔です。


山頂部が少し白くなった鈴北岳が見えます。


振り返れば焼尾山(・・・と思います)。


送電塔からも急登が続きます。
左に赤や青のテープが
沢山見られるが、おそらく送電線の工事用モノレール設置のためのものだろう。
5月以降は焼尾山には登れないようです。(主稜線の通過は可。詳細はこちらから


焼尾山の分岐まで来ました。


分岐から焼尾山方面へ少し行くと、これから行く三国岳が見えます。
背後には霊仙山や伊吹山も。


 
 それでは三国岳に向かいます。


一下りすると右側が切れ落ちた痩せ尾根の稜線が続く。
その稜線上からは三国岳や烏帽子岳が見えました。


痩せ尾根のあとは起伏の少ない稜線を進んで行きます。


 
分岐から10分足らずでP900(地理院地図には標高は記されていない)。
眺めもないので先に進みます。


P900から下って行きます。


 
登山道の右側(東側)には所々開けたところがあり、
霊仙山や目指す三国岳が見えて励みになります。


三国岳の右遠くには烏帽子岳。
今日は無理だが、いつか五僧峠から三国岳を経て周回してみよう。


さらに下って行きます。


三国岳がドンドン高くなって行きます。


P900から150mほど下って鞍部に到着です。


鞍部から登り返して行きます。


振り返れば遠くに鈴北岳や鈴ヶ岳が見えました。
左手前はP900。


今日は時間もあるのでのんびりと登って行きます。
天気は良いが風が強いです。


もうすぐ山頂です。


P900から下った分以上を登り返して午前9時10分に三国岳最高点に到着。
小広い山頂は木々に囲まれていてスッキリとした展望はありません。
休むこともなく今日の最終目的地の三国岳に向かいます。


下降点付近からの烏帽子岳。
なかなか立派な山容です。


三国岳に向かいます。
遠くには霊仙山や伊吹山。


 
少し下って鞍部を過ぎてから登り返します。


 
午前9時20分に三国岳に到着。
三国岳はこのピークと先ほどの最高点の二つのピークからなる双耳峰ですが、
この他に三角点のあるピークもあるようです。それは次回に・・・。
(マウスポインターを画像に重ねると山名表示板)


至福の休憩の前に山岳展望を済ませておきます。
まずは南側の御池岳方面。
左遠くに御池岳、右へ鈴北岳、ヒルコバを経て中央に鈴ヶ岳、桜峠を経て右端に茶野。
左手前は三国岳最高点。


御池岳と鈴北岳を拡大。
鈴北岳から手前に鞍掛尾根(鈴鹿主稜線)が続く。


 
さらに御池岳山頂部を拡大。霧氷が出来ているようです。
今日、登っている人はいるのだろうか


 
次は北側。
霊仙山と右奥に伊吹山から続く奥美濃の山々。


 
霊仙山を拡大。
霊仙山を取り囲むように、手前にリョウシやコザトを含む尾根と
その手前に昨年の秋に歩いた鈴鹿主稜線(県界尾根)が見えます。
県界尾根の先の黒い山は谷山。


 
谷山の右遠くには金糞岳と奥美濃の山々。
やはり越美国境稜線は雪が多いようです。


 伊吹山。
雪はすっかり消えています。


今日は春霞で見通しは良くありません。
これは多分能郷白山方面と思います。


 
最後に烏帽子岳。
このあと炭水化物を補給して暫し休憩。
強かった風も少し収まってきたようです。


 
三国岳最高点に戻ってきました。


 
霊仙山方面を振り返ります。


 
再び三国岳最高点。


 
午前10時ちょうどに下山を開始。


 
前方に焼尾山(左)とP900が見えます。


 
標高差160mを下ります。


 
そのあとは標高差150mの登りです。


 
P900目指して行きます。


 
午前10時50分にP900に戻ってきました。


 
続いて焼尾山の分岐です。


 
折角なので焼尾山に寄って行きます。


 
凡そひと月振りの山頂。
(マウスポインターを画像に重ねると山名表示板)


 
山頂からの御池岳と鈴北岳。


 
山頂付近から、
高室山、ザラノ、鍋尻山(左から)。手前はP900。


 
今日歩いたP900から三国岳までを眺める。


 
午前11時40分に鞍掛峠。


 
峠から鞍掛橋に向かいます。


 
送電塔から茶野、高室山方面。


 
P900方面を振り返る。


 
登り口に戻ってきました。


 
午前12時20分に鞍掛橋に到着。
春浅い鈴鹿北部のマイナーな稜線歩きでした。
これで柏原駅から柘植駅までの間の鈴鹿主稜線完結へ王手を掛けたことになります。


コースタイム
往 鞍掛橋(6:35)−鞍掛峠(7:40-7:45)−焼尾山分岐(8:05-8:10)−三国岳最高点(9:10)−三国岳(9:20)
復 三国岳(9:50)−三国岳最高点(10:00)−焼尾山(11:05-11:20)−鞍掛峠(11:40)−鞍掛橋(12:20)


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