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大熊ノ頭付近からの白倉山(2020年12月)
中央が白倉山。左は八景山、右手前はP1188。
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早朝4時50分に江馬小屋谷の入口に到着。
朝食を取ってから、明るくなってきた5時25分に出発しました。
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蓮川に沿って車道を戻って行きます。
池木屋山を源流とする蓮川は、やがて櫛田川と合流して松阪で伊勢湾に流れ込みます。
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蓮橋で右岸に移って庵ノ谷に向かいます。
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途中に郷関ノ滝がありました。蓮八滝の一つだそうです。
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午前5時55分に庵ノ谷入口に着く。
ここから約2時間の林道歩きです。
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延々と続いています。
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15分ほどで堰堤。ここから左岸に移る。
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午前6時30分に作業場に到着。早朝なので人の気配がありません。
ここから右に折れて登って行きます。
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新緑に包まれた林道を登って行く。
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朝日を受けて綺麗です。
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作業場から上の林道にはコンクリート舗装されているところもあるが、基本は未舗装です。
このあたりは右の斜面が崩れやすそうです。
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途中の作業場だが機材などは見られなかった。
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振り返ると桧塚が見えました。
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林道終点の少し手前。
林道上部は前回よりも少し荒れた感じで、落石や崖崩れの危険性があるところが何か所か見受けられた。
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午前7時40分に林道終点。
ようやく登山口に着きました。ゲートの手前右から入って行きます。
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始めしばらくは荒れたネットに沿って行きます。
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5分ほどで1011mの三角点。樹林に囲まれています。
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ほぼ一定の勾配で登って行きます。
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午前8時20分にP1114。
背後に大熊ノ頭が見えています。
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10分ほど登って行くと満開のツツジが見られました。多分ミツバツツジ。
後ろの山は柚子ノ木平。
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ミツバツツジを暫し鑑賞してから・・・
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大熊ノ頭に向かいます
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午前8時45分に大熊ノ頭に到着。
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大熊谷ノ頭とも言うようです。
大熊谷はこのピークの西にある谷の名で、その流れは宮川に合流します。
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山頂は木々に囲まれて展望はないが、
新緑が芽生える前のこの時期は遠くの山々を辛うじて同定することが出来る。
写真は池木屋山(左)から赤倉山(右)までの山並み。
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こちらはこれから向かう白倉山方面。
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少し休憩してから午前9時に白倉山に向かいます。
ここからは未知の領域。
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早春を感じる雰囲気の中を急降下して行きます。
P1188との鞍部まで150mほどの下り。
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白倉山がドンドン高くなって行く。
左は八景山、右がP1188。
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途中に痩せ尾根もあります。
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だいぶ下ってきて勾配も緩くなってきました。
大熊ノ頭と白倉山の間の稜線は大熊三山としてよく歩かれているようで、踏み跡ははっきりしています。
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途中で振り返ると柚子ノ木平が高く大きく見えました。
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もうすぐ鞍部です。
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午前9時35分に鞍部に到着。
ここから白倉山まで約200mの登り返しです。
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まずは木々を透かして見えるP1188までの150mです 。
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取り付きは岩の急登。
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振り返れば大熊ノ頭。
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急登を続けます。
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30分ほど登ってようやく先が見えてきました。
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白倉山(右)がだいぶ近づきました。
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起伏の少ない尾根道を快適に進んで行きます。
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右手には迷岳が見えます。
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午前10時15分にP1188。
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池木屋山方面が見えますが、
他にあまり展望はないので先に進みます。
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しばらく行くと苔むした岩がゴロゴロしたところを通過します。
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そのあとはこの山域の特徴でもあるヒメシャラの幼木帯。
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幼木帯を通過すると白倉山の山頂です。午前10時40分に到着。
ここで山岳展望とエネルギーの補給を兼ねて大休止とします。
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白倉山山頂はこの付近の山の中では珍しく展望の良いところです。
前景の灌木が少々煩わしいですが・・・。
山岳展望の第一は北の大熊ノ頭。
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その右には柚子ノ木平を経て迷岳の尖峰。
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南東方面には古ヶ丸山と遠くに仙千代ヶ峰。
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昨年の12月に登った仙千代ヶ峰。
端正な姿をしています。
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南から南西にかけては近畿の屋根である大台、大峰山地。
以下望遠で。
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昨年の秋に登った加茂助谷ノ頭。
これも端正な姿です。
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遠くに日出ヶ岳と三津河落山。
日出ヶ岳の左手前にウグイ谷高。右手前の大きな山は大杉国見山。
ウグイ谷高は登ってみたい未踏の山だが、果たしてどうなるか。
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眼下には宮川貯水池と大和谷橋。橋は工事中のようです。
橋を渡って右に行くと大杉国見山への登り口がある。
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大台方面の右には大峰南部の孔雀岳と仏生嶽。
その右に楊枝の森。
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さらに右へ八経ヶ岳、弥山、大普賢岳が続きます。
今日は晴れてはいるが白っぽい空であまり条件は良くないが、これだけ見えればまあまあでしょう。
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展望を終えて炭水化物を補給してから午前11時20分に先に進みます。
赤いポストの右から登ってきました。江馬小屋分岐へは左の細い踏み跡を行きます。
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少し行くと開けた稜線となり、振り返ると八景山と古ヶ丸山が見えました。
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ヒメシャラの林を下って行きます。
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緩く下って鞍部から登り返して行きます。
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登り返したところは高さ1180mほどの小ピークで少し展望が開けました。
中央に次のピークであるP1205とその右に丸いピークの江股ノ頭が見えています。
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P1205との鞍部へ下る途中に大岩があったので、
安全のため北側(右側)に迂回して行きます。
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鞍部から登り返して行きます。
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午前12時5分にP1205に着きました。
ここも展望がないので先に進みます。
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P1205からの下りは明確な踏み跡もなく迷いやすい要注意ヶ所でした。
幸いこの時期では木々を透かしてまわりの山々が見えるので方向を見失うことはなかったが・・・。
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目指す江馬小屋分岐(P1226)を正面にして急降下して行きます。
鞍部まで100mの下りです。
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僅か100mの下りですが結構長く感じました。
疲れのせいもあるのかも。
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20分ほど下って鞍部に着きました。
ここからは江股ノ頭が大きく見えます。谷底から一気にせり上がるかなり急峻な山容です。
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鞍部の岩場。
見た目はかなり危なっかそう。
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しかし右側から登って行くと見た目ほどでもなかった。
だが、突き当りの岩壁は高さはそれほどではないが、足掛かりが少ないため少しヒヤッとしました。
左の岩の割れ目を登った方がよかったかも。
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そのあとは比較的穏やかな稜線を行きます。
白倉山からの踏み跡は薄く、うっかりするとルートを外してしまう。
木に巻きつけられたテープを見落とさないようにする必要があります。
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左には深い谷を隔てて仙千代ヶ峰の端正な姿。
これで見納めです。
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P1226への登りは地図で見る限りでは大したことはないようだったが、
疲れのためか結構しんどかったです。
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ようやく目的のピークがまじかに見えてきました。
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もう少しです。
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午後1時ちょうどに江馬小屋分岐(P1226)に着きました。
P1205から思いのほか時間がかかってしまいました。
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でもあと2時間ほど下ればお仕舞いと思えば幾分か気持ちが楽になる。
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P1226で最後の展望を楽しみます。
これは白倉山(左)、八景山、P1205の山並み。古ヶ丸山はP1205の後ろになる。
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江股ノ頭。
昨年の同じ時期に登っているので今回はパスします。
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江股ノ頭の右には池木屋山から千石山(奥ノ迷い峰)までの台高主稜線。
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池木屋山。
次は江股ノ頭を経てあそこまで・・・。
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千石山。
ここから見ると鋭く引き締まった山容です。
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20分ほど休憩してからP1226にお別れをして下山開始です。
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少し下ると満開のツツジ。遠くに池木屋山。
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10分ほどでナンノキ平。
2度目ですがやはり大きな木です。
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ナンノキ平からは広い尾根を下って行きます。
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途中で立ち入り禁止のロープが張られてあり、そこで少し左に折れてさらに下っていきます。
かなり急な下りです。
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ここにも早春の風情を感じる景色が・・・。
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その後植林の中をつづら折りに下って行きます。
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檻があるところまで下ってきました。
ほぼ中間点です。
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そこからもしばらくつづら折りの下りが続きますが、
やがて小さな沢に出たあたりから巻き道となります。
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しばらく巻き道が続いたあとはまたつづら折りの道となり、
その後少し危険な崖道の下りとなります。
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崖道を慎重に下ったあと、少し行くと急に踏み跡が分からなくなりました。
GPSで確認しながら道なき斜面を登ったりしてなんとか登山道に復帰し、
写真の見覚えのある岩まで来たあとは登山口まではひと下りでした。
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午後3時15分に江馬小屋登山口に到着です。
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沢の水で顔や手を洗い、さっぱりしたところで駐車地に向かいます。
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綺麗な新緑を見ながら車道を歩いて行きます。
途中で遥かに遠くなった稜線を振り返る。白倉山あたりの稜線だろうか。
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橋を渡れば駐車地まではすぐです。
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午後3時45分に江馬小屋谷入口の駐車地に戻ってきました。
予定より1時間以上もオーバーしてしまい体力のなさを再認識しましたが、
無事、計画通りに歩き通せたことが何よりで、感謝以外の言葉はありません。
午後4時過ぎに駐車地を出発、途中の大宇陀道の駅で休んだあとは往路を戻って帰宅は午後7時前でした。
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