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午前5時15分に登山口の駐車場に着く。先着の車が2台止まっていた。そのうち東の空が明るくなり日の出も近くなってきた。
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朝食をとり支度をして登山届を出してから6時ちょうどに出発。
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登山口の階段を登って行くと、大峰の稜線が見渡せた。
左遠くには八経ヶ岳方面。右にはこれから辿ってゆく支脈稜線上に古田ノ森と思われるピークが見える。
眺めは素晴らしいが強風が吹き荒れていて寒い。
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冷たい強風に出ばなを挫かれたようで今一つ気分が冴えない。
樹林の中に入ると少しマシになりホッとする。そのうち風も止むことを期待して先に進む。
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釈迦ヶ岳から派生する支脈上のP1434に向かって緩く登って行く。途中で、大きな岩を抱きかかえるようにして生えている大木を見る。たくましい生命力。
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比較的緩い登りの道にも途中2か所の梯子があった。
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登山口から登ること20分ほどでP1434が見えてきました。
紅葉し始めた木々の葉が朝日を受けて輝いています。
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午前6時25分にP1434。
東の大峰主稜線からちょうど朝日が昇ったところだった。
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大日岳の尖峰を眺めながら稜線を行く。
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風は強いが、早朝の稜線歩きはやはり爽快です。
釈迦ヶ岳の山頂部が少し見えています。
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午前6時40分にP1465。ここで不動小屋谷からの道と合流する。
左遠くに八経ヶ岳方面が見える。
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P1465付近までは起伏の少ない道が続く。
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やがて小さなピークをいくつも越えて徐々に高度を上げて行きます。
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大日岳と蘇獏岳。
その間の鞍部は太古ノ辻。南奥駈道の出発点です。
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登ってきた方向を振り返る。
中央に中八人山。左遠くに笠捨山。
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西の奥高野方面ですが、目立った山がないのでよく分からない。
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古田ノ森と釈迦ヶ岳。
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午前7時15分に古田ノ森に到着。
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古田ノ森の中を下って行きます。
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森を抜けると正面に釈迦ヶ岳。
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左遠くには八経ヶ岳。
青い空と白い雲が綺麗です。
風は相変わらず吹いているが、少し収まったのかあるいは慣れて来たのか、あまり気にならなくなってきた。
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青空と紅葉です。
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古田ノ森(右)を振り返る。
中央遠くに特徴ある山容の中八人山。
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午前7時45分に千丈平。
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千丈平のテントサイト付近を行く。
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一登りして前鬼からの道と合流。ここから奥駈道になります。
山頂まであと50mほどの登りです。
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午前8時10分に釈迦ヶ岳に到着。
4度目の山頂(前鬼から2度、太尾から2度)です。
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休む間もなく展望開始。
孔雀岳から目指す仏生嶽、そして八経ヶ岳へと続く大峰主稜線。
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八経ヶ岳方面を望遠で。
左から明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山。
明星ヶ岳から手前に五鈷峰や楊枝ノ森などのピークのある未踏の稜線が続く。
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大台ヶ原方面。
6月に登ったマブシ嶺も見えます。
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大台ヶ原の右手には朝日を反射して光る熊野灘が見えます。
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熊野灘を望遠で。
水平線は分からないが、沖合を行く船影も見えます。
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南へと続く大峰主稜線。
天狗山、地蔵岳、涅槃岳などの彼方に笠捨山。
右には中八人山。
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午前8時半に仏生嶽目指して縦走開始です。
まずは馬ノ背まで急降下。
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馬ノ背の難所ですが、慎重に行けば問題なしです。
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馬ノ背を通過したあと、これから行く稜線を眺める。
孔雀岳の手前までは小刻みな起伏がある稜線が続きます。
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特に鞍部付近は切り立った稜線で、斜面は急角度で切れ落ちています。
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馬ノ背からさらに50mほど下ったところからの孔雀岳と仏生嶽。
この先の稜線上に大きな岩場があるため少し迂回します。
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東側の斜面を下って迂回します。
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稜線上にある大きな岩。
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再び稜線に戻ったところが釈迦ヶ岳と孔雀岳の最低鞍部です。
ここにはモアイ岩?があります。
左手には釈迦ヶ岳の頂が見える。
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鞍部から少しで空鉢岳。
釈迦ヶ岳が迫力ある姿で目の前に聳えています。
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空鉢岳から少し行くと要注意地点。
急な斜面を横切る狭い道です。踏み外せば一巻の終わり。
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そのあと笹の斜面を登って行くと・・・。
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椽ノ鼻に到着。午前9時15分。
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蔵王権現が鎮座しています。
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さらに少し行くと両部分け。
険しい道もここまでです。
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釈迦ヶ岳から1時間ほどのところ。
あとは孔雀岳への100mほどの登りです。
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笹原の道を登って行きます。
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目指す仏生嶽が見えるが、あまり近づいた感じがしない。
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目の前に立ちふさがった岩を必死で登ります。
しかしあとで分かったのですが横に巻き道がありました。
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登りついたところは孔雀覗き。
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切り立った絶壁の彼方に絶景が広がります。
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真下はこんな感じです。
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午前9時55分に分岐点に到着。
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奥駈道は孔雀岳を通らずに弥山方向へ続きます。孔雀岳は前回登っているので今回は割愛します。
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分岐から少しの間は歩きにくい岩の道。
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樹林が途切れたところからの七面山の眺め。
七面山は主稜線から外れたところにあり、登山口までのアプローチが難なところだが、
機会があれば行ってみたい。
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午前10時に鳥の水に着く。一筋の細い糸のような水でした。
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鞍部付近の道標。弥山まで7kmとある。
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だいぶ近づいてきた仏生嶽。あと1kmほどかな。
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孔雀岳と仏生嶽の鞍部から釈迦ヶ岳を振り返る。
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緑豊かな道をゆっくりと登って行きます。
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仏生嶽手前の小ピークを巻いて行く。
釈迦ヶ岳や孔雀岳と違った雰囲気のところです。
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午前10時45分に仏生嶽に到着。もちろん貸し切りです。
奥駈道は仏生嶽の山頂も通らないので、山頂に近づいたところで奥駈道と別れて、
道なき道をやってきました。
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ここで大休止して炭水化物を補給します。
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小さな仏像が置かれていました。釈迦ヶ岳の山頂にあったものと同じかな。
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仏生嶽の山頂は樹林に囲まれていて展望はないが、樹林の間から近くの山が少し見えました。
これは明星ヶ岳、八経ヶ岳、弥山です。
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振り返れば孔雀岳と・・・
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その右に釈迦ヶ岳です。
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疲れもとれた感じなので午前11時10分に仏生嶽を発ち往路を戻ります。
下りは登りよりも難しくうっかりすると方向が分からなくなる。
GPSを頼りに右や左にと方向を修正して下って行きます。
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途中で明瞭な踏み跡を見つけたのでそれに沿って下って行くと奥駆道に出ました。
山頂に向かった場所から少し楊子ノ小屋よりのところが分岐点だった。
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きれいな森の中を下って行きます。
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鞍部から釈迦ヶ岳と孔雀岳を眺める。
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仏生嶽を振り返る。
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仏生嶽の左には七面山。山頂直下の岩壁が印象的です。
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孔雀岳の山腹を巻いて釈迦ヶ岳へ。
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午前12時5分に孔雀岳分岐に戻る。
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孔雀覗きを過ぎた岩の上から釈迦ヶ岳を眺める。
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孔雀岳(ニセピーク)を振り返る。
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立ち枯れの木々。 |
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綺麗な紅葉。
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両部分けを無事通過して午後1時に椽ノ鼻に戻ってきました。
ここから先、釈迦ヶ岳までは気の抜けない道になります。
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椽ノ鼻から仏生嶽を振り返る。
中央遠くに八経ヶ岳、左に七面山。
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切り立った斜面に付けられた細い道を行く。
馬ノ背よりも嫌なところです。
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目の前には奇岩群が展開しています。
きっと何らかの呼称があるはず。
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空鉢岳からの釈迦ヶ岳。絵になる山です。
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振り返るとここにも奇岩が・・・。
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モアイ岩を過ぎ、大岩を迂回してから一登りしたところで孔雀岳と仏生嶽を振り返る。
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最後の危険個所、馬ノ背。
慎重に行きます。
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午後2時に釈迦ヶ岳に戻ってきました。
疲労のためか復路の方が時間がかかっている。
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歩いてきた稜線を振り返る。
左奥には八経ヶ岳方面の山。
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八経ヶ岳を少し拡大。
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仏生嶽
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孔雀岳
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大台ヶ原の山々。
右端の山腹にガレ場がある山は6月に登ったマブシ嶺。と思います。
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南へと続く大峰山脈。
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午後2時20分に釈迦ヶ岳を出発。
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紅葉を眺めながら下って行きます。
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正面に古田ノ森。左奥に中八人山。
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古田ノ森の手前のピークから釈迦ヶ岳と七面山・八経ヶ岳方面
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古田ノ森と釈迦ヶ岳。
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幾つもの小ピークを越えて下って行きます。
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延々と南へ続く大峰山脈。
左から天狗山、地蔵岳、涅槃岳など。さらに遠くには笠捨山。
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午後3時45分にP1465を通過。
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午後4時にP1434。
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午後の日差しに映える森の中を下って行きます。
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登山口から古田ノ森と八経ヶ岳方面を振り返る。
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八経ヶ岳と七面山、楊枝ノ森。
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午後4時20分に登山口に戻ってきました。
今日は朝から冷たい強風が吹き、睡眠不足もあって気分はすぐれなかったが、
歩いているうちにそれらは徐々に解消されて行き、予定どおり仏生嶽まで往復することができた。
無事戻って来ることができたことに感謝です。
午後4時40分に登山口を発ち、家に帰ったのは8時前だった。
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