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妛原の駐車地を午前7時10分に出発します。
駐車地には人もいないし車もないので、平日の今日は私一人の入山となる可能性が大です。
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芹川に沿って権現谷に入って行きます。
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対岸の岩の下から流れ出る水。
地下水脈があるのだろう。
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垂直に切れ断った岩の壁。
何か秘境の中に入って行くようです。
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元行者窟。
役小角と関連があるらしい。行者と言えば役小角ですね。
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途中で振り向けばV字谷の向こうに霊仙山(近江展望台方面)。
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お地蔵さん。由緒は分かりません。
ここまで来れば白谷橋まであと少しです。
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白谷橋が見えてきました。
妛原からここまでの道は特に問題なく、車で来ることもできるようです。
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橋の手前で振り返ると垂直に近いような傾斜のザレた斜面が・・・。
ここが登山口です。と言っても道はありませんが・・・。
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少し休んでから午前8時10分に斜面に取り付きます。
向かって右手に赤い布切れがあったので右手の方から登りはじめました。
四つん這いになって近くの木々を掴みながら登って行きます。
途中で振り返ると足が震える。
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急斜面が一段落したあともきつい登りが続くが、
上の岩が積み重なったところまで行けば一安心です。
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岩の上から振り返ればこんな感じです。
僅か20分ほどの登りに体力を使い果たした感じです。
このあと大丈夫かなあ。
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これからは道はないものの、危険なところもなく普通に歩けました。
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まずは最初の小ピーク(P590)に向かって緩く登って行く。
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午前8時50分にP590に到着。
前方に見えるのはリョウシ(左)とコザト(右)だろうか。
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P590から緩く下って行きます。
前方に近江展望台が見える。
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緩く下って鞍部まで来ると福寿草の群落が出迎えてくれました。
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多くはまだ開ききっていないようです。
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福寿草の群落
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まだ眠っているかのような福寿草。
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こちらはシャキッとしています。
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綺麗な一輪。
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この先も楽しみにしてカレンフェルトの稜線を行きます。
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一登りしてピークのようなところに出ました。
(マウスポインターを画像に重ねると去年の写真になります)
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そこから少し行くと再び福寿草が・・・。
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しかし、ここは先ほどよりは花は少なかった。
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それでも元気に咲いています。
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午前9時20分にP610に着く。
ピークと言うほどでもないがそれらしい雰囲気はあります。
前方に見えるのはリョウシ、左端には近江展望台。
(マウスポインターを画像に重ねると去年の写真になります)
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このピークから先には断続的に福寿草の群落が見られた。
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福寿草
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福寿草
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朝日を浴びて開ききっています。
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リョウシに近づいてもまだまだ福寿草の群落は続きます。
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登りながら写真を撮るのもいい加減疲れます。
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それでも一生懸命咲いているのだから撮らないと・・・。
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これくらいにしておきます。
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リョウシが近づいてきました。
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午前10時にリョウシに到着です。
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木々に遮られて展望はありませんが、霊仙山は何とか見えました。
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予定より遅れ気味なので休まずに進みます。少し下ると残雪がありました。
リョウシから先は平坦な地形が続くのでGPSを見ながら進んで行きます。
基本的には大岩を左に見て右手の谷を迂回するように右に回って行きます。
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少しわかりにくいがコザトへと続く稜線です。
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一旦鞍部まで下ってから登り返して行く。
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稜線が広くなって来るとコザトも近い。
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残雪を踏んで頂上に向かいます。
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午前10時40分にコザトに到着。
ここまで碌に休憩をとっていなかったので軽食を兼ねて小休止です。
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この山頂もあまり展望はなかったが、これから行く霊仙山までの稜線はよく見えました。
まだまた先は長い。
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コザトからはP798に向かって下って行く。
所々に赤や白のテープがあるので確認しながら行きます。
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コザトから10分ほどでP798。
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P798からの下りは、注意しないと左手の広い尾根状の地形の方へ向かってしまいそうになる。
広い尾根状の地形の右斜面を下って行くと・・・。
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白いテープがあったので一安心です。
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午前11時15分にP782との鞍部を通過。
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以降はやや藪っぽい稜線になります。
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前方に霊仙山から西南尾根にかけての稜線が見えます。
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藪っぽい稜線を右に左にと進んで、午前11時35分にP782と思しきところに着きました。
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そこからは鈴ヶ岳から鈴北岳、御池岳、頭陀ヶ平、藤原岳へと続く稜線が見えました。
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P782から藪の中を少し行くと、地図にはない車道に出ました。
藪から解放されてホッとするところです。
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まだ雪が残る車道を進んで行きます。
天気も良いし長閑な風景です。
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午前11時55分に霊仙山への尾根の取り付き場所に到着。
これからの標高差300mの登りに備えて腹ごしらえをします。
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午前12時10分に霊仙山に向かって出発。
急がずに着実に登って行きます。
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春浅い風情です。
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急峻な谷筋にも残雪が・・・。
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いよいよ急登が始まります。
滑りやすい土に足を取られないように3点支持で着実に登って行きます。
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樹林帯を抜けると石灰岩に覆われた斜面の急登が続く。
迷い尾根から藤原岳に登った時と同じような感じです。
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振り返ると今日歩いてきた稜線が一望のもと。
右端にリョウシ、中央にコザト、左に歩いてきた車道などが見えます。
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ようやく霊仙山の一角に登りつきました。
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あとは平坦な稜線を進んで雪の壁を乗り越えると・・・。
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霊仙山最高点に到着です。時刻は午後1時25分。
何とかあの初っ端の崖を下らずに済みました。
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少し休んでから山岳展望ですが、正午を大きく回っているため見通しはあまりよくない。
比較的よく見えるのは北の伊吹山方面です。
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伊吹山の左には金糞岳。
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金糞岳の奥に見える雪山は笹ヶ峰方面かな。
よく分かりません。
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山頂に雪を残した伊吹山。
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能郷白山。
もう10年以上もご無沙汰です。
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白山は少し冴えない見え方でした。
白山の前には左から小津権現山、花房山、雷倉、屏風山などが見えます。
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伊吹山の左には琵琶湖方面の眺め。
手前は三角点のある霊仙山。
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琵琶湖越しに見える雪山は赤坂山や三国山かな?
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こちらは比良連峰。
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中部山岳方面は雲や霞で全く視界が利かなかったのが残念だが仕方ない。
それでは西南尾根を経由して下山を始めます。
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最高点を振り返る。
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左手には登ってきた急斜面が手に取るように・・・。
後ろには黒い県境稜線(鈴鹿主稜線)とその後ろにソノド。
遠くは養老山地。
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西南尾根を下って行く。
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右手には三角点のある霊仙山。
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午後2時30分に近江展望台。
まわりの展望もここまでなので少し時間を取って見納めます。
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振り返れば霊仙山。
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その右には歩いてきた稜線がコザトまで続く。
その後ろには県境稜線(鈴鹿主稜線)、ソノドから高塚山への稜線、烏帽子岳から三国岳への稜線が重なる。
鈴鹿四重稜線です。遠くは養老山地。
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歩いてきた稜線はコザト(左端)からリョウシ(手前中央)へと続く。
手前右のV字谷は権現谷。その左は白谷橋からリョウシへ登ってきた尾根。
その後ろは高度を落としてきた主稜線で五僧峠から再び高度を上げながら三国岳まで続く。
遠くは御池岳方面と右奥に鈴鹿の山々。
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複雑な山並みを眺めてから石灰岩に覆われた斜面を下って行きます。
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下り続けて鍋尻山も高くなってきました。
来年はあちらに行こう。
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午後3時20分に笹峠。
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近江展望台を振り返る。
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今畑に向って下って行きます。
何となく夕刻の感じがしてきました。
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今畑の廃村跡。
しかしまだ使われているような雰囲気です。
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集落跡には福寿草の群落がありました。
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釜や火鉢?、靴などのまわりに咲く福寿草。
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午後の日差しを浴びています。
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なかなか綺麗です。
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見納めです。
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今年の福寿草はここまで。
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午後4時ちょうどに登山口に着きました。
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車道を20分ほど歩いて妛原の駐車地に戻ってきました。
計画通りに歩き通すことができ、福寿草もたくさん見ることができて有難い感謝の山行でした。
往路を戻って帰宅は午後6時半だった。
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