|
午前6時30分に万葉の森の駐車場に到着。平日の朝にもかかわらず多くの車が止まっていた。
支度をして6時45分に出発します。
|
|
少し行くと登山口。
鹿谷寺跡方面と岩屋方面とに分かれています。
|
|
私は左に折れて鹿谷寺跡に向かいます。
帰りは岩屋方面から戻って来る予定。
|
|
階段が続く道を登って行きます。
|
|
途中で脇道があったので行ってみると写真の石柱があった。基部の岩と一体になっている。
何か彫られているようにも見えたが風化していてよく分からなかった。
|
|
登山道に戻って少し行くと大きな岩が立ちはだかっていた。
右に行くと・・・。
|
|
鹿谷寺(ろくたんじ)跡に出ました。右に真新しい案内板があるので見てみると・・・、
大陸の石窟寺院の影響を受けた奈良時代の遺跡。
正面の十三重の塔は地山の凝灰岩を彫り残したもので、先ほど見た石柱と同じように基部の岩と一体になっている。
右の石窟には三尊仏坐像が線刻されている。などと説明されていました。
また、この付近から日本最古の貨幣とされていた和同開珎が出土しているらしいです。
|
|
右手の石窟。
三尊仏坐像が線刻されている。中尊の部分が比較的分かりやすい。
|
|
鹿谷寺跡から岩の道を登って行くと大阪平野の南部を一望できるところがありました。
左にPLタワーが見えます。
|
|
階段の道を登って行きます。
|
|
道端にササユリが見られるようになってきました。
ここを一登りすると・・・。
|
|
舗装された道に出ました。左はこれから行く万葉広場から雄岳方面。
右は岩屋方面で帰りの道です。正面の山道で直接雌岳にも行けるようです。
|
|
万葉広場への道の途中で咲いていたササユリ。
|
|
しばらく行くと展望台がありました。
|
|
登ってみると先ほどよりも広く開けた眺めがありました。
PLタワーが小さく見えています。
|
|
展望台のまわりにはあちらこちらでササユリが咲いていた。
|
|
展望台の少し先で屯鶴峯方面への道が分かれているが、
その周りの笹原にもササユリが咲いていた。
どうやらこのあたりが二上山のササユリ群生地のようです。
|
|
ササユリ(1)
|
|
ササユリ(2)
まだ朝の7時半ごろで日の差さないところもあったため、帰りにも寄ることにして雄岳に向かう。
|
|
一登りして万葉広場。
大阪平野の展望が開けて休憩適地ですが先に進みます。
|
|
遊歩道のような整備された道を行きます。
|
|
午前7時45分に馬の背に着く。
雄岳と雌岳との鞍部です。まずは左の雄岳に向かいます。
|
|
階段の道を登って行く。
|
|
午前7時55分に雄岳着。
山頂からの展望はなしです。
|
|
さらに先に行くと葛木二上神社がありました。
この右奥に大津皇子の御陵があるのだが、迂闊にも参拝するのを忘れました。
いつか再訪します。
|
|
雄岳から下る途中で雌岳が見えました。
その背後遠くには金剛山も。
|
|
馬の背に戻ってきました。
次は雌岳です。
|
|
ここも階段の道です。
|
|
一登りで雌岳です。
午前8時25分に到着。
|
|
奥に行くと日時計がありました。
ここで少し休憩します。
|
|
雌岳からは、少し霞んでいるものの奈良方面の山々を眺めることができた。
これは手前の耳成山をもとに同定すると、倶留尊山方面の山々ではないかと思われます。
|
|
その右の山々は、手前の畝傍山から推定すると音羽三山のようです。
そうすると右遠くは明神平周辺の山々だ。
|
|
さらにその右には白屋岳や白鬚岳。
|
|
明神平、白鬚岳方面を望遠で狙います。
遠く左から国見山、水無山、前山、薊岳といったところだろうか。
手前左は竜門岳?
|
|
中央に白鬚岳と小白鬚。左手前は白屋岳?
右遠くは大台ヶ原方面だが見えているのかどうかわかりません。
|
|
大峰山脈です。
|
|
以下望遠で。
北部の山上ヶ岳、大普賢岳、稲村ヶ岳など。
|
|
中部の弥山、八経ヶ岳、明星ヶ岳。
|
|
南部の仏生嶽と釈迦ヶ岳。
左端は明星ヶ岳。
|
|
最後に葛城山と金剛山。
主要な山々を眺めることができてよかったです。
|
|
山頂で30分ほど過ごしてから下山開始です。
時刻は午前8時55分。日時計では9時を少し回ったところ。たいへんよく合っています。
|
|
登る時とは別の道で下る途中から大阪方面の眺め。
左端にアベノハルカス、その右には高層ビル群が見えます。
|
|
仲の良い二輪。
|
|
馬の背、万葉広場を経てササユリ群生地に戻ってきました。
|
|
日に映えるササユリは一段と綺麗です。
|
|
ササユリ(3)
|
|
ササユリ(4)
|
|
ササユリ鑑賞後、岩屋に向かいます。
|
|
舗装された道を登山口へ下って行く途中で岩屋峠への道に入って行きます。
|
|
階段を登りつめて右に行くと大木が倒れていた。
樹齢600年の岩屋杉だが、1998年の台風で惜しくも倒れてしまったようです。
|
|
岩屋です。
奈良時代のもののようで、鹿谷寺と同じく凝灰岩の崖に穿たれた石窟。
三尊立像が浮彫されているようだが識別困難です。
|
|
午前9時35分に岩屋峠。
河内と大和とを結ぶ交通の要地だったようです。
この南に日本最古の国道が通る竹内峠がある。
|
|
岩屋から元の道に戻って登山口に向かいます。
舗装されたこの道は結構急勾配で登りに使うのは少ししんどそうです。
|
|
古代池がありました。
あまりきれいな感じではありません。
|
|
登山口の鹿谷寺跡への道との分岐点に戻ってきました。
|
|
午前9時50分に駐車場着。
この駐車場は満車状態で、国道166号を挟んだ向かいの駐車場にも沢山の車が止まっていた。
急に思い立った二上山だったが、所期の目的の可憐なササユリを見ることができ、また大峰、台高方面の山々の展望や
数々の史跡巡りなど短時間で中身の濃い山歩きをすることができた梅雨の晴れ間の山行だった。
|