伊勢辻山・国見山 2020年(令和2年)1月3日 |
午前7時20分に登山口の駐車場を出発します。今のところ空は晴れている。 これから行く道はここから台高主稜線へ直登するもので、国土地理院の地図には記されていない。 多くの方が歩かれているようで問題ないと思うが慎重に行くことにします。 |
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駐車場から出るとすぐ左の橋を渡って行きます。 気温が低いためか床板が歪んでおり、歩くと変形してガンガンと音がする。 |
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橋を渡って右に行くと次は小さな沢を跨ぐ橋がある。 敷かれている丸太はだいぶ朽ちているが、その下には頑丈な鋼管が渡してあり強度的な問題はないようです。 |
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小さな橋を渡って左に折り返して行くとロープが張られた崖っぷちの急登になる。 |
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植林帯に入るとつづら折りの急登が始まる。 つづら折りと言っても傾斜は結構きつく、いきなりの急登で息が切れます。 駐車場から主稜線までの標高差は600m弱あるが、序盤のこの急登は200mほどなので少しの我慢です。 |
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標高が900mを超えて傾斜が緩やかになった道を登って行くと 小広い平坦なところに出てほっと一息つきます。時刻は午前7時55分。 |
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さらに登り続けて標高が1000mを超えると、道は尾根から外れて斜面を横切りながら続いていきます。 標高1100m付近から雪が見られるようになる。 |
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主稜線に近づくと序盤の急登が嘘のような緩やかな道になります。 |
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やがて左手に主稜線が見えてきました。ここから直登します。 |
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午前8時50分に主稜線に乗りました。 ここまで道(踏み跡?)は思いのほか明瞭で迷うようなところはなく、予定していた時間よりも早く着いた。 ここから右に行けば国見山から明神平方面ですが・・・。 |
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まずは伊勢辻山に向かって左に行きます。 樹林の中を登っている間に曇り空になっていました。これからどうなるんだろうかと気にしながら進んで行きます。 |
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うっすらと霧氷がついた木々の間から遠くの山が見えます。 あちらの方は晴れているのだろうか。 |
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少しづつ高度を上げるに伴って木々に付いた霧氷は大きくなってきます。 |
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しかしエビの尻尾というよりも昨年の桧塚と同じトゲトゲ状態の霧氷です。 |
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伊勢辻山に向かって登って行きます。 上空では西から東へと雲が流れており、時々青空が現れるが晴れ渡る気配はない。 |
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午前9時5分に伊勢辻山に到着。標高は1290m。 |
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とりあえず山頂の写真を撮る。 しばらく天気の様子を見ていたがあまり変化もないので、午前9時25分に国見山に向かいます。 |
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山名板 |
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伊勢辻山直下からは国見山までの台高主稜線の眺めが一望できました。 右手の一際高い山が国見山。その右手遠くに明神岳。 |
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国見山をアップ。 国見山の右奥に明神岳、その右手前には明神平の前山。 あしび山荘も小さく見えています。(マウスポインターを画像に重ねると拡大されます) |
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前山から派生する支脈上の薊岳。 |
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まずまずの景色を眺めてから国見山に向かい、 10分ほどで大又駐車場から登ってきた道との合流点を通過します。 |
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その後一登りで赤ゾレ山です。 |
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午前9時50分に赤ゾレ山山頂に到着。 |
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振り返ると先ほどまでいた伊勢辻山が見えた。 |
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赤ゾレ山の山頂は南西方面の展望が開けたところで、 国見岳から薊岳までが一望のもとです。 |
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国見山と明神平前山方面。 こうして見ると山全体が霧氷に包まれています。 |
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薊岳方面。 晴れていれば大峰も良く見えるに違いない。 |
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赤ゾレ山で5分ほどの展望を終えてひと下りすると凍り付いた池があった。 ハート形をしています。 |
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馬駈ケ辻へ向かう途中でハート池と赤ゾレ山を振り返る。 |
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池から登って行きます。 まわりの霧氷も本格的になってきました。 |
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午前10時15分に馬駈ケ辻に着く。標高は1320m。 |
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展望が開けた南側には国見山の山頂部が見える。 |
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雲に覆われかけた薊岳。 |
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馬駈ケ辻山頂の霧氷。 やはりトゲトゲ状態です。このあたりは風あたりが弱いのかも。 |
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馬駈ケ辻から一旦下り、鞍部から登り返しながら国見山に向かう。 このあたりまで来ると冬山の感じが強くなる。 |
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主稜線を進んで行きます。 |
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国見山の手前の標高1320mほどのところで展望が開けました。 遠くに桧塚方面の山が見えます。 |
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中央が桧塚奥峰、左が桧塚。あちらは晴れているのかな。 一昨年と昨年に素晴らしい霧氷を見ることができた山です。 |
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展望地近くの霧氷。 青空と陽の光が欲しいところです。 |
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国見山に登って行きます。 |
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積雪量は少なく、せいぜい数センチといったところ。スパッツなしでも問題なしです。 |
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午前11時ちょうどに国見山に到着です。 標高は1419mで、これまで踏んできたピークより高いがまわりは雲と樹林で展望はなし。 ここで少し休憩してエネルギーを補給しました。 |
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休んでいる間にも空模様は頻繁に変化する。 これは日が差した一瞬です。 |
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次は最後のピークの水無山へ向かいます。 国見山の周辺は霧氷が発達していて見どころのあるところです。 晴れた日を狙ってリベンジの必要があると感じました。 |
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国見山から下って行くと明神谷を見渡せる眺めの良いところがあった。ウシローと言われるところのようです。 残念ながら雲が湧きたって全体は見渡せませんでしたが、水無山と明神平方面が見えた一瞬を撮りました。 |
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国見山は、先ほどの本峰と次のピークからなる双耳峰のようです。 写真は二番目のピークあたりのもの。 |
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国見山と水無山との鞍部付近からの桧塚方面の眺め。 |
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桧塚が見えます。 (マウスポインターを画像に重ねると拡大されます) |
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水無山に登る途中で一瞬青空が出現。 |
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急いでシャッターを切ります。 |
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しかし今日はこのくらいが限度。 |
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今日は予想よりも天気が良くなく残念だったが、 綺麗な霧氷を見ることができたことで良しとしよう。 |
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午前11時45分に水無山に到着。登山道の一通過地点のようなところです。 ここもまわりは樹林で眺めはなし。 |
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国土地理院の地図には山名や標高は書かれていないが、 ここは標高1430mほどあり、国見山よりも高いようです。 |
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水無山を素通りして明神平方面に下って行きます。 前方に前山が見えます。 |
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前山とあしび山荘を見ながら下って行きます。 |
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霧氷越しに薊岳も見えてきました。 |
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午前12時ちょうどにあしび山荘に着きました。今日の主稜線の縦走もここまで。 前方の東屋で休憩します。 |
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あの白い頂きは明神岳かな。 |
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東屋で休憩して暖かいコーヒーを飲みながら炭水化物を補給。 前方には東屋の柱と軒に囲まれた額縁の中に前山が見えます。 |
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午前12時25分に下山開始。 登山口の駐車場に向かって下って行きます。 |
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途中で見えた薊岳。 |
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つづら折りの道を下ります。 |
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キケン地帯を通過。しかし整備されてきており、あまり危険ではなくなっている。 |
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明神滝。真冬とは思えない状態です。 |
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途中、4度渡渉します。 |
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林道跡に近づいてきました。 |
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鉄製の橋を渡れば登山道はお終いです。 |
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林道を歩いて駐車場に向かって行く。この階段から薊岳に行けるようです。 |
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今朝渡った橋に戻ってきました。 |
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午後1時40分に駐車場に戻る。 天気が思いのほか良くなかったのは残念だったが、綺麗な霧氷を満喫して 無事戻ってくることができたことで十分な今年の初山行だった。 |
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帰途、初めて七滝八壺に立ち寄る。 |
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気になっていたが、いつも帰りの時間が遅いためついつい後回しにしていたところです。 全体的に小ぶりな滝でした。 |
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また、正月でもあるので丹生川上神社中社に初詣をしました。 ここも初めてで、由緒ある雰囲気がしていていつも気になっていたところです。 帰りは桜井あたりで渋滞に会ったので、遠回りをして南阪奈経由で高速道路を走って 家に帰りついたのは午後5時半ごろだった。 |
コースタイム |
大又登山口(7:20)−台高稜線(8:50)−伊勢辻山(9:05-9:25)−赤ゾレ山(9:50-9:55)−馬駈ヶ辻(10:15-10:20) −国見山(11:00-11:15)−水無山(11:45)−あしび山荘(12:00-12:25)−明神滝(12:55)−大又登山口(13:40) |