八経ヶ岳・五鈷峰 2021年(令和3年)9月24日 |
午前5時20分に登山口を出発する。 夜明け前でまわりは暗いためヘッドライトを点けて行きます。 稜線まで400mほどの登りです。 |
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少し行くと特徴のある橋がある。一種のトラス橋です。 |
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橋を渡るとしばらくして急登が始まる。 暗い中、つづら折りの道を我慢強く登って行くうちにまわりは明るくなってきた。 標高1400m近くまで来ると梯子がありました。 |
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登り続けること1時間。 午前6時20分に奥駈道のある稜線に到着です。 |
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14年前に行者還岳に登った時以来のところ。 また、このルートで八経ヶ岳に登るのは16年ぶりです。 月日の経つのは早いものです。 |
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弁天ノ森に向かう途中で旭日旗のように差し込む綺麗な日の光に出会いました。 |
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朝日を受けて輝く木々。 |
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木々の間に仏生嶽と孔雀岳が見えました。 (マウスポインターを画像に重ねると拡大されます) |
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午前7時に弁天ノ森。 標高は1600mで、出会から100mほどの緩い登りでした。 |
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聖宝ノ宿趾に向かう途中で見えた弥山小屋。 小屋の上には立待の月。 |
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八経ヶ岳も見えました。 |
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左手遠くには五鈷峰。 少なくともあそこまでは行きたい。 |
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更に進んで行くと弥山から仏生嶽までの稜線が見えました。 写真は弥山と八経ヶ岳。 |
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その左に五鈷峰と仏生嶽・孔雀岳。 |
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紅葉間近かの木々。 |
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午前7時35分に講婆世宿(聖宝ノ宿:第55靡)。 |
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聖宝ノ宿趾からは弥山への300mを超える登りが始まる。 このあたりはなかなかいい雰囲気です。 |
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ところどころに木製の階段が続きます。 前鬼から太古ノ辻までのものほどではないが・・・。 |
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比較的登りやすい道です。 |
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標高1800m近くから大峰北部の山々を見る。 |
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稲村ヶ岳と山上ヶ岳。 |
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竜ヶ岳と大普賢岳。 (マウスポインターを画像に重ねると拡大されます) |
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東には大台ヶ原。 |
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鉄製の階段が現れると弥山小屋は近い。 |
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午前8時35分に弥山小屋に到着。 平日のためか人の数は少なく小屋のまわりは静かだった。 |
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何はともあれ3年半ぶりに弥山神社(第54靡)にお参りをします。 |
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神社からは目の前に八経ヶ岳が見えます。 左後ろには釈迦ヶ岳と仏生嶽。 |
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神社の前の立ち枯れの木々。 |
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お参りを済ませてから八経ヶ岳に向かいます。 |
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鞍部手前からの八経ヶ岳。 |
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鞍部付近。 |
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オオヤマレンゲ保護のための鹿などによる食害防止柵。 |
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鞍部から一登りして午前9時15分に八経ヶ岳(第51靡)に到着。 四度目の山頂です。 |
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時間もないので取り敢えず四周を眺めます。 南にはこれから辿って行く主稜線の彼方に仏生嶽や釈迦ヶ岳。 |
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北には弥山の彼方に大普賢岳。 稲村ヶ岳や山上ヶ岳は雲の中。 |
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弥山小屋と弥山神社。 |
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大普賢岳と竜ヶ岳。 |
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東には大台ヶ原。 |
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素早く眺め終わって明星ヶ岳に向かいます。 途中で見えた頂仙岳。 |
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明星ヶ岳 |
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午前9時35分に弥山辻に到着。明星ヶ岳は帰路に寄ることにして進んで行きます。 ここから先は未知の領域になります。 夕暮れの時間を考慮して折り返し時刻を11時半とし、行けるところまで。あと2時間弱しかないが・・・。 |
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明星ヶ岳への道を左に分けて奥駈道を進んで行くと沢山の碑伝が置かれているところがあった。 帰って調べてみると、定かではないが菊ノ窟遥拝所(第49靡)とされているところのようでした。。 |
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遥拝所から少し行くと釈迦ヶ岳までの眺めが開けたところがあった。 ここでエネルギーの補給を兼ねて10分ほど休憩します。 眼下に見えるピークは禅師ノ森(P1767:第48靡)。 釈迦ヶ岳の手前に楊枝ノ森が見えるが、あそこまで行くには少し時間が足りない。 |
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休憩したところから少し下ると左に八経ヶ岳が見えました。 山頂部は見えていない。 |
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P1767との鞍部付近から下ってきた方向を振り返る。 八経ヶ岳や明星ヶ岳の東側には険しい岩壁があるようです。 |
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P1767を巻きながら下って行く途中で七面山が見えました。 猫ノ耳と言われる二つのピークが特徴的です。 |
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崩壊地に近づくと前方に五鈷峰の岩峰が見えてきました。 P1767から続く稜線の南端にあります。 |
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その右には釈迦ヶ岳まで続く主稜線と、楊枝ノ森で主稜線と分岐した稜線上の七面山が一望です。 楊枝ノ森の下に見える開けた草地は神仙平。 |
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午前10時40分に五鈷峰に着きました。 岩峰の上に立つことができるようですが止めときます。 |
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滑りやすい一枚岩をロープを頼りにして下って行きます。 高低差は小さいのでそれほど危険でもない。 |
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正面に見えるのはP1694。 |
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P1694との鞍部に下り立って五鈷峰(第47靡)を振り返る。 時刻も午前11時近くになったので、ここで折り返そうと考えて大休止を決め込んだ。 しかし20分ほど休むと疲れも取れたような気がしたので、 折角だからもう少し先に行くことにして午前11時5分に鞍部を出発した。 |
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鞍部から見た七面山。 あの山にも一度は登ってみたいが、アプローチが大変なようです。 |
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午前11時半を目途に進んで行きます。 この付近には随所に大きな岩がありました。 |
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前方に楊枝ノ森を見ながらP1658を巻いて行きます。 |
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P1658を巻きながら下って鞍部付近まで来ると、眺めのよさそうな小ピークがあった。 |
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ピークに立つと遠くに楊枝ノ森が見えた。あと1時間ほどだろうか。 地図を見るとここから舟ノ垰までは15分ほどのようだったが、 時刻もちょうど11時半となったのでここで切り上げることとしました。 |
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楊枝ノ森を眺める。 いつかはあの頂きに・・・。 |
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ピークからの北望。 右にP1658、その左遠くに八経ヶ岳から明星ヶ岳の稜線が見える。 |
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八経ヶ岳と明星ヶ岳。 |
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西の眺め。 眼下にカラハッソウ谷が見えます。 |
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午前11時50分に小ピークを発ち五鈷峰直下の鞍部に戻ってきました。 |
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近づいて五鈷峰を見上げました。 |
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鞍部の西側斜面は大きく崩壊しています。 |
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鞍部から登り返して行きます。 |
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そのあと崩壊地帯が続きますが、慎重に行けば問題ありません。 |
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崩壊地から釈迦ヶ岳方面を振り返る。 |
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P1767と明星ヶ岳との鞍部から八経ヶ岳を眺める。 |
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八経ヶ岳の彼方に大普賢岳。 その右遠くには大杉国見山や古ヶ丸山、池木屋山などの台高山脈の山々が見えている。 |
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八経ヶ岳を拡大。 弥山から見た女性的な山容とは異なり、巨大な岩峰を抱えた荒々しい山容です。 |
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東には三津河落山方面からマブシ嶺まで続く大台ヶ原の山並み。 |
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鞍部から明星ヶ岳に登り返して行きます。 |
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午後1時20分に明星ヶ岳(第50靡)に到着。3年半ぶりです。 明星ヶ岳から南では復路で一人の登山者とすれ違っただけの静かな山域だったが、 明星ヶ岳からはちらほらと人の姿を見かけた。しかし平日ということもありその数は少なかった。 |
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振り返れば大峰奥駈道上の山々。 (マウスポインターを画像に重ねると折り返し点が分かります) |
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これから戻る八経ヶ岳と弥山。 |
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立ち枯れの木々の間を八経ヶ岳に戻って行きます。 |
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午後2時20分に八経ヶ岳。 |
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南部の眺め。 |
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折り返し点と思われるところが見えます。 |
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これは昨年の10月に釈迦ヶ岳から撮った写真です。 右端に折り返し点と思われるところが見えています。 |
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台高山脈の山々。 右端に大杉国見山。左へ古ヶ丸山、池木屋山、赤倉山など(画像が不鮮明で分かりにくいですが)。 |
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午後3時ちょうどに弥山小屋に戻る。 |
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ドンドン下って行きます。 |
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午後3時45分に聖宝ノ宿趾。 |
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午後4時15分に弁天ノ森。 |
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往路では気づかなかった石休ノ宿(石休場:第56靡)。 |
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午後4時35分に奥駈道出会に戻る。 あとは登山口までの下りのみとなったが、この下りは浮石や根っ子が多くて予想以上に時間を要した。 |
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小坪谷の流れに架かる橋まで戻ってきてホッと一息つく。 河原で手と顔を洗って少しサッパリしました。 |
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午後5時35分に登山口に戻り、長かった山行を終えました。 舟ノ垰まであと往復30分ほどなのに行けなかったことは心残りだったが、 今回も無事に戻って来ることができたことが何よりで、感謝の気持ちで一杯でした。 午後6時に帰途について帰宅は午後8時半ごろだった。 |
コースタイム |
往 登山口(5:20)−奥駈道出会(6:20-6:35)−聖宝ノ宿趾(7:35)−弥山(8:35-8:45)−八経ヶ岳(9:15-9:20) −弥山辻(9:35)−五鈷峰(10:45-11:05)−折り返し点(11:40) 復 折り返し点(11:50)−五鈷峰(12:20)−明星ヶ岳(13:50-14:00)−八経ヶ岳(14:20-14:35)−弥山小屋(15:00-15:05) −聖宝ノ宿趾(15:45)−奥駈道出会(16:35-16:40)−登山口(17:35) |