福地山 2019年(令和1年)12月16日 |
15日の夕方、ひるがの高原SAで休憩。夕闇の中に白山や大日ヶ岳が見えました。 |
||
16日の早朝の平湯BT。人も少なくひっそりとしていた。 冬場は初めてだがこういう雰囲気は悪くないです。 |
||
福地温泉に向かう途中で朝日を受ける笠ヶ岳を見る(平湯IC口付近から)。 |
||
福地温泉の登山者用駐車場。後の山が福地山と思われます。 午前7時35分に出発。 |
||
駐車場から登山口に向かう途中に建ち並ぶ朝市。 まだ開店していません。 |
||
福地山登山口。左の階段を上って行きます。 |
||
登山口の案内図。なかなか親切な案内図です。 (画像をクリックすると拡大されます) |
||
登山口からすぐつづら折りの道が続く。まだ日が差さず冷え込んでいます。 |
||
午前8時に焼岳展望小屋に着く。振り返ると・・・・ |
||
焼岳が高く大きく聳えています。 |
||
山の斜面は急だが、道はつづら折りで緩やかな傾斜が続き歩きやすい。 新雪の道には沢山の踏み跡がついていた。昨日は日曜日だったので入山者が多かったのだろう。 |
||
焼岳展望小屋から15分ほど登って行くと写真の案内板があった。 あと12回折り返して行くと分岐に着く。 |
||
折り返しを数えながら登って行きます。 |
||
午前8時35分に尾根コースと谷川コースとの分岐点に着く。 もちろん尾根コースを行きます。 |
||
標高は1200mを超えて、行く手に白銀の峰々が見えてきました。 |
||
長かったつづら折りの登りも終わり、尾根を辿って行きます。 |
||
午前8時40分に第一展望台に到着。展望台と言っても樹林が途切れた登山道の一通過点です。 木々の間から槍・穂高、焼岳が見えます。 |
||
槍ヶ岳から西穂高岳まで続く3千メートル級の山々。 |
||
槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳。 |
||
涸沢岳、奥穂高岳、西穂高岳、前穂高岳。 |
||
大展望に感激してから少し行くと無然平です。午前8時55分着。 飛騨地方の教育者、篠原無然の石像が置かれています。 |
||
無然平で谷川コースと合流して道は続きます。 |
||
午前9時5分に再び尾根コースと谷川コースとの分岐点。 ここでも躊躇なく、登山口の案内図に”槍・穂高の展望”と書かれていた尾根コースを行きます。 |
||
福地山登山道で随一の急登です。 |
||
急登が終わると痩せ尾根の道となる。特に右側は切れ落ちており油断は大敵。 |
||
20分ほどで谷川コースと合流。 結局、案内図に書かれていたような展望はありませんでした。 |
||
合流点から少し行くと第二展望台。 ここから直接山頂へ行く道があるが、私は第三展望台を越えて行きます。 |
||
第二展望台から5分ほど登って行くと第三展望台に到着。ここは地図上のP1559です。 正面に焼岳が見えます。 |
||
展望台の前の方に進んで行くと、焼岳の左手に槍ヶ岳から前穂高岳までの大展望が開ける。 第一展望台よりも高度を上げてきた分、特に穂高連峰の全容がよく見えるようになった。 |
||
槍ヶ岳から南岳までの3千メートルを超す峰々。 |
||
涸沢岳から奥穂高岳、西穂高岳、前穂高岳、明神岳までの穂高連峰。 北穂高岳は涸沢岳の稜線上にちょこっと見えます。 |
||
槍ヶ岳方面を拡大。右に大喰岳と中岳。 |
||
涸沢岳。右に白出乗越 |
||
奥穂高岳と西穂高岳。 右端に西穂独標が見えます。見たところ雪は少ないようです。 |
||
前穂高岳と明神岳 |
||
最後に焼岳。 |
||
第三展望台から下って巻き道と合流し、山頂に向かいます。 |
||
午前9時55分に第四展望台。 |
||
第四展望台から少し行くと乗鞍岳展望台。 |
||
逆光の乗鞍岳 |
||
そして、午前10時10分に福地山に着きました。 |
||
福地山の山頂標識。左手の奥に行くと・・・ |
||
三等三角点がありました。 |
||
振り返れば北アルプスの大観。 左に笠ヶ岳、右に焼岳を従えて中央に槍・穂高。 |
||
槍ヶ岳から穂高岳まで続く白銀の峰々。眼下の蒲田川からの標高差は二千メートルを超える。 以下では望遠で。(画像をクリックすると拡大されます) |
||
槍ヶ岳、大喰岳、中岳 |
||
中岳と南岳。右に大キレットへと続く。 |
||
北穂高岳(山頂部のみ)、涸沢岳、奥穂高岳、西穂高岳、前穂高岳。 逆光で少しわかりにくいが、奥穂高の真下の尾根の稜線上にロープウェイの西穂高口駅が、 西穂高から続く稜線の右端に西穂山荘が見えます。 |
||
前穂高岳と明神岳 |
||
最後に主要な山の山頂部を望遠で。これは笠ヶ岳。 |
||
槍ヶ岳。肩ノ小屋も見えます。 |
||
奥穂高岳と西穂高岳。西穂からジャンダルムにかけて険しい稜線が続きます。 |
||
殿は焼岳。 |
||
山頂に着いたときにいた三人パーティが去ったあとは貸し切り状態です。 暖かいコーヒーを飲みながら雄大な景色を心行くまで眺めてから、午前11時に帰途につきました。 |
||
山頂から下って行くと、前方の樹林の隙間に白い山が見えたので望遠で覗いてみると・・・ |
||
これは飛越国境の白木峰ではないかと思います。 |
||
その左手に見えた山は、確信は持てないが三ヶ辻山と人形山。 福地山山頂の西側は樹林に覆われているため展望は得られなかったが、 もし視界が開ければ白山を始めとした飛騨西北部の山々の眺めが素晴らしいと思われます。 |
||
第三展望台を巻いて下って行きます。 |
||
山頂を振り返る。 |
||
午前11時25分に第二展望台。 |
||
分岐に着きました。帰りは右の谷川コースを行きます。 |
||
緩く下って10分ほどで尾根コースとの合流点です。 |
||
明るい尾根道を下って行きます。 |
||
午前11時40分に無然平に戻ってきました。帰りは谷川コースを行きます。 |
||
篠原無然(禄次)は加藤文太郎の生地と同じ兵庫県北部出身の教育者。 飛騨を中心に青年の教育や工女の待遇改善などに尽力。 1924年(大正13年)11月14日、雪の安房峠で遭難死。享年36歳。 (Wikipediaより) |
||
谷川コースに建つ東屋 |
||
午前11時45分に尾根コースと合流。ここからつづら折りの続く道となります。 |
||
つづら折りの道を下って午前12時10分に焼岳展望小屋に戻る。 朝とは違い、順光となって全貌がはっきりと望めます。 |
||
登山口付近のつらら。人工的に作っているようだった。 |
||
午前12時25に登山口に戻ってきました。 |
||
朝市の前を戻って行きますが、平日のためなのか営業はしていませんでした。 人の気配もしません。 |
||
店の前には懐かしい昭和の広告が沢山。 |
||
いわゆるドーナツ盤と呼ばれた数々のレコードの表紙も。 |
||
皆さん若いです。 |
||
駐車場には午前12時30分に戻ってきました。 着替えをして午前12時45分に出発です。 |
||
途中で福地山を振り返る。 |
||
平湯IC口からの笠ヶ岳。堂々とした山容の飛騨の名峰です。 |
||
帰途、平湯に寄ってから高山に向かった。 高山には予定より早い午後2時ごろに着いたので、天気も良いし北アルプスが眺められるスカイパークに寄ることにした。 広い駐車場のある展望台からは乗鞍岳から北ノ俣岳までの山々が一望できました。 |
||
乗鞍岳。 山頂部には最高峰の剣ヶ峰を筆頭に、乗鞍23峰と呼ばれる峰々が連なっている。 |
||
乗鞍岳を望遠で。右端が剣ヶ峰。 |
||
乗鞍岳の北には焼岳を経て穂高から笠ヶ岳までが続く。 |
||
穂高連峰。 福地山からは山頂部だけが僅かに見えていた北穂高も、ここからはよく見えます。 |
||
槍ヶ岳から南岳まで |
||
笠ヶ岳。飛騨の名峰です。 |
||
笠ヶ岳の北には黒部源流の山々。 |
||
双六岳と三俣蓮華岳。 三俣蓮華岳の稜線越しに山頂部が見えるのは鷲羽岳? |
||
黒部五郎岳。右遠くには水晶岳も。 |
||
北俣乗越を経て赤木岳と北ノ俣岳。 大展望をじっくりと30分ほど眺めてから高山を発ちました。 |
||
東海北陸道のひるがの高原SAからは白山の山頂部分が見えました。 これは御前ヶ峰と剣ヶ峰。 |
||
その左に見える白い山は別山かな? 北アルプスのみならず飛越国境の山々や白山を見ることができた贅沢な山行もいよいよお終いです。 高速を走り続けて枚方の自宅には午後7時前に帰りつきました。 |
コースタイム |
往 駐車場(7:35)−第一展望台(8:40-8:50)−無然平(8:55)−第三展望台(9:30-9:40)−福地山(10:10) 復 福地山(11:00)−第二展望台(11:25)−無然平(11:40)−駐車場(12:30) |
-