栗沢山・アサヨ峰 2022年(令和4年)10月15日 |
午前5時30分にこもれび山荘を出発します。 まだ暗かったのでヘッドランプを点灯して長衛小屋に向かった。 |
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しばらく林道を歩き、途中からキャンプ場への道を進んで長衛小屋に到着。 明るくなってきたのでヘッドランプはリュックに収納。 |
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長衛小屋の前を流れる北沢を渡って登山口へ。 |
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栗沢山の登山口です。直進は栗沢山へ直登する尾根道。左は仙水峠経由の道。 直登する方が少し早く山頂に着くようなので登りはこちらへ。 下りは仙水峠経由の周回ルートとします。午前5時45分に出発。 |
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取付きから急登が続く。最初のうちは木の根っこが犇めく歩きにくいところもある。 しかし勾配のきついところは直登ではなく適当につづら折りとなっており、全体的には思っていたよりも登りやすい。 |
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変化のない道を登り続けて午前6時40分にP2306に着き急登も一段落。 |
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その後再び急登となる。 |
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しかし急登が延々と続くのではなく、途中に平坦なところも何ヶ所かある。 息を継げるところがあるのはありがたいです。 それにしても標高2500mのこのあたりの木は何故か微妙に曲がっています。 |
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上の写真のところから少し登ると道は尾根筋から離れて巻き道となる。 巻きながら登って行くと左手が明るくなってきた。 |
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やがて樹林が途切れて北西方面の視界が開けました。 左の仙丈ヶ岳馬ノ背と右の双児山の間に中央アルプス北部や御嶽山、乗鞍岳、穂高などが見えます。 |
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左手には昨日登った仙丈ヶ岳もくっきりと。 |
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少し登ると摩利支天を従えた甲斐駒ヶ岳の金字塔。 斜めから朝日を受けた彫りの深い山容に感動しました。 |
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再び尾根筋に戻って登って行くとハイマツ帯に出ました。栗沢山までもう少しです。 |
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ハイマツ帯に出るとまわりの眺望が全開です。 右手に北岳から南下して行く南アルプスの峰々。 |
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その右手(つまり登ってきた方向)には仙丈ヶ岳の優美な姿。 右手前が昨日登った尾根です。 |
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さらに右には、木曽駒ヶ岳や御嶽山、乗鞍岳、笠ヶ岳、槍穂高連峰など。 中央下よりの馬ノ背の麓には南アルプススーパー林道も見えます。 |
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山頂の岩を目指して登って行きます。 |
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しかし登り着いた岩は山頂ではありませんでした。 |
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山頂は少し左に折れた稜線上の先のピークのようです。 岩の道を登って行きます。もう少しだ、頑張ろう。 |
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振り返ると仙丈ヶ岳の全貌が余すところなく。大きな山ということが実感できます。 眼下には北沢峠からつづくスーパー林道と登って来た尾根。 |
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午前8時5分に栗沢山に到着です。 |
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山頂は無人でどうやら本日の一番乗りのようです。 今日は時間は十分にあるのでゆっくりと360度の展望を楽しみます。 |
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栗沢山は北の甲斐駒ヶ岳の絶好の展望台です。 左後ろには鋸岳、右後ろには八ヶ岳が見えています。 |
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振り返れば北岳から南へと連なる南アルプス主稜線上の山々。 北岳、間ノ岳、悪沢岳、塩見岳等が見えています。以下、望遠で。 |
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北岳と間ノ岳 |
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悪沢岳と塩見岳 |
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これは奥茶臼山です。南で次登るのはこの山かな。 |
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北岳から右回りに仙丈ヶ岳。 |
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中央アルプス、北アルプス方面。以下望遠で。 |
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中央アルプスの三ノ沢岳、宝剣岳、木曽駒ケ岳など。手前は仙丈ヶ岳馬ノ背尾根。 |
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中央アルプスの将棊頭山、茶臼山、経ヶ岳など。後ろには木曽の御嶽山。 |
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北アルプスの霞沢岳、笠ヶ岳、西穂、奥穂、前穂、北穂、南、中、大喰、槍など。 手前は双児山。 |
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立山と剱岳 |
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爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山。手前左は鋸岳、手前右は駒津峰の稜線。 |
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北岳からグルっと180度で甲斐駒ヶ岳に戻ってきました。 |
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さらに右回りで八ヶ岳、奥秩父方面。以下望遠で。 |
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八ヶ岳の天狗岳、硫黄岳、阿弥陀岳、横岳、赤岳、編笠山、権現岳、三ッ頭など。 |
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奥秩父の小川山と手前に瑞牆山 |
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金峰山や国師ヶ岳方面 |
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最後に目指すアサヨ峰とその後ろに鳳凰三山。 |
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鳳凰三山。地蔵岳のオベリスクが印象的。 |
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アサヨ峰。午前8時40分に栗沢山を出発して向かいます。 |
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鞍部を過ぎて少し登り返したところから栗沢山を振り返る。 栗沢山から下って鞍部付近までは岩場が多く少し迷ったところがあった。 |
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上の写真と同じところからアサヨ峰を見る。二つのピークのうちの右の方がアサヨ峰。 登りになると踏み跡もよく分かるようになってきた。 |
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アサヨ峰までの最大の登り。 といっても標高差は100mもありませんが、斜度はなかなかのものです。慎重に行きます。 |
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最初は垂直のクサリ場。足場さえ確保すれば大きな問題なしです。 むしろ下りの方に気を付ける必要がある。 |
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クサリ場の後も急登が続きますが、我慢して登って行くとピークの上に出ました。15分ほどの登りでした。 アサヨ峰は目前です。 |
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午前9時35分にアサヨ峰に到着。3年越しの山頂です。 早速山岳展望開始です。北岳から左回りで。 |
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少し左を向くと富士山が視野に入る。 富士山、北岳、間ノ岳と本邦高山ベスト3が揃います。 |
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早川尾根の果ての鳳凰三山と富士山。 栗沢山からの展望は素晴らしかったが、富士山が欠けていたのは残念だった。 南アルプスからの眺めには、やはり富士山は欠かせない。 |
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雲海に浮かぶ富士山 |
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雲に隠れた奥秩父方面は飛ばして、アサヨ峰の稜線越しに見る甲斐駒ヶ岳。 少し遠くなったのと稜線越しの眺めのため栗沢山からの眺めほどの迫力はない気がします。 |
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甲斐駒ヶ岳の左遠くには北アルプスの長大な山並み。 |
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北アルプスの代表として槍穂高連峰を一枚。 |
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次は仙丈ヶ岳と背後の中央アルプス方面。 仙丈ヶ岳は大きくて優美な素晴らしい山です。小仙丈カールを正面にしたここからの眺めがベストかも。 昨日登った尾根やスーパー林道がよく見えます。 |
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馬ノ背の彼方には中央アルプス方面の山々。 南駒ヶ岳や空木岳、三ノ沢岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳、御嶽山など。以下望遠で。 |
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御嶽山と手前に経ヶ岳、茶臼山、将棊頭山など。 |
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木曽駒ヶ岳、と宝剣岳、三ノ沢岳。さらに伊那前岳や中岳も。 |
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今日も雲間に恵那山。 |
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一巡して北岳に戻ってきました。 北岳の眺めは前景がない分栗沢山からのものより一際雄大に見えます。 |
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炭水化物で腹ごしらえをしてから、午前10時に栗沢山(左端、双子山の手前)に戻ります。 |
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アサヨ峰ともお別れです。 |
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急降下の手前まで来ました。 |
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急坂を慎重に下ってクサリ場まできました。 |
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慎重に下ったあとは踏み跡を見失わないように栗沢山に向かいます。 |
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北岳と黄葉を一枚。 |
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帰路では迷うこともなく栗沢山に取り付きました。短いが急登です。 |
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午前10時50分に栗沢山に戻る。 少し雲も増えてきて視界が閉ざされるのも時間の問題のようです。 |
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一休みのあとアサヨ峰と栗沢山にお別れをして午前11時5分に仙水峠に向かいました。 |
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下る途中で栗沢山を振り返る。 仙水峠への下り始めは岩場の急降下です。浮き石なども多く気が抜けないところでした。 |
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甲斐駒ヶ岳も雲に隠れようとしています。 |
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まわりの山々が雲に隠れたのは一瞬の間のことでした。 雲に閉ざされ、眺めが失われた中をハイマツ帯から灌木帯、そして樹林帯まで下ってきました。 |
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仙水峠近くの紅葉。日差しがあればもっときれいに見えるのだが。 |
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午前12時に仙水峠に下り立つ。 ここまで来れば北沢峠は近いと思っていたが、道標を見るとまだ1時間はかかるようでした。 |
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ここからしばらくは名物の岩礫帯です。 |
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珍しい地形だが少々歩きにくいです。 |
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再び青空が現れて日も差してきました。 |
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黄葉と岩礫 |
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見事な黄葉です。 |
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こうして見ると南アルプスの紅葉も結構綺麗です。 |
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黄色の世界から緑の世界になりました。 ここはP2183付近です。ピークと言うほどのものはありませんが。 |
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苔の緑が綺麗です。 |
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のんびり歩いて午前12時35分に仙水小屋。もう店じまいしているようです。 小屋の前の冷たい水は乾いた喉に浸み込み、この上なく美味しかった。まさに南アルプスの天然水でした。 |
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小屋から急坂を下り、沢を渡って行きます。 |
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再び沢を渡り返したあとは北沢に沿ってのんびりと下って行きます。 |
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午後1時5分に登山口まで戻ってきました。7時間20分の山歩きでした。 |
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長衛小屋経由で北沢峠に向かいます。 |
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キャンプ場には沢山のテントが張られていました。 バス停からも近くて人気のあるところです。 |
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林道を歩いて北沢峠に戻って行きます。 緩やかな坂道ですが、疲れた体には少し応えます。 |
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午後1時15分に無事北沢峠に戻って来ました。 このあと山荘に寄ってお礼を言ってから預けていた荷物を引き取り、山荘の前で整理をしました。 午後1時10分発の定期バスが発車した後だったので次は15時00分発となるが、 28人の乗客が揃うと随時臨時バスが出るとのことで待つこと暫し、1時50分に北沢峠を出発することができました。 仙流荘に戻ったのは午後2時半。駐車場へ行き着替えをして午後3時に枚方に向かった。 途中、恵那山トンネル付近と小牧JCTで若干の渋滞があったが大したことはなく、帰宅は午後8時頃だった。 アサヨ峰を2日目にしたことで天気にも恵まれ時間的にも余裕のある山行ができたのは幸運だったと感謝するのでした。 |
コースタイム |
往 北沢峠(5:30)−長衛小屋(5:45)−P2306(6:40)−栗沢山(8:05-8:40)−アサヨ峰(9:35) 復 アサヨ峰(10:00)−栗沢山(10:50-11:05)−仙水峠(12:00)−仙水小屋(12:35)−長衛小屋(13:05)−北沢峠(13:15) |