鈴鹿・釈迦ヶ岳 2016年(平成28年)10月30日 |
早朝の石榑峠。東の空には雲があり、期待していた南アルプスなどは望めそうにない。 |
||
峠から舗装された車道に入って行く。 門扉があるので右に回り込んでガードレールを跨いで行きました。 |
||
車道を10分ほど登って行くと広場に出た。 そこから振り返ると竜ヶ岳が目の前に大きく迫ってくる。眼下には旧道が見える。 |
||
広場はかつてNTTの無線中継所があったところ。登山道はこの奥から続いている。 |
||
登山口(?)から竜ヶ岳を振り返る。ここから本格的な登山道になります。 |
||
登山道に入って間もないところ。 道は南の釈迦ヶ岳に向かっているため逆光状態が続いて行きます。 |
||
少し開けた所からの南の眺め。 始めて見る景色なのでどれがどの山かさっぱり見当がつかなかった。 |
||
7時10分。P792からの眺め。中央がP900、その左手奥が三池岳のようです。 道はここから緩く下ってP900に登って行きます。 |
||
P792から伊勢湾を見る。朝日を反射して輝いています。 |
||
竜ヶ岳を振り返る。 なかなか堂々とした山容です。 |
||
P792直下からのP900(国土地理院地図には標高は記されていない)。 左後ろに三池岳。 |
||
花崗岩が風化したザラザラ坂を下ってP900に向かう。 |
||
途中にあるP768から少し下ったあとP900へ登り返す。 標高差150mほどのこのコース初めての本格的な登りで、始めしばらくは写真のような急登。 |
||
急登を終えたあとは緩やかな登りとなる。 |
||
P900の山頂はもうすぐ。 |
||
まわりは申し訳程度の紅葉です。 |
||
7時55分にP900に到着。 南側は木々に遮られて展望はあまり良くない。 |
||
しかし、振り返ると北側には竜ヶ岳から養老山地方面の眺めが広がっていた。 |
||
山頂から少し南に進むと視界が開けて、これから辿って行く山々がよく見えた。 これから一旦下って右端のP918(国土地理院地図には標高の表示なし)から稜線沿いに左端の三池岳まで行くことになる。 遠くにようやく釈迦ヶ岳の頂上部分が見えてきた。 |
||
P900とP918との鞍部は左側がガレた痩せ尾根となっている。 |
||
そのガレた谷の紅葉。まずまずです。 |
||
鞍部からは花崗岩が風化したザラザラ坂の急登。 張られたロープを使いながら登るが標高差は40mほど。坂の上部には巨岩が控えている。 |
||
登り着いたP918の頂上。樹林に覆われている。 |
||
P900を振り返る。左遠くには竜ヶ岳。 |
||
P918から三池岳方面を見る。 右遠くに目指す釈迦ヶ岳が見えるが、遙か彼方という感じ。 |
||
三池岳への稜線上の紅葉。色づきは今一だがまあまあ綺麗です。 |
||
三池岳頂上手前のザレ場。滑らないように慎重に行く。 |
||
三池岳手前の小ピークを通過。 |
||
山腹の紅葉を眺めながら稜線を行く。 |
||
8時45分に三池岳に到着。 ここまで2時間。自分としてはまずまずかな。 |
||
三池岳から釈迦ヶ岳に至る山並みを見る。 石榑峠から三池岳までは稜線が蛇行し起伏も多く、また、樹林帯やザレ場、ガレ場などがある変化の多い複雑な地形をしていたが、 三池岳から釈迦ヶ岳までは樹林も少なく明るく開けており、また稜線自体もそれほど複雑な地形ではないような印象を受けた。 それにしても遠いなあ。あとどれくらいかかるのだろうか。 |
||
まずは一旦下ってから少し登り返す。 前方には三池岳で突然現れた高校生らしき団体が登っており急に賑やかになる。 |
||
ザレた道を登って行く。 |
||
小さなピークを越えると八風峠に下り立つ。 天狗の踊場と呼ばれるところで、八風大明神の碑があります。 |
||
まわりには花崗岩が風化した砂礫の広場があり、その中に紅葉したつつじの木々が点在しています。 釈迦ヶ岳の方向は逆光なのが残念です。 |
||
あとからやって来た団体をやり過ごしてから釈迦ヶ岳に向かう。 高校生と思われる団体は4つほどのグループに分かれているようだった。 |
||
このあたりは三池岳から見て感じたとおり起伏が少なく明るく開けた稜線が続いている。 当然展望もよく、前方の釈迦ヶ岳や左手の伊勢湾から濃尾平野方面を眺めながら快適に歩くことが出来た。 |
||
八風峠から10数分で中峠に着く。 |
||
さらに5分ほどで仙香山。ここは登山道の一通過点のようなところだった。 |
||
9時35分に南峠を通過。 ここからP971(国土地理院地図には標高の表示なし)まで緩やかに登って行く。 |
||
P971。9時50分に通過。 |
||
鞍部へ下る途中の黄葉。 |
||
鞍部から釈迦ヶ岳を仰ぐ。標高差160mほどの登り。 |
||
釈迦ヶ岳への道。 |
||
10時25分に釈迦ヶ岳に到着。8年ぶりの山頂です。 これで竜ヶ岳から臼杵ヶ岳までの稜線が繋がりました。 |
||
なにはともあれ、腹拵えを兼ねた休憩を取ります。 休憩のあとは展望ですが、ここはあまり眺めが良くなく、山が見えるのは北側のみ。 竜ヶ岳から藤原岳、頭陀ヶ平などが見えます。藤原岳の右遠くには白山も。 |
||
望遠で白山。まだ雪は積もってないようです。 |
||
雲が多い北アルプスの右には御嶽山。噴煙が上がっている。 |
||
右に目をやると、中央アルプスは雲の中。 その右の雲間に辛うじて恵那山と思われる山が見えました。 恵那山の背後に見える南アルプスも今日は無理のようです。 |
||
三角点のある頂上から最高点までは5分ほど。 ここからは御在所岳や雨乞岳、イブネなどが見えた。 |
||
去年登った銚子ヶ口方面。 |
||
最高点は松尾尾根ノ頭とも呼ばれるところ。 8年前に庵座谷から名もなきガレ場を登ってやって来たところです。 |
||
最高点で写真を撮ってから11時に下山開始。三角点を11時5分に通過。 |
||
釈迦ヶ岳から下る途中で見た山腹の黄葉。 |
||
P971へ登る途中で振り返り見た釈迦ヶ岳。 山頂付近は休日と言うこともあり多くの人で賑わっていたが、その大部分の人は多分朝明渓谷の方からだと思う。 この石榑峠への稜線ではほとんど人を見ることもなく静寂そのものだった。 |
||
P971を過ぎたところから見た三池岳と竜ヶ岳。 竜ヶ岳の後ろに見えるのは御池岳。 |
||
12時ちょうどに仙香山に戻ってきました。 |
||
仙香山付近からの三池岳(右)と竜ヶ岳(左奥)。 |
||
12時5分に中峠に着く。正面に三池岳。 |
||
この付近の主稜線を特徴づける花崗岩が風化した砂礫の山肌。 |
||
八風峠を過ぎた小ピーク上からの三池岳。 |
||
12時30分に三池岳まで戻ってきた。ここで腹拵えのため少し休憩。 石榑峠まであと1時間半ほどで最後の一頑張りといったところ。 危険なところも多いので気を引き締めて行こう。 |
||
三池岳から釈迦ヶ岳を振り返る。 釈迦ヶ岳からここまで危険なところもなく明るく開けた快適な稜線だった。 |
||
三池岳から竜ヶ岳を望む。 手前に見える幾つかの小さなピークを越えて行く。中央の小ピークはP900。左端はP918。 |
||
P918付近から三池岳を振り返る。右遠くに釈迦ヶ岳。 |
||
三池岳とP918との間にある小ピークの紅葉。 午後の日差しに映えてなかなか綺麗です。 |
||
13時15分。P900から三池岳を振り返る。 後ろに見える釈迦ヶ岳も見納めです。 |
||
P900から大きく下って行くとP792までに2つの小ピークがある。 そのうちのP792寄りの写真の小ピーク(P757)の直下を石榑トンネルが通っています。 |
||
P792直下のザレ場を登って行く。これを越えれば石榑峠まであと少しだ。 |
||
P792からP900を振り返る。その左後ろには三池岳が控える。 |
||
越えてきた幾つものピークを振り返る。 手前にP792。その山頂の右後方にP900。さらにその右後方にP918。P792の左には三池岳。 |
||
無線中継所跡からの堂々とした竜ヶ岳。 眼下には石榑峠。ようやく帰ってきました。 |
||
車道を歩いて14時10分に石榑峠に到着。 往復14km弱。7時間半ほどの山歩きだった。 |
||
この山行は単に未踏の石榑峠と釈迦ヶ岳との間をつなぐだけのものと考えていたが、 実際に歩いてみると実に変化に富んだ素晴らしい稜線だと感じた。機会があれば新緑の頃にもう一度歩いてみたい。 |
コースタイム |
往 石榑峠(6:45)−P792(7:10)−P900(7:55-8:05)−三池岳(8:45-8:50)−仙香山(9:30)−釈迦ヶ岳(10:25) 復 釈迦ヶ岳(11:05)−仙香山(12:00)−三池岳(12:30-12:40)−P900(13:15)−P792(13:55)−石榑峠(14:10) |