三津河落山
2017年(平成29年)8月20日


メ モ
今年の梅雨明けはほぼ平年並みの7月19日だったが、その後も不安定な天気が続き、登山に適した夏らしい安定した晴天の日は数えるほどしかなかった。そのうちお盆休みになったが、人出で混むことを考えると出かける気にもなれず、今年の夏山は7月の北海道行のみとなりそうな気配だった。しかしそれではあまりにも寂しいので、束の間の晴天を捕まえて近場の山に行くことにした。
選んだ山は去年もこの時期に登った三津河落山で、山頂からの台高山脈の大展望を期待してのことだった。また全体的に標高差も少なく1ヶ月半のあいだ山から遠ざかって鈍ってしまった体にはうってつけのところだった。ただ、去年と同じルートでは変化がないので、今回は逆周りで三津河落山から正木嶺までを歩くこととした。
2時間ほど仮眠してから20日の午前1時半過ぎに枚方の家を出発し、国道168号、163号、169号、370号、そして再び169号を走って大台ヶ原ドライブウェイに入る。およそ20kmの山岳道路を走りに走って駐車場には午前4時15分に着いた。休日のことでもあり駐車場にはそこそこの数の車が止めてあった。車を止めて支度をしている間に空が白み始める。天気はまずまずで、少なくとも午前中は晴天が期待できそうだった。用意が整ったところで午前5時10分に三津河落山に向かって出発した。

行 程
(国土地理院地図)
 
駐車場−川上辻−三津河落山−大和岳(往復)−川上辻−巴岳−日出ヶ岳−正木嶺−駐車場

天 候 晴れ


午前5時10分に三津河落山目指して駐車場を出発した。今回は暗い夜道を避ける時間帯にしたので当然ながら山頂からのご来光は拝めませんでした。

ドライブウェイを戻ってゆくと、行く手に三津河落山(如来月)や名古屋岳と思しき山影が見えてきました

川上辻近くで朝日を受ける三津河落山(如来月)を仰ぎ見る。

15分ほど歩いて川上辻に到着。ここから笹原の中の登山道(踏み跡程度ですが)に入ります。

  川上辻から直進すると大台辻から筏場方面へ、右は日出ヶ岳へ、左は三津河落山へと行くことができる。ただしいずれの道も一面の笹に覆われています。

左に道を取って三津河落山に向かう。しばらく行くと立ち入り禁止となっているが、笹原を踏み荒らすことはしない覚悟で進んで行きます。

  鹿除けの柵に沿って進んで行きます。朝露で濡れるのを防ぐためにスパッツをつけたが、背の高い笹もあるため膝から上がズブ濡れに・・・。

鹿除けの柵に沿って進み、やがて柵から離れて稜線に向って登るようになる。途中で踏み跡を見失ったが、かまわず稜線を目指して登って行くと名古屋岳山頂の手前に出た。

  そこから名古屋岳まではすぐのところだった。展望もないのですぐに折り返して次のピークの如来月に向かいます。

名古屋岳山頂から稜線を少し戻って如来月へ向かう踏み跡に合流。
鞍部へ下る途中で木々の間から如来月が見えました。

下りついた鞍部は朝日に輝く瑞々しい緑が溢れるところでした。

鞍部から如来月までは標高差100m足らずの登り。
北面のためまだ日は差さないが、それでも結構綺麗なところです。

大岩が見えてくると登りもお終いです。

  標高1654mの如来月山頂。ここも木々に囲まれていて展望はない。

 
如来月から少し下ったあと緩く登り返して行くと木々が途切れて前方に青空が広がり始める。
大展望への期待感が高まります。

 
樹林帯を抜けると、緑の笹原の彼方に青い山並みが幾重にも連なる大展望が・・・。
樹林帯から大展望の笹原へと景観が一瞬のうちに変貌するのは感動ものです。

 
 午前6時25分に一年ぶりの三津河落山に到着。
早速山岳展望開始です。

台高山地の最高の展望台はこの三津河落山と言ってもいいほど、
北の明神岳から延々と続く山並みの眺めは素晴らしいの一語に尽きます。

台高北部の山々を望遠で。
左の明神岳から右へ、笹ヶ峰(P1380)、千石山、赤倉山、千里峰、奥ノ平峰、霧降山、そして池木屋山と
5月に歩いた長い長い稜線を感慨深く眺めました。

主稜線上の赤倉山から西に派生する支脈の端に聳える白鬚岳。
この山には昨年の12月に初めて登ったが、小白鬚と白鬚岳との間の稜線はなかなか手強かった。

右手の東の彼方には遠く熊野灘が朝日を受けて輝いています。

左手の西の方には、これから辿ってゆく笹原の中の道が大和岳まで細々と続いています。
その向こうに見えるのは大峰山脈北部の山上ヶ岳方面の山々。

その大峰山脈を少しアップ。
竜ヶ岳や山上ヶ岳、伯母谷覗きなどが見える。

三津河落山で15分ほど休憩してから大和岳に向かいます。
写真はその途中の日本鼻といわれるピーク付近。

日本鼻のピークに向かう。
ミヤコザサに覆われた斜面を登って行きます。

日本鼻のピーク。前回は踏まず終い。稜線から少し奥まったところにあるため見逃しやすいかもしれない。

  ピークの石標。日本までは読めるがその下は分からなかった。

 日本鼻から大和岳に向かう。
この方向はちょうど大阪方面と思われますが、遠くは霞んで見えなかった。

鞍部付近から大和岳へ。

 大和岳山頂間近か。
前回の記録にも書いたように、笹原と巨岩の組み合わせは宮之浦岳を連想させます。

午前7時10分に大和岳に到着。
山頂のモニュメントも相変わらずでした。

大和岳からの展望の筆頭は大峰山脈と思いますが、少し雲が湧いてきてすっきりとは見えませんでした。
それでも、これはこれで夏山らしくて良いかもしれません。

 
 大峰山脈の中心部分である八経ヶ岳と弥山方面。

辛うじて山頂付近が見えている大普賢岳(左)と雲に隠れている山上ヶ岳方面(右)。

大和岳から北に続く支尾根。
この尾根に遮られるため、台高山脈の大展望は大和岳からは得られません。

その支尾根を辿って樹林帯の手前まで行ってみました。
そこで撮った立ち枯れの木です。

大和岳山頂にはこのような年季を感じる大木もありました。。

大和岳で50分ほどのんびりと過ごして、午前8時に三津河落山に戻ります。
前回と同じく貸し切り状態でした。

木立の中を日本鼻に登り返します。

戻ってきた三津河落山から日本鼻、大和岳を振り返る。

台高山脈北部の山々の見納めです。
午前8時20分に三津河落山を出発。日出ヶ岳に向かう。

まずは如来月に登り返す。

  如来月から下って行く。

鞍部付近。

鞍部から名古屋岳を仰ぎます。

名古屋岳へは寄らずに先に進みます。

  柵に沿って坦々と下って行く。

立ち入り禁止のところまで戻ってきました。

  午前9時20分に川上辻に戻る。
この手前で今日はじめて登山者に出会った。何でも添谷山の方へ行かれるとのことだった。私には未知の山域です。

川上辻で切り上げることも考えたが、まだ時間は早いので予定どおり日出ヶ岳に向かうことにした。
川上辻の取り付きは笹が深くて道が分からなかったが、赤い布切れを頼りにして何とか踏み跡を見つけることが出来た。

  鹿除けの柵に沿って緩く登ること30分で巴岳に到着。前回はここで道を間違えたが、今回はそれを教訓にして間違うことなく先に進みます。

巴岳から先も笹の中の踏み跡を緩く登って行く。
途中、大岩のある小ピークを巻いたあと鹿除け柵に沿って進んで行くうちに日出ヶ岳への登りが始まる。

山頂直下は急登だが短時間で終わります。

振り返ると今日辿ってきた三津河落山(如来月)や名古屋岳が間近かに見えました。。

急登を終えて登りついたのは山頂の一郭でした。

  そこからひと足で午前10時20分に日出ヶ岳に到着。

展望台からの三津河落山。
少し休憩してから展望台に登ってまわりの景色を眺めました。
しかし大峰山脈はすでに湧き立つ雲の中。見えるのは近くの山ばかりでした。

お隣の正木嶺。
まだ雲に覆われていないのでこのあと寄ってみることにしました。

 午前10時35分に正木嶺に向かう。
写真は振り返り見た展望台。

駐車場への道を右に分けて正木嶺に向かう。

  正木嶺への階段を登って行きます。早くも色着いている木もあります。

 
 午前10時50分に正木嶺に到着。

 
 太平洋の眺めはなしでした。

 
 正木嶺から少し先に行って立ち枯れの木々を眺めます。
そろそろいい時間になりましたので今日はここで切り上げることにしました。

 
 日出ヶ岳を眺めながら木道を下って行く。

駐車場への道。
多くの人たちが気軽に歩いて日出ヶ岳を往復しているようでした。

午前11時35分に駐車場に戻りました。出発してから6時間25分。歩行距離は約9.8kmでした。
かくして昨年同様、今年の盛夏のプチ山歩きは終わりました。


コースタイム
駐車場(5:10)−川上辻(5:25)−名古屋岳(5:50)−三津河落山(6:25-6:40)−大和岳(7:10-8:00)−三津河落山(8:20)
−川上辻(9:20)−日出ヶ岳(10:20-10:35)−正木嶺(10:50‐10:55)−駐車場(11:35)

 |ホーム地域別山行一覧年別山行一覧