奥大日岳
2015年(平成27年)9月29日

メ モ
9月も下旬になり、標高の高い山々が紅葉で色づき始める季節となってきた。高峰が連なる北アルプスの中で未踏の主な山は、北から大日岳、北葛岳から烏帽子岳、赤牛岳、双六岳、西穂高岳などだが、紅葉が主な目的の今回の山行は、これらのうち室堂から比較的簡単に登ることができる奥大日岳に決定した。大日岳に登る場合、本来は大日岳から中大日岳、奥大日岳を縦走するのがベストだが、今回は現状の体力を考えて最高峰の奥大日岳のみに的を絞ることにした。その代わりと言っては何ですが、44年振りに立山にも登る計画を立てた。
29日の早朝3時半に家を出発し、立山駅に着いたのは午前8時過ぎ。平日にもかかわらず駅の近くの駐車場は満車状態だったので、駅から500mほど離れた駐車場に車を止めた。ここはまだ十分空きスペースがあってホッとする。朝食は北陸道のPAで済ませてきたので、早速支度をして立山駅に向かった。

行 程

室堂

雷鳥沢

新室堂乗越

奥大日岳

新室堂乗越

剱御前小屋

距離     : 11.6km
最大標高差: 508m
累積標高  : 857m
 




天 候

晴れのち曇り
 (日本気象協会tenki.jp : 過去天気)

山行記録

 
立山駅から少し離れたところにある駐車場。ここはよく空いていた。支度をして立山駅に向かう。


 
 ケーブルカーは予約制で8時50分発に乗る。待ち時間は10分ほどだった。
外国人の観光客が多く、平日なのにこのような混雑です。


 
美女平からのバスは臨時便が出て9時過ぎに出発した。
立山駅では雲が多く心配していた空模様も、高度を上げて行くうちに青空が現れてきて好天気となってきた。
写真は車窓から見た大日三山。


 
 車窓から弥陀ヶ原を見る。紅葉はこのあたりまで下りてきている。
室堂付近はどうなっているのだろうかと気になります。


天狗平付近でソーメン滝(右)を見るためにバスは一時停車。
左の奥大日岳の稜線上に剱岳の頂が見えている。その右の険しい稜線は剱御前。稜線は右に別山へと続いている。


天狗平付近で車窓から見えた奥大日岳と剱岳。


 
美女平から45分ほどで室堂に着く。
標高は2400mほどで、風は冷たくさすがにヒンヤリする。10時に山歩きを開始。


 
 歩き始めてすぐにミクリガ池に到着。真っ青な水面が綺麗です。
正面には剱御前と別山。その左には剱岳も。


ミクリガ池と立山。左に真砂岳、右には浄土山。


 
15分ほどでエンマ台。
硫黄のにおいが立ち込める地獄谷の彼方に奥大日岳が聳える。


 
エンマ台からは、左のリンドウ池を巻くようにして石畳の道が続く。
立山と真砂岳を眺めながら歩いて行く。


 
雷鳥荘から雷鳥沢テントサイトを見下ろす。
正面には剱御前と別山。稜線上に今日泊まる予定の小屋も見える。


 
地獄谷を隔てて奥大日岳と中大日岳。


 
 テントサイトへの下り。重い荷物を背負っての登りはなかなかしんどそうです。


 
 広々とした雷鳥沢のテントサイトに10時40分着。ここの標高は2280mほどです。
後ろの山は真砂岳。


 
 テントサイトで10分ほど休憩してから奥大日岳に向かう。
称名川の源流を木の橋で渡る。対岸の紅葉が綺麗。写真を撮る人が群がっている。


 
剱御前への分岐。新室堂乗越へは左の道を行きます。


新室堂乗越への道はナナカマドやチングルマの紅葉の真っ盛り。


新室堂乗越は標高2400m弱なので室堂よりも低い。テントサイトから100mほどの登り。


新室堂乗越へ登る途中でテントサイト方面を振り返る。


紅葉の斜面。右上は剱御前方面。


立山と浄土山を振り返り見る。
このあたりは緩やかな木道の登りで、まわりの眺めもよく、まさに自然庭園という感じです。


 
 やがて道はゴロゴロ岩の急な登りとなる。稜線近し。乗越まであと少し。


11時20分に新室堂乗越に到着。剱御前方面を望む。


 
奥大日岳への道。
始めのうちは起伏もなく鼻歌でも歌いたくなるようなところです。


振り返れば剱御前と別山。帰りはあの稜線まで登って行く予定。


室堂乗越に近づくと剱岳の荒々しい姿が現れてきた。


剱岳。
今回の山行の目的の一つは奥大日岳と別山から剱岳を眺めることだが、
昼近くになって雲も湧いてきたので今日はどうなることやら。


 
 室堂乗越を過ぎると写真の2440mほどのピーク(P2440)を巻きながら登って行く。


P2440の巻き道の途中で立山を振り返る。その左には真砂岳。


 巻き道が終わると前方にP2511が現れる。
この稜線上では初めての本格的な登りです。といっても標高差は100mほどですが。
写真はP2511と右に奥大日岳。


 
P2511に登る。


 
 P2511への登りから立山を振り返る。
高度を上げ、距離も適当に離れて室堂から雷鳥沢にかけての様子がよく分かる。
左下の黄色い斜面上に登ってきたP2440の巻き道が見える。


P2511まであと少し。ただし山頂は通らない。


 
12時15分にP2511付近に到着。奥大日岳を眺める。
あと100mほどの登りです。


P2511付近からカガミ谷を隔てて剱御前を見る。


カガミ谷の紅葉


 
奥大日岳へ登る途中から見た中大日岳と大日岳。


奥大日岳の南斜面を巻きながら登り、稜線を乗り越すと頂上はもうすぐ。


12時55分に奥大日岳に到着。
ここまでの途中で何人かの下山者とすれ違ったが、昼を過ぎた山頂には誰もいなかった。


雲もかなり湧いてきて、期待した剱岳の全容は望めなかった。
山頂付近の雲が薄くなった束の間、ベールに包まれたような頂上が認められたことがせめてもの救いだった。


 
振り返って大日岳方面はまだ視界は良好です。


 
大日岳の右には早月川と富山湾、能登半島。


奥大日岳は標高2606mだが、最高点はその東にある標高2611mのピークです。
山頂で30分ほど過ごしてからその最高点に向かう。


標高2611mの奥大日岳最高点。


ここでも雲が晴れるのを期待してしばらく待機したが、残念ながら剱岳の山頂部は雲に包まれたままだった。


その右の剱御前や別山はまだ何とか見えていた。これからあそこに向かって行きます。


最高点から見た大日三山。午後1時40分に最高点を発ち、剱御前に向かう。


奥大日岳の斜面を下る。前方下に見えるピークはP2511。


溶岩台地と称名川


 
溶岩台地と称名川。川筋にはまだ雪が残っている。


P2511から乗越に向かって下る。室堂付近にも雲が下りてきている。


 
新室堂乗越には午後3時5分に着く。
そこで少し休憩してから今日最後の大仕事に取り付く。と言っても1時間と少しの登りだが。
雲に霞む室堂方面を見ながら登って行く。


乗越からの登り始めに下山者3人とすれ違ったが、そのあとは誰にも出会わなかった。
まわりが霧に包まれて薄暗くなってくると少し不安になるが、霧が切れて明るくなると気持ちも落ち着く。


テントサイトを見下ろしながら登って行く。


 
乗越から45分ほど登って行くと雲が切れて小屋が見えた。もう少しだ。頑張ろう。


 
頭上に見えるピークらしきところ。あれをこえてゆくのかなあ。


 
 と思ったが、やがて道はピークの下を巻くようになり、ほぼ同じ高さになった小屋に向かって行く。


 
 午後4時30分に剱御前小屋に到着。まわりに人影は見えず静まりかえっていた。
小屋に入って宿泊を申し込んだが、今日は宿泊は50人ほどで混んでいますがどうしますかと聞かれた。
どうしますかと言われても泊まるしかない。案内された部屋は定員7人のところ、今日は私を含めて6人だった。
ゆっくり寝ることが出来そうで一安心。



コースタイム
室堂(10:00)−雷鳥沢テントサイト(10:40-10:50)−新室堂乗越(11:20)−P2511(12:15)−奥大日岳(12:55-13:40)
−新室堂乗越(15:05-15:15)−剱御前小屋(16:30)  

立山に続く

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