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君ヶ畑の奥にある登山者用の駐車場。午前6時20分に到着してすぐに支度をし、6時40分に出発しました。
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駐車場からすぐのところで右手に車道が分かれている。帰りは土倉岳を越えてこちらから戻って来る予定です。
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舗装された林道を歩いて行きます。まだ目が覚めやらないような景色です。
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10分ほどでT字尾根登山口に着きました。地元発祥の”飛び出し坊や”が案内してくれます。(マウスポインターを画像に乗せると拡大されます)
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登山道に入るとほどなく樹林帯の中の急登が始まる。
登山口の標高600mから標高差150mほどの登りです。
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25分ほど登り続けると急登も終わります。序盤の胸突き八丁というところかな。
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その後再び登りとなり、やがてまわりは自然林に変わって頭上が明るくなってきました。
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振り返ると天狗堂の特徴ある頂きが見える。御池岳の展望台。
次はあそこへ行こう。
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その左には釈迦ヶ岳や御在所岳などの鈴鹿中南部の山々。
早朝のこのような素晴らしい景色を見てようやく調子が出てきました。
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午前7時40分にP878に到着。ここはT字の横棒の左端にあたるところです。
樹林を透かして御池岳のテーブルランドが見える。本当に大きいです。
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P878からT 字の横棒を歩いて行きます。
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ほとんど起伏のない歩きやすい道です。
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ブナなどの大木が立ち並んでいます。
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テーブルランド。
中央に小さなピークが4つ見えるが、左端が天狗ノ鼻、その右がボタンブチのようです。
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T字の横棒と縦棒との交差点に近づいてきました。
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交差点はP918です。午前8時10分に到着。
さきほどのP878と同じように適度の広さを持った平坦なピークでした。
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時間的にも一休みするのにもってこいのところですが、まだあまり疲れていないのでこのまま前進です。
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P918から正面のテーブルランドに向かいます。
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P918から緩く下ったところ。
広々とした尾根です。
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しかし、下りきった鞍部から先は打って変わって痩せ尾根となってくる。
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痩せ尾根になってくると、ところどころに視界が開けたところがあり、近づいてきたテーブルランドを仰ぎ見ることができた。
左端の小ピークが天狗ノ鼻、その右がボタンブチと思われます。
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木の根がむき出しになった痩せ尾根を行きます。
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午前8時50分に痩せ尾根の途中にあるP967に着く。
ここはP878やP918とちがってごく小さなピークだった。
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P967の先で急降下したあとはテーブルランドへの最後の急登が始まります。終盤の胸突き八丁です。
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先ほどの痩せ尾根の途中や、この鞍部付近にはイワカガミの大群落があり、
葉っぱが艶々と輝いていた。
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一登りしたあとは一旦平坦な道になる。
ここで最後の急登に備えて一休み。
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一休みしたあとは標高差150mほどの最後の急登が始まる。
途中でボタンブチなどのテーブルランドの断崖がまじかに見えました。
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息を切らして登ること20分ほどでテーブルランドが目の前に・・・。
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午前9時30分にようやくT字尾根下降点に到達です。
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登りついたT 字尾根下降点はテーブルランドの南端に近いところです。
ここから北上してボタンブチ経由で御池岳まで行きます。
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褐色の台地上から間近かに見えるのは天狗堂。
手前にT字尾根の稜線も見えます。
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散策気分で10分ほど行くとドリーネがあった。
これが有名な青のドリーネかな。今は褐色だけど・・・。
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T字尾根から見えていた4つの小ピークのうちの一番右のピークに登ります。
登るというほど大層なものでもありませんが。
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崖っぷちに寄ってT字尾根下降点の方を振り返る。
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ピークに到着しました。
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標高1190mほどのピークから眺めた鈴鹿中南部の山々。
左から竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、綿向山などが見えます。
手前には登ってきたT 字尾根の縦棒も。
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P1190から5分ほどで西面が崩れ落ちたようなボタンブチに近づきました。
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午前9時55分にボタンブチに到着しました。
4度目の訪問です。
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T字尾根下降点の方向を振り返ります。
その右遠くには雲に覆われた竜ヶ岳。
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P1190と同じような眺めです。
眼下には登ってきたT字尾根。
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琵琶湖方面。
写真では分かりにくいが比良山も何とか見えました。
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次はお隣の天狗ノ鼻です。
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ここからはT字尾根ということがよく分かります。
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天狗ノ鼻から御池岳に向かいます。
右に見える奥ノ平はそのあとで行きます。
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天狗ノ鼻から一登りで午前10時15分に御池岳(丸山)に到着。
残念ながら期待していた中部山岳方面の眺めは雲に遮られて得られませんでした。
ここで少し休んで炭水化物を補給します。
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御池岳を午前10時25分に出発して奥ノ平に向かいます。
5分ほど行くと樹林が途切れて奥ノ平が見えてきました。
標高は丸山よりも少し低いですが、こちらの方が頂上らしい雰囲気がします。
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褐色の草原の中のたおやかな道をのんびりと歩いて行きます。
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右手には先ほどいたボタンブチや天狗ノ鼻。
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左手には中部山岳の山々。
と言いたいが、今日はわずかに霊仙山が見えるのみでした。
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振り返ると御池岳。
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午前10時40分に奥ノ平を通過。
冷たい風が吹いていて休むのには適さないです。
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奥ノ平から先に進むと、石灰岩が露出した標高1230mほどのピークに出た。
ここには過去2度来たが、2度ともここで引き返しています。
今日は帰りの途中なので前に進むしかありません。
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P1230からの眺め。
今日は逆光でよく見えないが、ここからのテーブルランドの眺めもなかなか良い。
遠くには竜ヶ岳や鈴鹿南部の山々。
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P1230から下ってしばらく行くと、右手に再び例のドリーネが見えてきました。
このあたりがテーブルランドで最もくびれたところのようです。
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鞍部からP1194に向かいます。
縦横に踏み跡があるので、霧に巻かれたりすると方向が分からなくなるかも。
このようなところではGPSを持っていると安心です。
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P1194も石灰岩がごろごろしたピークでした。
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P1194を下ってゆくと前方に大きなドリーネが2つ並んでいた。
近くまで行かなかったので中がどのような状態かは不明です。
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今日は鈴鹿の中南部には雲が多いようだが、
このテーブルランドの上空には雲一つありませんでした。
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P1194の次は東ボタンブチです。
広大なテーブルランドの東の果てです。
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ここにも石灰岩がゴロゴロ。
遠くのピークはP1194。
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東ボタンブチからは近くになった頭陀ヶ平から藤原岳までが一望できます。
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東ボタンブチをあとにして、前方のなだらかなピークを越えて土倉岳下降点に向かいます。
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登りついたのはピークともいえない平坦なところでした。
その南斜面には多くの石灰岩が露出しており、
あたかも石仏が一様に南の方を見つめているかのように見えました。
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ここからの眺めも東ボタンブチに勝るとも劣らないものだった。
写真は頭陀ヶ平から藤原岳にかけての山々。
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藤原岳から右へ、迷い尾根や銚子岳、静ヶ岳を経て遠く竜ヶ岳まで続く稜線。
今年の4月に歩いたところです。中央遠くには遠足尾根。その果てに大鉢山もちょこっと。
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竜ヶ岳方面を少し拡大。
逆光でよく見えませんが、手前に静ヶ岳や銚子岳が続いています。
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平坦なピークから下って行くと土倉岳下降点が見えてきました。
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テーブルランド南端の土倉岳下降点です。ここから下るのですが、その前にT字尾根下降点まで行って今日のルートを完結させます。
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小さな起伏を一つ越えるとT字尾根下降点です。
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これでテーブルランド周回が完結しました。
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土倉岳下降点に戻って午前11時40分に下山開始です。
正面に見えるピークが土倉岳です。
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急な道を下り終えて鞍部からボタンブチ方面のテーブルランドを振り返ります。
(マウスポインターを画像の上に置きますと拡大されます)
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右には頭陀ヶ平、天狗岩、藤原岳。
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土倉岳下降点を振り返る。
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緩く登り返すと土倉岳です。
午前12時に到着。
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三角点は少し奥にありました。
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土倉岳から緩やかに下って行きます。
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この尾根にもイワカガミの群落があちらこちらに見られた。
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右に折れてノタノ坂へ下って行きます。
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P942を巻いてから自然林と植林との境をつづら折りに下って行きます。
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写真はP942とP869の鞍部付近からP942を振り返ったもの。植林の間に帯状の自然林が残っています。どこかで見たような光景です。
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登り返してP869。特に言うことはないところでした。
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午前12時55分に鉄塔の立つところに出ました。
まわりの木々が伐採されていて眺めがよいところです。
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振り返ればテーブルランド。遠くになりました。
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静ヶ岳と銚子岳(と思います)。
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二番目の鉄塔からの天狗岩と藤原岳。
左に見える鉄塔が先ほどの一番目の鉄塔です。
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鉄塔からつづら折りに下って行くと分岐があった。ここがノタノ坂のようで、午後1時10分に着きました。左に行くと茶屋川に出て、そこから治田峠や迷い尾根に登る道があるようです。
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ノタノ坂からは沢沿いの道となる。沢と言っても初めのうちは涸れ沢ですが。
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沢沿いに下ること20分ほどで土倉岳登山口に下ってきました。御池川の支流を鉄製の橋で渡って林道に出ます。
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土倉岳登山口です。ここから林道を歩いて行きます。
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途中に1箇所洗い越しがあった。左側を飛び石伝いで無事通過しました。
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午後1時45分に駐車場に戻ってきました。
季節外れの穏やかな晴天の下で御池岳の広大なテーブルランドを満喫できた山行でした。
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