交野山からの山岳展望
2016年(平成28年)3月12日
(一部2月11日)

メ モ 交野山は標高341mの低山ですが、その山頂には観音岩という大岩があり、その上に立つと京都から大阪にかけての大展望が得られます。ほとんどの人の視線はその方面に注がれ、反対方向の奈良方面を見る人は皆無と言ってよいほどです。
この1月に足慣らしに交野山に登ったとき、その奈良方面を眺めながらどんな山が見えるのだろうかと気になったが、その時は雲が多くてあまり見通しは利きませんでした。後日天気の良い日にまた来ることにして、帰宅してからネットであれこれ調べたところ伊吹山から日出ヶ岳あたりまでの結構多くの山々が見えるようでした。
その後、山頂からの展望を確認するために晴天で見通しの良さそうな日を狙っていたところ、この12日が条件が良さそうなので再訪することにしました。その時の様子が以下の写真です。一部2月11日の時のものも含んでいます。
結果として、ネットで調べたとおりの山々以外にも高見山や大峰山などが見えることが分かりました。地元の低山から近畿地方の著名な山々がこんなに見えるとは思いもしませんでした。今後も条件の良さそうなときに眺めに行き、他の山々も調べてみようと思っています。
なお、山名同定にあたっては”Maro”さんの素晴らしいサイトを大いに参考にさせていただきました。また私の同定結果に誤りがあるかも知れませんがその時はご容赦下さい。


交野山山頂より、北から東にかけての眺め。
北には比良山と比叡山、北西には伊吹山と霊仙山、東には綿向山や雨乞岳、御在所岳が小さく見えます。
(画像をクリックすると地図が表示されます)

比叡・比良方面を望遠で。
手前から比叡山、その左奥に蓬莱山、そのさらに左奥に比良の盟主武奈ヶ岳。

これは今年の2月11日に撮影したもの。
まだ雪を被った蓬莱山や武奈ヶ岳がよく分かります。

北西方向に見える伊吹山。山頂部がどうにか見えます。

これは2月11日撮影の雪を被った伊吹山。

伊吹山の右手には霊仙山。
ちょうど西南尾根の方向で、最高点は右から2番目のピークと思われます。

2月11日に撮影したもの。霞んでいて分かりにくい。

東には鈴鹿南部の綿向山、雨乞岳、御在所岳。

南東から南南東にかけての眺め。台高山脈がよく見えます。
送電塔と送電線が邪魔ですが、高見山から桧塚方面、さらに大台ヶ原の最高峰・日出ヶ岳までが一望です。
以下望遠で。
(画像をクリックすると地図が表示されます)

 
 中央右寄りに高見山。
高見山の手前には貝ヶ平山、その左の丸い頂の山は額井岳と思われます。

 
 高見山の右には明神岳方面の山々。
送電線が邪魔ですが、左から桧塚奥峰、国見山、明神岳、薊岳が見えます。どれも1400m級の山です。

 
 さらに右には大台ヶ原の最高峰日出ヶ岳。
その左手前には白鬚岳の特徴ある山容も見えます。

最後に、南側には近畿の屋根・大峰山脈の勇姿。
山上ヶ岳から八経ヶ岳までが見渡せます。
(画像をクリックすると地図が表示されます)

 
 上の写真を少しズーム。
送電線が邪魔ですが、山上ヶ岳、稲村ヶ岳、弥山、そして近畿の最高峰八経ヶ岳までの山並みです。
八経ヶ岳のずっと右に見えるのは釈迦ヶ岳と思われますが、これは自信がありません。