鈴北岳
2012年(平成24年)4月2日


行 程 鞍掛トンネル西口−鞍掛峠−鈴北岳−ヒルコバ(往復)
天 候 快 晴
メ モ 昨年の11月以来5ヶ月ぶりの山歩きは、そろそろ咲き始めたと思われるこの季節の花、福寿草を目的として鈴鹿の山に出掛けることにした。目指す山は、藤原岳や霊仙山と並んで福寿草が咲くことで知られた御池岳で、平成12年以来12年ぶりの山行となる。
事前に国道事務所へ問い合わせたところ、国道306号の滋賀県側は3月29日に鞍掛峠まで開通するとのことだったが、三重県側は昨年の大雨による被害の復旧工事が終わる4月中旬までは通行止めらしいので、コグルミ谷を利用するコースは諦めて峠から鈴北岳を越えてゆく道を往復することとした。
早朝の4時45分に家を出発し、第二京阪、京滋バイパス経由で名神の八日市ICまで行き、そこから国道307号を走って多賀大社から国道306号に入り鞍掛峠を目指す。佐目トンネルを抜け、大君ヶ畑の集落をとおり、右手に御池谷を見て左に大きく曲がると道は高度を上げてゆく。連続したカーブを右に左にと進んで行くと、やがて右手に鈴ヶ岳から鈴北岳へと連なる山並みを見上げるようになるが、驚いたことにその稜線は白くなっている。ひょっとしたら霧氷を見ることができるかも知れないと思う反面、果たして福寿草は咲いているのだろうかと気になってくる。昨年は4月5日に藤原岳に登ったが、残雪が多く開花には少し早かった。今年は昨年よりもさらに雪が多く、ちょっと無理かなあと思っているうちに6時20分に鞍掛トンネル西口に到着した。
登山口の駐車場に車を止め、いつもの簡単な朝食をとる。天気は申し分ないが、少し春霞がかかっているようだった。支度をしてから6時45分に、まずは鈴北岳を目指して出発した。


国道306号を鞍掛峠へ登る途中で稜線が白くなった鈴ヶ岳から鈴北岳にかけての山並みを見上げる。
この様子では福寿草は無理かも知れない。

鞍掛トンネルから先の三重県側は通行止めとなっている。

トンネルの手前にある登山口の駐車場。今日は平日のためか一番乗りです。

登山口から峠直下までは杉の植林の中を登って行く。早朝のことで空気が冷たくまだ薄暗い。5ヶ月ぶりの山歩きなので、鈍った体を案じてゆっくりと登って行きます。

植林帯を抜けて鉄塔が建つ眺めの良いところを過ぎると鞍掛峠に出る。登山口から30分ほどかかり7時15分着だった。

峠にはお地蔵さんが祀られていた。安全祈願をして先に進む。

峠から一登りで鉄塔の建つ小広い平坦地に出る。遠くに見える白い山は霊仙山だろう。

やがて道に残雪が現れてくる。早朝のことでまだ堅く、その上をザクザクと音を立てながら歩いて行く。

左斜面の木が少し邪魔だが、なかなか雰囲気の良いところ。
行く手に鈴北岳の白い稜線が見える。

登るうちに、まわりの木々に霧氷が見られるようになってきた。
地面にも薄く雪が積もっている。

鈴鹿の山で4月に霧氷を見ることができるとは・・・。
昨日は天気が悪かったのだろうか。

樹林を抜けると展望の開けた広い雪原に飛び出す。
振り返れば鈴鹿最北端の霊仙山や伊吹山などの白い山々を見渡すことができた。

行く手には鈴北岳の白い稜線が横たわる。
4月の鈴鹿の山では思いもよらない景色です。

残雪のたおやかな道を鈴北岳に向かって行く。

振り返れば霊仙山や伊吹山が・・・。奥の方には金糞岳も見える。
春霞のため白山や中部山岳の山々が見えなかったのは残念だった。

鈴北岳(左)と鈴ヶ岳。
全山すっかり雪に覆われており、福寿草が咲くような雰囲気ではない。

8時10分、最後の登りに取り付く。

このあたりから霧氷も本格的になってくる。

霧氷(1)

霧氷(2)

霧氷(3)

霧氷(4)
霧氷の並木道。
写真では分からないが、上部は結構急な登りだった。

登ってきた稜線を振り返る。

タテ谷分岐付近。鈴北岳山頂まであと少し。

8時30分。標高1182mの鈴北岳山頂に到着。写真撮影をしながらスローテンポで辿り着きました。
鈴北岳は昭和48年10月と平成12年4月にいづれも御池岳と併せて登っており、今日は3度目になる。

正面には大きな御池岳が横たわっている。
日本庭園などまわりはすっかり雪に覆われている。

少し休憩してから、登ってきた尾根を右に見下ろしながら、まずは福寿草を求めて鈴ヶ岳方面に向かう。

こちらも深々と雪が積もっている。

まるで冬の景色だが春の日差しは強い。

稜線を下って行ったが、ヒルコバと思われる鞍部まで来ても雪は無くならない。諦めて引き返す途中で雪の中に目指す花の小さな蕾を見つけた。

注意してまわりを見ると、所々に黄色い小さな蕾を見ることができた。

昨日の雪で開花はさらに遅れそうです。

生まれたての赤ちゃんのようです。

小さな蕾でも何とか福寿草を見ることができたので鈴北岳に向かって来た道を戻る。

戻る途中で左手の樹林を透かしてずんぐりと丸いピークが見えた。ひょうっとしてあれは鈴ヶ岳か?そうすると先ほど下り着いた鞍部は一体どこ?
地図を見て確認すると下りながら左方向に回り込んでどうやら御池岳方面へ向かっていたようだった。

このまま鈴北岳へ戻ってしまうのは心残りとなりそうなので、鈴ヶ岳に向かってヒルコバに行くこととした。
しかし雪の斜面を下って辿り着いたヒルコバはまだすっかり雪に覆われており、福寿草どころではない状態だった。

それでもひょっとしてと思って少しあたりを歩き回ったが結果は無駄足だった。仕方なく下ってきた道を登り返して鈴北岳に向かった。

戻ってきた鈴北岳。まだ霧氷はしっかりと張り付いている。
福寿草探しで時間を費やしたため時刻は既に11時を回ってしまっていた。これから御池岳へ行くと帰宅予定の午後4時には間に合いそうもないので、少々歩き足りないが今日はこれで引き返すこととした。

ここで引き返すとなるとまだ時間はあるので、少し休んでまわりの展望を楽しんだ。
写真は左手前に霊仙山、中央遠くに金糞岳、右に伊吹山。

伊吹山をズームアップ。

春霞のため白山や中部山岳は見えなかったが、奥美濃の盟主能郷白山は辛うじてうっすらと見ることができた。

御池岳の左端には昨年登った藤原岳や頭陀ヶ平(鉄塔のあるピーク)が見えた。

ゆっくりと展望を楽しんで11時半に鈴北岳の山頂を辞す。

淡々と下って鞍掛峠には12時10分着。

朝よりは明るさを増した植林帯を下る。

12時半に登山口に戻る。
福寿草の花は見られなかったが季節外れの霧氷を眺めることができ、そこそこ満足した久しぶりの山行だった。


コースタイム
往  鞍掛トンネル西口(6:45)−鞍掛峠(7:15)−鈴北岳(8:30−8:40)−ヒルコバ(10:10)
復  ヒルコバ(10:35)−鈴北岳(11:00−11:30)−鞍掛峠(12:10)−鞍掛トンネル西口(12:30)

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