鈴鹿・竜ヶ岳
2013年(平成25年)11月24日


メ モ
11月下旬の連休は天気が良さそうなので近場の山に出掛けることにした。選んだのは鈴鹿の竜ヶ岳で、16年前に国道421号の石榑峠から登っている。国道421号は八風街道とも呼ばれていて、
鞍掛峠を越える国道306号や武平峠を越える国道477号と並んで鈴鹿山脈を横断する3つの国道のうちの一つだが国道306号や477号は峠の直下をトンネルで抜けるのに対して、国道421号は2年ほど前まではトンネルもなく完全に峠を越えてゆく最も条件の悪い道だった。しかし2011年3月に延長4km余りの石榑トンネルが開通したことで、冬期に閉鎖される他の二つの国道よりもより有用な道となった。
11月24日未明の午前4時に枚方の家を出発し、第二京阪、京滋バイパス、名神を経て八日市ICからその国道421号を走って行ったが、途中の永源寺ダム湖付近を除いては2車線の立派な道で 、石榑トンネルを抜けると目的地の宇賀渓はすぐのところだった。車が1台だけ止まっていた駐車場に着いたのは5時20分で、予定していた時間よりかなり早かった。
未だ暗いので車の中で休み、少し明るくなってきた6時頃から支度を始める。今日の山歩きは眺めの良い遠足尾根を登り、竜ヶ岳を越えて石榑峠に下り、その後旧国道421号を歩いて宇賀渓経由で駐車場に戻ってくるという周回ルートで、6時間程度の予定だった。山頂付近からの展望を楽しみにして、明るさが増してきた駐車場を6時25分に出発した。

行 程
宇賀渓登山口−遠足尾根−竜ヶ岳−石榑峠−長尾滝−宇賀渓登山口

天 候 晴れ時々曇り


早朝の6時25分に登山口の駐車場を出発する。遠くに見えるのは目指す竜ヶ岳だろうか。空は概ね晴れているようだが、山の方から雲が流れてきているのが少し気になる。

竜の雫と書かれtた小さな滝を通り過ぎて車道を20分ほど歩いて行くと右手に遠足尾根への道が分かれる。

尾根の稜線までは植林の中の急な登りが続く。
斜面の傾斜は相当なのもだが、道はつづら折りに付けられていて登りやすい。

薄暗く展望のない樹林の中を急登すること40分ほどでようやく前方が明るくなる。

駐車場から1時間ほどで辿り着いたところは、樹林が途切れて岩が積み重なった見晴らしの良い休憩適地だった。

東を望めば伊勢湾が朝日を受けて輝いていた。しかし雲が多くて見通しは悪く、期待していた遠くの眺めは得られなかった。

反対の西側には遠くに目指す竜ヶ岳を望むことができた。

 
竜ヶ岳をズームアップ。
山頂付近を怪しげな雲が流れていくのが気になる。

岩場からは再び植林帯の急登が続く。しかし10分ほどで傾斜も緩くなり稜線が近づいてきたことを感じる。

7時50分にやっと遠足尾根の稜線に到着。

折しも上空の雲が多くなり日が遮られて折角の紅葉の色も冴えない。

写真を撮りながら尾根道を行く。

 
 遠足尾根の紅葉。薄日のため鮮やかさに欠けています。

 
そのうち日も差し始めて少し見栄えがしてくる。
しかし全体的にくすんだ色模様です。

 
 遠足尾根を行くこと30分ほどで突然樹林が途切れて前方に笹に覆われた山並みが見えた。
時刻は8時25分。竜ヶ岳がまだまだ遠くに見える。

上の写真から少し進んだところ。
相変わらず稜線上を雲が流れていくが徐々に晴れてきているようだった。

笹原の中の起伏の少ない道を行く。

途中には僅かながら樹林帯もある。

道中唯一のピークらしいところ(金山尾根ノ頭?)を登る。登る手前に裏道との分岐があった。16年前の時は確かこの裏道を宇賀渓まで下ったと記憶している。

登り詰めたピークからは金山尾根道が分岐している。

ピークを越えると前方に竜ヶ岳が大きく見えた。
巨竜が臥せているように見えなくもない。

起伏の少ない道を行くと主稜線に合流する。右は静ヶ岳を経て藤原岳方面へと続く道。竜ヶ岳へは左の道を行く。

笹原の中の道を竜ヶ岳目指して行く。

 
 近づいてきた竜ヶ岳。上空の雲の流れもようやく収まってきた。

竜ヶ岳直下から歩いてきた道を振り返る。

 竜ヶ岳への道。
スズタケに覆われた山肌が綺麗です。

9時30分に竜ヶ岳山頂に到着。
稜線近くの雲は消え去ったが、全体的に空は霞んだ状態で期待していた遠くの眺めが得られなかったのは残念だった。

遠足尾根を振り返る。左後ろは藤原岳。

笹原の彼方には右から藤原岳、雲がかかった御池岳、左手前に静ヶ岳。
藤原岳と御池岳の間には送電塔の立つ頭陀ヶ平も見える。

南側には釈迦ヶ岳や御在所岳、雨乞岳などの鈴鹿南部の山々が続く。

山頂で30分ほど休憩してから下山の途につく。
帰りは石榑峠をへて宇賀渓に下る。

 
 竜ヶ岳を振り返る。北側と違って南側の山容はなかなか険しそう。

 
 15分ほど急降下を続けて重ね岩に着く。

 
 さらに急降下を続けてようやく平坦なところに下り立ち、竜ヶ岳を振り返る。
左の稜線上の中程に重ね岩が見える。

枯葉を踏んで石榑峠へ下る。

石榑峠が近づいてきました。

10時50分に石榑峠着。旧国道421号の様子は昔と変わらない。幅2m以上の車両制限も同じです。

  旧国道を10分ほど下って行くと左に宇賀渓への入り口があった。このあたりの記憶はおぼろげです。

宇賀渓上流の紅葉。

幾度か徒渉を繰り返しながら歩いて砂山への道との分岐を通過。

長尾滝の上部の様子。ロープを伝って左岸に移る。

 
長尾滝の上部から梯子で下る。

  振り返り見た梯子。前の時は気がつかなかったが下の方が曲がっています。

 
11時25分に長尾滝着。

長尾滝を過ぎ、中道と合流してしばらく行くと五階滝に着く。
これは支流にある滝だが、三階までしか見えなかった。

12時に金山尾根道と合流。

   
 魚止滝から元の道に戻ってトラス橋と吊橋を渡ると裏道と合流する。
前の時はここへ下ってきて宇賀渓の道を登って行き、石榑峠へ戻ったのだった。

高巻き道を下ると魚止滝への分岐があったので寄ってみた。
高さはないが水量も多くなかなか立派な滝だった。

 裏道と合流してほどなくして、今朝登った遠足尾根との分岐を通過。
ここまでおよそ5時間半の行程だった。

 
 車道を歩いて駐車場に戻る。その手前の木々は紅葉が盛りだった。

12時35分に帰り着いた駐車場はほぼ満車状態。予定どおりほぼ6時間の山歩きだった。

駐車場から竜ヶ岳を見る。
今日はまずまずの天気で、紅葉の尾根道や山頂付近の広大な笹原、宇賀渓のいろいろな滝など変化に富んだ景色を見ることができた山行だった。


コースタイム
往  宇賀渓登山口(6:25)−遠足尾根分岐(6:45)−岩場(7:25-7:35)−遠足尾根出会(7:50-7:55)
    −主稜線(9:10)−竜ヶ岳(9:30)
復  竜ヶ岳(10:00)−石榑峠(10:50)−宇賀渓入口(11:00)−長尾滝(11:25)−遠足尾根道分岐(12:15)
    −宇賀渓登山口(12:35)

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