仙ヶ岳・宮指路岳 2014年(平成26年)12月24日 |
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登山口の大石橋。右手の空き地に車を止めて7時20分に出発。 道路上の雪は橋のまわりだけ溶けずに残っていた。 |
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大石橋を渡って少し行くと右手に宮指路岳に向かうヤケギ谷ルートの登山口があった。 場合によってはここへ下山することになるかも知れない。 |
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しばらく車道を進んで行くと左手に広い駐車スペースがあったが車はなし。 タイヤの跡は休日だった昨日のものと思われます。 |
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駐車場の先にも車道は続くが一般車は立入(進入)禁止となっている。 |
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沢沿いに続く車道からは時折仙ヶ谷の奥に山が望まれる。 これは仙ヶ岳東峰と思われます。 |
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30分ほどで車道は終わり、樹林の中の小さな沢沿いの道となる。 |
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沢沿いに5分ほど行くと道は左岸に移る。 |
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さらに10分ほどで仙鶏尾根への道の分岐に着く。 ここで仙ヶ谷ルートと別れて左に折れ、沢を渡って急な斜面を登って行く。 |
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このまま尾根に向かって急登かと思ったが、道は小さな沢の左岸に沿って続いて行く。 急な斜面を横切って行くので道の幅は狭く、ところによっては片足の幅しかない。 雪が積もっているので滑ったりして足を踏み外すと沢まで一直線に落下。 |
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途中には写真のような足がかりの少ない岩壁をロープを頼りにへつって行くところもある。 少し緊張しながら慎重に進んで行く。 |
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このような道を行くこと45分ほどで一筋の流れとなった沢を渡ったあとは 仙鶏尾根目指して急登が始まる。 |
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しかしその急登も5分ほどで、9時15分に仙鶏乗越に到着。 |
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ここからは尾根を辿って仙ヶ岳までは1時間弱。 薄暗い谷間の道から解放されて気分も明るくなる。 |
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仙鶏尾根の途中にはちょっとした岩場もあるが特に問題となることはなかった。 道は写真の左に続いている。 |
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尾根の途中で振り返ると最終目的地の入道岳が遠くに望まれた。 思ったよりも遠くに見えたので当初の意気込みが少しぐらつき始めた。 |
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背後の仙鶏尾根の彼方には野登山。 仙鶏乗越から先の野登山までの尾根は結構起伏があるように見える。 |
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樹林も疎らになってきて仙ヶ岳の頂上も近い。 |
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9時55分に仙ヶ岳東峰の一角にある仙ノ石に着く。 |
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仙ノ石。3年振りです。 |
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仙ノ石からの南の眺め。手前には南尾根が続く。 南尾根の向こうには3年前に歩いた御所平から臼杵山までが見渡せます。 左端の彼方には新名神の高架橋も見える。 |
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間近には仙ヶ岳西峰。 |
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西峰目指して雪の稜線を行く。 |
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10時10分に仙ヶ岳西峰に到着。 ここは比較的風も弱く、日差しもあって暖かかった。まわりの景色を眺めながら一休み。 |
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北の方の鈴鹿中央部の眺め。 左に雨乞岳、中央に御在所岳と鎌ヶ岳、右に入道ヶ岳。 手前中央に宮指路岳と右にヤケギ谷へと下る尾根が見える。尾根の途中には三体仏岩と東海展望がある。 |
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雨乞岳をアップ。 |
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御在所岳と鎌ヶ岳。 鎌ヶ岳の手前にはこれから向かう宮指路岳。 |
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入道ヶ岳。 左端は三体仏岩と東海展望のあるヤケギ谷ルート上の910mピーク。 |
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15分ほど休憩してから仙ヶ岳を発って宮指路岳に向かう。 ここから見た限りでは宮指路岳までは平凡な稜線上の道と思ったが・・・。 |
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小社峠への下りは冷たい風が吹き抜けるところが多く、 積雪量はそれほど多くないものの、溶けた雪が氷化して滑りやすく気を遣った。 |
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仙ヶ岳から20分ほど下って10時50分に小社峠に下り立つ。 ここからは仙ヶ谷を経て、今朝登ってきた仙鶏尾根からの道と合流し、小岐須渓谷に下る道が分岐している。 |
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小社峠から小さなピーク(P1)を越えて下ったあとは写真のような痩せ尾根が続く。 細い雪の稜線を慎重に進む。足を滑らすと急峻な谷に転落して恐らく命はない。 |
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2番目のピーク(P2)からの北の眺め。 ここから見ると宮指路岳まではまだ3つほどのピークを越えて行くことになりそうだった。 (小社峠から犬返しの険の間にあるピークの厳密な数はよく分からないが、 ここでは便宜上独断でP1からP5までの名で5つのピークに集約しています。 思い違いや間違いがあるかも知れませんがご容赦ください) |
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P2から仙ヶ岳を振り返る。双耳峰であることがよく分かる。 |
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P2から一旦下ったあと幾つかの起伏を越えて3番目のピーク(P3)に登る。 |
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P3から振り返り見た仙ヶ岳。手前にP2とP1が見える。 右手遠くには御所平。 |
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P3から宮指路岳を見る。 手前に褐色のザレ場があるP4と多くの岩を抱えるP5が控えている。 |
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P3から三体仏岩をアップ。後ろはヤケギ谷ルート上の910mピーク。 |
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P4(手前)とP5。 花崗岩が風化したザレ場の道は雪が溶けた水を含んで崩れやすく、登りにくいところだった。 |
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P5を登る。 ここまで多くのピークを越え、雪の付いた危険な痩せ尾根を通過して少し疲れも出て来たが、 これを越えると宮指路岳は近いので感張ろう。 |
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P5から歩いてきた稜線を振り返る。 左手前からP4、P3、そして幾つかの起伏のあとP2へと続く。 仙ヶ岳も遠くになった。 |
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P5直下からの宮指路岳。 鞍部までの下りとその登り返しが大変そう。 時刻も正午近くになってきた。これから宮指路岳を越えて入道ヶ岳まで行くのはちょっと無理かなあ。 |
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P5から下る途中のザレ場。 |
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ザレ場を過ぎると鞍部に向かって急降下が始まる。犬返しの険と言われるところだ。 見た目は急峻だが、岩につけられたマークを辿って行けばそれほど危険ではない。 |
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宮指路岳に登り返す途中で犬返しの険を振り返る。 |
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宮指路岳に登る。 この登りも結構急だが10分ほどで終わる。 |
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宮指路岳直下から仙ヶ岳を振り返る。 小社峠からここまで続く幾つものピークの登り下りとその間の痩せ尾根の通過には結構神経を使った。 久しぶりに味わった緊張感のある稜線歩きだった。 |
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12時20分に宮指路岳に辿り着きホッと一息つく。 宮指路岳の標高は山名と同じく946mです。標高を山名にしたらしい。 |
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宮指路岳から先の稜線には踏み跡はなかった。 折角だから馬乗り岩まで行って休憩したが、冷たい風が吹き抜けて寒くゆっくりもしていられなかった。 |
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宮指路岳から先の稜線には踏み跡もなく、また時刻も正午を大きく回っているので、 今日は入道ヶ岳まで行くのは諦めてヤケギ谷ルートで下山することとした。12時40分発。 |
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ヤケギ谷ルートの前半は三体仏岩や東海展望などの岩場がある尾根道だ。 写真は910mピークとの鞍部付近。 |
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宮指路岳から10分ほどで三体仏岩に到着。 岩の背後には仙ヶ岳から宮指路岳に続く稜線の眺めが広がる。 |
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角度を変えて写真を撮るが、三体すべてを収めるのは難しい。 |
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主稜線上のP2からP5までの眺め。 本当に急峻な山容です。 |
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910mピークから宮指路岳を振り返る。左は犬返しの険のあるP5。 こうして見ると宮指路岳自体は何の変哲もない山なのだが・・・。 |
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三体仏岩から10分で岩が積み重なった東海展望に着く。 |
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東海展望からは今日辿ってきた稜線が一望の下だった。 左に仙ヶ岳の双耳峰。西峰から下って小社峠。そこから右にP1からP5までのピークが続く。 鈴鹿の山をすべて知っているわけではないが、少なくとも7年前に歩いた鎌尾根よりも険しい稜線だと思う。 薄暗い曇り空となったことにより余計にその厳しさが伝わってくるようだった。 |
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仙ヶ岳の左には野登山。 鈴鹿の山は千メートルを切る高さでも変化に富んだ山行が出来るが、緊張を強いられ気が抜けないところが多い。 |
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大展望を見収めてヤケギ谷ルートを下る。 10分ほど下って行くと雪が積もった小さな沢の中を行くようになる。 |
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しばらくその沢の中を歩いて沢の本流(ヤケギ谷?)に出たあとは東尾根の斜面を高巻いて行く。 |
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東尾根の斜面を急降下したあとは谷の中の道となる。 |
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その後再びヤケギ谷に出て沢に沿って行きカワラコバ谷ルートと合流する。 |
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カワラコバ谷ルートと合流したあと沢を渡って右岸に移り、 植林の中を坦々と歩いて今朝通過した登山口に到着。 |
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登山口から車道を左に行き大石橋を渡って今朝出発した駐車地点に戻る。 時刻は午後2時25分で、およそ7時間の山歩きだった。 また毛勝山、霞沢岳と同じく山中では誰にも会わなかったが、年末の平日ということを考えればこれは納得できます。 いずれにしろ今年の山行はこれでお仕舞い。無事に戻って来ることができて何よりでした。 |
コースタイム |
大石橋(7:20)−仙鶏尾根分岐(8:25)−仙鶏乗越(9:15-9:20)−仙ヶ岳(10:10-10:25)−小社峠(10:50) −犬返しの険(11:55)−宮指路岳(12:20-12:40)−三体仏岩(12:50-13:00)−カワラコバ谷分岐(14:15)−大石橋(14:25) |