高賀山 2014年(平成26年)3月15日 |
高賀の森公園の駐車場。思ったより車は少なかった。 |
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7時40分に高賀山登山口を出発。右手の垣根の向こう側は高賀の森公園。 |
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登山口からすぐのところにある“力石”。 小石を拾って岩の上に投げると力が備わり、元気で峰稚児神社へ参拝できたとされている。 その効用を裏付けるように石の上に木が生えています。 |
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道は桧の植林の中を真っ直ぐに緩く登ってゆく。樹林の中の変化のない単調な登り。 |
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登山口から20分ほどで車道に出る。 少し行くと東屋があり、その手前から再び登山道に入る。 |
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登山道に入って少しで垢離取場に着く。 修験者はここで身を清めてから山頂を目指したのだろう。 |
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垢離取場から数分で古屋敷跡に着く。木地師と書かれてあるが謂れはわからない。 |
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さらに数分で七曲り。字のごとくここから小さな十幾つのつづら折りの登りとなる。 |
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登山口から1時間ほどかかって修験者が利用したといわれる岩屋に着く。 明治の初めごろまで不動明王が祀られていたらしい。 |
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岩屋は二階建てのようになっている。これは上の岩屋。 ここまでいろいろな史跡が続き、歴史ある信仰の道と言うことを実感した。 |
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岩屋から先は沢の音もなくなり、静かな樹林の中の道を登って行くとやがて行く手に空が見えてきた。 峠が近づいてきたことがわかる。 |
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残雪が凍りついて滑りやすい道を登りつめて9時25分に御坂峠に着く。 晴れてはいるが、北の方から盛んに雲が流れてくる。 |
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峰稚児神社への道を右に分けて高賀山目指して稜線上の道を行く。 |
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峠から30分ほどで高賀山山頂が見えてきた。 |
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あと一登りで山頂。 澄み切った青い空に白い雲。なかなかいい雰囲気です。 |
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9時55分に誰もいない一等三角点の山頂に到着。 いつもよりはゆっくりと登ってきたつもりだったが予定していた時刻より少し早く着いてしまった。 まずコーヒーを入れて持参のパンを食べながら休憩する。 山頂は冷たい風が吹いているが真冬ほどのものではなく、日が差すと結構暖かかった。 |
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休んでいる間に徐々に雲が切れてきた東側を見る。 写真ではよくわからないが、左から右に御嶽山、中央アルプス、恵那山が並ぶ。 |
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正面には御嶽山。雲に遮られて山頂部は見えていない。 |
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その右に中央アルプス。 木曽駒ケ岳から越百山までの白い稜線が確認できた。 |
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南の方遠くには恵那山。 中央アルプスと恵那山との間には南アルプスが見えるはずだが、今日の気象状況では山岳同定は無理だった。 |
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思いのほか大きく見えた御嶽山を望遠で撮る。しかし手前の雲が邪魔です。 |
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中央アルプス北部。 中央左の一際高いのが木曽駒ケ岳。右には三ノ沢岳。手前の山並みは阿寺山地。 |
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中央アルプス南部。 中央に空木岳。その右に南駒ヶ岳。手前の山並みは阿寺山地。 |
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山頂から北の方を見る。 右遠くに鷲ヶ岳方面の山々。白山は中央遠くの方だが、この時は雲の中で全く見えていない。 |
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上の写真の左半分について少し時間がたった後の様子。 左は平家岳方面。右は白山方面。しかしまだ雲隠れ中で東側のようには晴れてこない。 |
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鷲ヶ岳、烏帽子山方面 |
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南西から南にかけての方向を見る。 伊吹山などがある方向だが遠くは霞んでいてよくわからなかった。 |
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雲が晴れるのを期待して1時間半ほど山頂にいたが、 天気は回復傾向にはあるものの、完全回復までまだ少し時間がかかりそうだった。 体も冷えてきたので残念ながら11時40分に下山開始。 |
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下山途中で瓢ヶ岳(左)と今淵ヶ岳(右)を見る。 この高賀山とあわせて高賀三山と呼ばれる山岳信仰の山々。 |
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山頂から20分ほどで御坂峠に戻る。 |
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御坂峠からは北アルプスが見えるはずだが、まだ雲に遮られている。 |
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登るときとは違って日が差す明るい谷を淡々と下る。 |
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垢離取場を通過。澄んだ沢の水が綺麗。 |
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午後1時過ぎに登山口に戻る。 このころになって空には雲一つない天気となった。山頂からの展望が気になったが今更どうしようもない。 御嶽山や中央アルプスが見れただけでも良しとしよう。 |
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帰途、高賀神社を振り返る。奈良時代創建の格式ある古い神社だそうだ。創建時の古い伝説も残っている。 この後来た道を戻って家に帰り着いたのは午後4時過ぎだった。 |
コースタイム |
往 高賀の森公園(7:40)−垢離取場(8:10)−岩屋(8:45)−御坂峠(9:25)−高賀山(9:55) 復 高賀山(11:40)−御坂峠(12:00)−岩屋(12:25)−垢離取場(12:45)−高賀の森公園(13:05) |