岩菅山
2011年(平成23年)4月30日


メ モ
昨日の浅間山に続いて今日は岩菅山に登る予定だった。
岩菅山のことが気になり始めたのは12年ほど前に登った四阿山から横手山の左に鋭い三角形の頂を認めて以来のことだった。その後幾度か山行の計画を立てたことはあったが、結局今日まで実行に移す機会はなかったのでこのGWの山行として候補に挙げていた。。
岩菅山に登る主なルートは二つあるが、思いは金山沢ノ頭を越えた稜線上から均整のとれた三角錐の山容を望むことで、そのためには高天ヶ原をスタートして寺小屋峰に登り稜線伝いに進んで行くルートをとる必要があった。高天ヶ原からはスキー場のゲレンデをひたすら登ることになる。5月のGWの時期はまだゲレンデの積雪量が多く、早朝の6時からリフトが運行されるとのことだったので東館山までリフトを利用して岩菅山へ登る計画を立てた。
しかしあとで考えてみればスキー場の雪が多いと言うことは、それより標高の高い稜線ではさらに多量の雪があると言うことだ。当たり前のことだがそれをあまり重要視しなかったことが第一の誤算であった。
またこの時期岩菅山に入る登山者はそう多くはないようだが、自分と同じ考えの人も当然いるだろうし、これまでの連休の山での経験上、稜線上には踏みかためられたトレースがあるものと思い込んだのが第二の誤算であった。
結果的に自分の体力と単独行の限界を思い知った山行となったのは致し方のないことだった。特に生命の危険に遭遇したと言うわけでもないので、季節を変え機会を見て再挑戦したいと思っています。

行 程

高天ヶ原
↓↑
東館山駅
↓↑
寺小屋峰
↓↑
金山沢ノ頭
↓↑
二千米ピーク付近

距離     : 7.4km
最大標高差: 465m
累積標高  : 603m
  
天 候

晴れのち曇り
 (気象庁 : 日々の天気図)

山行記録

早朝長野を出発して1時間ほどで高天ヶ原に着く。すでに多くのスキーヤーがリフトの運行開始を待っていた。
しかし登山者の姿は見られず、わずかに一人だけ岩菅山に登るのですかと声をかけてきた人がいた。

330円を払って6時過ぎにリフトに乗り込む。わずか10数分で東館山に到着する。6時20分にリフト降り場を出発。

雪の斜面を東館山頂駅直下まで登る。そこからは寺小屋峰が思いの外遠くに望まれた。

今のところ天気はよいが雲の動きが速く、晴天は長持ちしないように感じられた。

東館山頂駅から雪道を歩いて寺小屋峰に向かう。踏み跡は全くなく、途中で道標を見つけて進む方向に間違いがないことを確認する。

線に出ると遠くに岩菅山が見える。本当に遠くに見える。

右には寺小屋のゲレンデが広がる。

寺小屋のゲレンデから東館山を振り返る。

早朝のゲレンデを登って寺小屋峰に向かう。

山頂直下の急登を終えて寺小屋峰に登る。標識らしきものは見られなかった。

寺小屋峰から金山沢ノ頭に向かう。

金山沢ノ頭への道から岩菅山を見る。岩菅山の左の山は裏岩菅山。

同 上

金山沢ノ頭に登る。稜線上には踏み跡はなかった。

金山沢ノ頭。

金山沢ノ頭から岩菅山を見る。

右手には白砂山への稜線が続く。

赤石山と右遠くに横手山。

金山沢ノ頭を振り返る。天気も曇り空になってきた。
途中の小ピークから金山沢ノ頭を振り返る。右に寺小屋峰が続く。

小ピークから岩菅山を見る。期待していた三角錐の山容だ。
ここで中間点付近だろうか。踏み跡のない稜線歩きはルートを選ぶのに気を遣う上に
時々ズボッと太ももまで踏み抜くことがあり徐々に体力を消耗してゆく。
(画像をクリックすると拡大されます)

次のピークのとの中間地点まで来たが、この先もこれまで以上の歩行を強いられ、
最後に頂上直下の急登が待っていることを考えると先に進むのがためらわれた。
天気もよくないし山頂は次の機会に期待することにして今日はここで引き返すことにした。
帰途、高天ヶ原で声をかけてきた人に出会う。健闘を期待して頂上に向かう二人を見送った。


コースタイム
 東館山(6:20)−寺小屋峰(7:20)−金山沢ノ頭(7:40)−折り返し点(8:40)−金山沢ノ頭(9:55)−高天ヶ原(11:10)

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