富良野岳・上ホロカメットク山
2013年(平成25年)6月29日

メ モ
昨日、芦別岳に登ったあと富良野で食料を買い出しして十勝岳温泉に着いたのは夕方の5時過ぎ。部屋は10 畳の広さで一人には贅沢なものだった。温泉に入ってさっぱりしたところで買ってきた夕食を戴いたあと、8時過ぎには睡眠不足と疲れで寝てしまった。
夜半、喉が渇いたので水を飲む時に外を見ると曇り空だった。がっくりと気落ちしたが、疲れで再び寝入ってしまい次に目を覚ましたのは4時前。既に明るくなってきており、窓から外を見ると空はすっきりと晴れ上がり下界には雲海が広がっていた。
急いで朝食をとり、支度をして4時20分頃に宿を出発し、一走りで十勝岳温泉の広い駐車場に着いた。既に富良野岳の山頂には朝日が差していた。今日は富良野岳に登ったあと上ホロカメットク山まで縦走しこの十勝岳温泉に戻ってくる予定だった。帰りの飛行機は午後8時過ぎなので遅くとも午後3時頃にここを出ればよいと考えて4時35分にまずは富良野岳目指して出発した。

行 程
 
十勝岳温泉−上ホロ分岐−富良野岳−三峰山−上ホロカメットク山−富良野岳分岐−十勝岳温泉

天 候 快晴


宿の部屋からの富良野方面の眺め。一面の雲海が広がる。

泊まったカミホロ荘。

 カミホロ荘から一走りで登山口の十勝温泉駐車場に着く。
そこからは朝日を受け始めた富良野岳から三峰山にかけての稜線を見ることができた。

十勝岳温泉の駐車場。早朝なのでまだ車が少ない。

4時35分に登山口を出発。
ここの標高は1300m弱で1912mの富良野岳まで600m強の登りとなる。昨日の芦別岳の半分以下なので気分的には楽だ。

前方に安政火口を見ながらヌッカクシ富良野川の源流に沿って所々に残雪もある平坦な広い道を行く。左に三段山、右遠くに上ホロカメットク山が見える。

対岸の化物岩に朝日が差している。登山道はその下の残雪を横切って続いている。

安政火口分岐付近から安政火口を見る。
左には夫婦岩が、右には上ホロカメットク山や八ツ手岩も見える。

雪に覆われた沢を横切ると安政火口分岐に着く。そこからU ターンするように山の斜面をトラバースしながら登って行く。途中残雪を2ヶ所横切る。残雪は早朝で凍っていたがしっかりした踏み跡が付いていたので特に問題なし。

化物岩から続く尾根を乗越す所から三峰山を見る。

尾根を乗越したあとは雪渓とでも言えるような残雪の道となる。

しばらく行くと富良野岳と上ホロカメットク山との分岐に着く。5時25分。

分岐を右に少し行くと前面に三峰山が大きな姿を現した。
登山道は残雪に覆われた三峰山沢の右俣を渡り、三峰山の山腹を富良野岳に向かって右方向に横切って行く。

途中で何ヶ所か残雪を横切って登って行く。

振り返る、と言うよりも横を見ると十勝岳温泉の建物が小さく望まれた。

トラバース道も終盤に近づき、所々灌木の中を通るようになる。

ウコンウツギは芦別岳の頂上付近にも咲いていた。

振り返れば十勝岳が天に向かって鋭い頂を突き出していた。
その右には上ホロカメットク山が山頂部を覗かせている。また左遠くには大雪の山々が連なる。


トラバース状の登りも終わり稜線に向かって直登する。

6時45分に十勝連峰の稜線に到着。

三峰山から十勝岳まで続く山並み。

火山性の崩れやすい所は階段状の道となっている。

富良野岳が間近に近づいてきた。

富良野岳の山頂付近は花に覆われた斜面が続く。
終盤近いチングルマの群落。

ハクサンイチゲの群落と大雪山

ハクサンイチゲ。今はこの花が最盛期のようだった。

南斜面のハクサンイチゲの大群落

ハクサンイチゲと原始ヶ原

大雪山とハクサンイチゲ

眼下には原始ヶ原。遠くには雲海の彼方に日高山脈。

ちらほら咲きのエゾコザクラ。

エゾノツガザクラ。

初夏の花々に感激しながら登り続けて間もなく山頂です。

7時30分に富良野岳山頂に到着。本日の一番乗りです。

何はともあれ、楽しみにしていた山岳展望を開始。
まずは北の方に十勝連峰を振り返る。手前の三峰山から上富良野岳、上ホロカメットク山、十勝岳、美瑛岳と続く。
左遠くには大雪連峰、右遠くには石狩連峰が控えている。

大雪連山をズームアップ。まさに神々の山という感じです。

東には十勝連峰から分岐して下ホロカメットク山へと続く山並み。
その彼方にはニペソツ山やウペペサンケ山。


石狩連峰のニペソツ山やウペペサンケ山。

南には未踏の日高山脈が連なる。

いったいどれがどの山かさっぱり分かりません。勉強しときます。
(画像をクリックすると拡大されます)

日高山脈の右には2年前に登ったトマム山(手前右の山)が見えた。
今日も雲海見物の観光客で賑わっていることだろう。

西南の方向には夕張岳と芦別岳。

夕張岳。アプローチ道が開通した暁には是非行ってみよう。

昨日登った芦別岳。1日違いで残念なことだった。
次に行くことがあれば旧道に挑戦しよう。

芦別岳の右遠くには蝦夷富士と呼ばれる後方羊蹄山。

そして最後は北西の方角にたっぷりと雪を残した増毛山地。
右の残雪たっぷりの山が暑寒別岳。その左手前に南暑寒岳の頂上部が見える。左の山は群別岳と奥徳富岳。
日高山脈や羊蹄山、暑寒別岳などの思いがけない展望も得られたことに満足して
8時10分に富良野岳山頂に別れを告げて上ホロカメットク山に向かった。

十勝岳温泉への分岐点まで戻る。ここからしばらく雲海上の稜線歩きだ。

三峰山南峰の取り付きにある残雪を登る。

三峰山南峰への登りの途中で富良野岳を振り返る。

登山道脇にはところどころにチングルマやエゾノツガザクラが群生していた。

色鮮やかなエゾノツガザクラ。

三峰山南峰目指して登って行く。手前にチングルマやエゾノツガザクラが咲いている。

南峰頂上付近の道。写真ではよく分からないが道の両側には花の群落が続いている。

南峰から富良野岳を振り返る。実に堂々とした山容です。

南峰から北望。
手前から三峰山中央峰、上富良野岳、上ホロカメットク山、十勝岳、美瑛岳と続く。

一旦下って登り返したところが三峰山の真ん中のピークで標高は1866m。9時15分着。

中央峰から下って北峰を登る。

中央峰から下る途中でキバナシャクナゲの群落を見る。

三峰山北峰から北望。
上富良野岳、上ホロカメットク山、十勝岳と続く。

上富良野岳を登る。

10時に上富良野岳に到着。

上富良野岳から三峰山と富良野岳を振り返る。
富良野岳から2時間弱。遠くになりました。

上富良野岳から上ホロカメットク山と十勝岳を見る。
最終目的地まであと少し。

上富良野岳から下って鞍部から安政火口を見る。荒涼とした景色が広がる。

安政火口の反対側は花が咲く緑の山並み。好対照です。

最後のピーク、上ホロカメットク山を登る。

10時15分に上ホロカメットク山の山頂に着く。標高は1920mで富良野岳よりも高い。遠くには石狩連峰が連なる。

富良野岳を振り返る。天候に恵まれた素晴らしい稜線歩きだった。

十勝岳も大分近づいた。十勝連峰の盟主だけあって貫禄十分の山容です。
ここからはあと1時間ほどだろうか。日程に余裕があれば行くところだが・・・。

安政火口を見る。今朝歩いてきたヌッカクシ富良野川の源流に沿った道も見える。

鞍部に咲いていたメアカンキンバイ
上ホロカメットク山の斜面に咲くエゾノツガザクラ

上ホロカメットク山で大休止してから上富良野岳に戻り、10時55分に十勝岳温泉に向かって下山開始。

三峰山や富良野岳の裾野一体はカール地形のように見える。

登山道を見おろす。残雪の方が歩きやすいかも。

残雪から上ホロカメットク山(左)と上富良野岳(右)を振り返る。

三峰山と富良野岳。

花咲く道からの富良野岳。

十勝岳を振り返る。登山道からはこのあたりで見納めです。

上ホロカメットク山と上富良野岳。上ホロカメットク山の手前に八ツ手岩が見える。

階段をドンドン下って行く。

右下に見える雪渓を下って行くようだ。

雪渓を下る途中で三峰山を見る。中央のピークが一番高いようだ。

360度の展望と高山植物が素晴らしかった富良野岳。
このあと朝歩いた富良野岳への道の分岐を過ぎて、化物岩からの尾根を乗越し安政火口分岐への道を行く。

安政火口分岐に向かって下る。
ヌッカクシ富良野川の源流の対岸に十勝岳温泉への道が見える。その上の山は三段山。


上ホロカメットク山と八ツ手岩を見る。なかなか迫力がある。

突然登山道を横切るエゾシマリス。急いでシャッターを押しました。

12時25分に十勝岳温泉に戻る。約8時間の山歩きでした。

帰途、カミホロ荘の温泉に浸かってさっぱりしてから新千歳に向かった。途中で富良野らしい景色を見つけたので記念に写真を撮りました。
僅か2日間の慌ただしい山歩きの中で、芦別岳の天候には恵まれなかったが富良野岳はそれを補って余りある山行だった。
帰りは時間的な余裕があったので、2年前にトマムに行った時に寄った占冠や夕張をとおりながら6時過ぎに新千歳に着いた。
飛行機が関空に着いたのは10時20分頃。何とか最終の電車に乗ることができ、家に着いたのは明くる日の午前1時前だった。


コースタイム
十勝岳温泉(4:35)−上ホロ分岐(5:25)−稜線(6:45)−富良野岳(7:30-8:10)−三峰山(9:15-9:25)-上富良野岳(10:00)
−上ホロカメットク山(10:15-10:40)−上富良野岳(10:50−10:55)−富良野岳分岐(11:35)−十勝岳温泉(12:25)

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