| 大長山・赤兎山 2010年(平成22年)7月10日 | 
| 小原登山口駐車場。周りの山の稜線はまだ雲の中。 | ||
| 駐車場から林道を歩いて登山口に着く。 | ||
|  | ||
| 緩やかな登りが続く小原峠への道。道端のギンリョウソウなどを見ながら行く。 沢を3回渡るとやがて登りもややきつくなる。 | ||
|  | ||
| 霧に包まれた樹林の中の道を登って小原峠に着く。 奥の祠にお参りをしたあとこれからどうしようかと考えたが、 天候の回復はすぐには望めないようなのでまず大長山に登ることとした。 | ||
| 時折ぱらつく雨の中を、薄暗い樹林の道を登って行く。 一番目のピークを越え、鞍部まで下って登り返すうちに木々の背丈も低くなってくる。 苅安山の急坂にさしかかると道の脇にササユリが咲いていた。 | ||
| 可憐なササユリを見て鬱陶しい気分も少しは晴れる。 | ||
|  | ||
| 苅安山山頂。展望も何もないので写真を撮ってすぐに大長山に向かう。 | ||
| 樹林の中に立ち込めた霧は動かず、天候が回復する気配はない。 ただ黙々と大長山へと続く稜線を歩いて行く。 | ||
| 霧で先の見通しが利かないこともあり、大長山への道のりは結構長く感じた。 苅安山から下ったあとはしばらく起伏の少ない稜線を行くが、そのうち大長山への急登が始まる。 道端には再びササユリが姿を見せ始めた。 | ||
|  | ||
| 色鮮やかなアザミも咲いている。 | ||
| 頂上に近づくにつれて道の両側にゴゼンタチバナが沢山見られるようになる。 | ||
|  | ||
| 何箇所かのガレ場の側を通り、ちょっとした岩場をロープで登ったりして 7時50分に霧に包まれた大長山に辿り着いた。 | ||
| 大長山の山頂に咲くササユリ。 大長山の山頂には、それほど広くはないがニッコウキスゲやササユリが咲く草原があった。 | ||
| 頂上に咲くニッコウキスゲ。 今年は時期が遅いのか、あるいは当たり年ではないのか、特にニッコウキスゲは期待したほどは咲いていなかった。 | ||
| 時折日が差し始めた大長山の山頂で30分ほど過ごしてから赤兎山に向かう。 苅安山を下る頃から霧が晴れ始めて、前方に第一ピークが見えてきた。 しかしその背後の赤兎山の稜線はまだ雲の中だった。 | ||
|  | ||
| 小原峠には9時半に戻ってきたが、そこは賑やかな団体さんに占領されていて休む場所もなさそうだった。 やむを得ずそのまま赤兎山に向かう。登るうちに青空が覗き始めて日も差すようになってきた。 | ||
| ぬかるんだ道を急登して9時55分に大舟山への分岐に着く。 記憶ではここから山頂まではもう少しのはずだった。 | ||
|  | ||
| 分岐から少し行くとササユリが咲いていた。 日差しを受けたその花は、霧の中のものとは違った華やかさがあった。 | ||
| ほどなく前方に赤兎山の山頂が見えてきた。あと一登り。 | ||
|  | ||
| 10時10分に赤兎山の山頂に着く。日は差し始めたものの、まだ周りの展望はない。 写真を撮ってから最終目的地の赤池に向かう。 | ||
|  | ||
| 山頂から赤池に向かって少し行くと、前方にたおやかな稜線が波打つ広闊な眺めが展開していた。 その果てには避難小屋が見える。 | ||
| 草原に咲くニッコウキスゲ。 しかし、大長山と同じくここでもちらほらと咲いている程度だった。今年は不作なのだろうか。 | ||
| 泥濘の道や木道を歩いて避難小屋のある赤池に着く。 | ||
|  | ||
| 赤池の木道を行く。両側にはニッコウキスゲが咲き乱れる。 | ||
|  | ||
| と言いたいところだったが・・・。 | ||
| 赤池の周りも寂しい限りです。 | ||
| 避難小屋には10時35分に着く。4年前に雨に降られて1時間ほど休んだところです。 中の作りは三ノ峰の小屋とよく似ている。周りでは多くの登山者が休憩していた。 | ||
| 小屋からさらに進んで、白山の展望台のようなところまで行く。 そこには4輪の花をつけたササユリが咲いていた。 | ||
| 天気はかなり回復したものの白山はまだ雲に覆われたままだった。 しかしかすかに見える稜線の様子から、その途方もない大きさが容易に想像できるのだった。 | ||
|  | ||
| 赤兎山から下る途中で大長山を見る。 それは遙かに遠く大きかったため、はじめは大長山とは信じられなかった。 | ||
|  | ||
| 小原峠で小休止したあと、明るい夏の日差しを受ける木々や花々を見ながら山道を下って行った。 梅雨の最中にしては天気はまずまずで、ササユリもほぼ期待通りだった。 | ||
| しかし不作の年なのか、ニッコウキスゲの群落が見られなかったのは心残りとなった。次の機会に期待することにしよう。 帰途、100円の割引券を使って勝山温泉“水芭蕉”に浸かる。帰宅は午後6時。往復の走行距離530km。 | 
| コースタイム (休憩を含む) | 大長山  駐車場(5:30)−小原峠(6:15-6:20)−苅安山(6:50)−大長山(7:50-8:20)−苅安山(9:05) −小原峠(9:30) 赤兎山 小原峠(9:30)−大舟分岐(9:55)−赤兎山(10:10)−避難小屋(10:35-11:10) −赤兎山(11:30)−小原峠(12:00)−駐車場(12:35) |