焼 岳
2007年(平成19年)8月15日

メ モ
平成13年の5月に奥美濃の大日ヶ岳と焼岳に登ったが、たおやかな山容の大日ヶ岳とは対照的に残雪を纏った焼岳はなかなか手強く、頂上を目前にして登頂を断念した経緯がある。それから6年が過ぎ去ったが、快晴の好天気が続くこのお盆休みの1日を利用して再び焼岳に向かうこととした。
焼岳の登山道は中尾峠を挟んで岐阜県側と長野県側につけられている。前回は岐阜県側の中尾温泉からの道を登ったが、今回も、人が少なく、熱い日差しもないこの登山道を登ることにした。
名神と東海北陸道を走って、高山、平湯経由で中尾温泉の奥にある登山口の駐車場に着いたのは15日の3時前だった。夜明けまで車の中で仮眠をとる。
1時間ほど微睡んで4時過ぎに支度を始め、簡単な朝食をとって4時35分に出発する。まだ薄暗い車道を少し行くと右手に登山口があり、小さな沢を渡って登山道に入る。割谷山の西斜面を辿るこの登山道は中尾峠直下まで樹林の中を行くもので、つづら折れの登りや巻き道が続くあまり変化のない道だ。それでも途中で白水の滝や笠ヶ岳の眺めが得られ、峠の手前では戦国時代の逸話がある秀綱神社もあり、古い歴史を感じさせる落ち着いた道だ。
中尾峠は見晴らしの良い開けたところで、秋を感じさせる花々が咲く鞍部からは荒々しい山容の焼岳が目の前に見える。頂上まではほんの一登りのように見えるが、取り付いてみるとなかなかに厳しい道で、後ろに見えだした槍・穂高を何度も振り返りながら1時間ほどもかけて北峰に辿り着いたのは8時過ぎだった。
山頂からは笠ヶ岳から槍・穂高に続く山並みはもとより、裏銀座方面の鷲羽や水晶も望まれた。乗鞍岳や遠く白山も見えたが、中央アルプスや南アルプスなどは折から湧きだした雲に遮られてよく見ることはできなかった。眼下には荒々しい外輪山に囲まれた火口湖が鏡のように青い空を映していた。
ほんの半日の短い時間だったが、青い空に白い雲、緑の山並みと初秋の花々など過ぎ去って行く夏山の雰囲気を充分に味わえた山行だった。

行 程
中尾登山口−鍋助横手−秀綱神社−中尾峠−焼岳(往復)

天 候 快晴


早朝、駐車場を出発。車道を少し歩き、小さな沢を渡って登山道に入る あまり変化のない樹林の中を行く
第二登山口から少し登ると白水の滝展望所がある 登山道の脇に咲いていたソバナ(ここまでの写真は下山時に撮影)
歩き始めて1時間ほどで鍋助横手に着く。樹林の間から朝日に輝く笠ヶ岳や抜戸岳が見える
朝日を浴びる笠ヶ岳
かなり高度をあげてきた頃、ふと振り返ると樹林の間から槍ヶ岳が見えた 戦国時代の逸話が残る秀綱神社
中尾峠に近づくと荒々しい山容の焼岳が姿を現す 中尾峠から見上げた焼岳
中尾峠からは笠ヶ岳がよく見える。まわりには秋を告げる花々が咲いていた
アキノキリンソウ オヤマリンドウ
ヤマハハコ コキンレイカ
心地よい風が通り過ぎる道を、穂高連峰を振り返りながら登る
焼岳の荒々しい山容。中央の岩壁が北峰
山頂目指して急坂を喘ぎながら登る 燃え立った姿のまま冷えてしまったような溶岩
頂上直下から振り返れば笠から槍・穂高へと続く大展望
焼岳直下から見た双六岳、水晶岳、鷲羽岳、樅沢岳、野口五郎岳の山々
遙かに鷲羽岳と水晶岳を見る
穂高遠望
登り着いた稜線から南峰を見る 稜線から北峰を見上げる
稜線からは乗鞍岳も望まれた
一旦南峰に向かう。北峰との鞍部から火口湖を見る 鞍部で引き返して北峰に向かう
焼岳北峰頂上から槍・穂高を望む
槍ヶ岳遠望
夏雲湧く笠ヶ岳と抜戸岳。正面は穴毛谷
白山遠望
中部山岳方面。中ア、南アなどが望めたが、折から湧きだした雲に覆い隠されてしまった
南峰(左)と火口湖
中尾峠から穂高へと続く稜線 梓川と上高地を望む
下山の途中、中尾峠の上の展望台から焼岳を見る
展望台から穂高岳を見る 帰途、山荘富貴の温泉で一休み

コースタイム
往路  登山口(4:35)−弟二登山口(5:05)−鍋助横手(5:40)−中尾峠(6:50)
     −焼岳(8:05)
復路  焼岳(8:35)−中尾峠(9:20-9:35)−鍋助横手(10:35)−登山口(11:35)     

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