十勝岳・美瑛岳 2008年(平成20年)6月29日 |
早朝の狩勝峠。立ち込めていた霧が突然晴れてきた。 |
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偶然得られた狩勝峠からの展望。 昨日登ったニペソツ山も見えるようだが、このあとしすぐに霧に包まれてしまって確認できなかった。 |
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富良野へ向かう途中の田園風景。 |
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望岳台から正面に十勝岳を望む。 しかし雲に覆われて山頂部は見えない。 |
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その左手には美瑛富士と美瑛岳。 |
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また右手には、イソツツジ咲く溶岩台地の彼方に富良野岳が見える。 |
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望岳台から1時間ほど緩やかに登って雲ノ平分岐に着く。 左に行けば美瑛岳だが、まずは正面の十勝岳を目指す。 |
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避難小屋を過ぎると道は左に折れて岩の尾根を行くようになる。 |
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1時間ほど登り続けるとようやく稜線が近くなる。 |
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登り着いたところは昭和噴火口のそばで、火口の彼方には美瑛岳の鋭い頂を見ることが出来た。 |
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噴煙に包まれた十勝岳の山頂はまだまだ遠い。 |
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右手には無味乾燥な火山岩に覆われた峰々が並んでいる。 |
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十勝岳が姿を見せてきました。 |
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スリバチ火口 |
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殺風景な中を十勝岳を目指して進んで行く。 |
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風向きが変わって姿を現した十勝岳。あと少しです。 |
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頂上直下の登りはなかなか厳しい。 |
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望岳台から3時間半で山頂に到達する。 雲が多く、残念ながら遠くの眺めは得られなかった。 |
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登ってきた道を振り返る。 |
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眼下には砂山のような平ヶ岳と、険しい山容の鋸岳が見える。 その後ろの美瑛岳には雲がまとわりついている。 |
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一瞬雲が切れて美瑛岳の全容が現れた。 さてこれからの行程だが、登って来た砂礫の道を戻るのは少し味気ないので、 時間はかかるが、あの未知の美瑛岳を越えて行くことにした。 |
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山頂での休憩を早めに切り上げて先を急ぐ。まずは平ヶ岳を目指す。 |
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火山礫に覆われた道を進んで行く。 |
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十勝岳を振り返る。山頂を見たのはこれが最後だった。 |
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平ヶ岳を越えたあとは鋸岳に向かって下って行く。 |
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道は残雪を横切り、鋸岳を巻いて行く。 何とも異様な平ヶ岳を振り返り見る。 |
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砂礫の道を下って進んで行くと美瑛岳との鞍部に着く。まわりは霧に包まれてきた。 |
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美瑛岳に取り付くころにはまわりはすっかり霧に包まれてしまった。 あとは稜線に咲く花々を見ながら行くしかない。(写真はミネズオウ) |
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エゾノツガザクラ |
メアカンキンバイ |
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キバナシャクナゲ |
エゾコザクラ |
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美瑛岳の稜線は十勝岳付近とは打って変わって緑が多く、 高山植物も豊富なところだった。(写真はチングルマ) |
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霧のため2度ほど道を見失ったが、何とか復帰して美瑛富士分岐に着く。 あと少しで頂上です。 |
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岩だらけの稜線を辿ってようやく霧に包まれた美瑛岳の山頂に着いた。 |
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時間もないので10分ほど休憩してから下山を開始。 下山道にもエゾノツガザクラやミネズオウが沢山咲いていた。 |
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美瑛岳分岐を過ぎてハイマツの中を下って行く。 |
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途中で見かけたサンカヨウ。 |
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道はポンピ沢目指してドンドン下って行く。 |
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ポンピ沢で最後の休憩をとる。 |
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ポンピ沢から少し行くと雪渓があった。 |
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雪渓のまわりにはエゾコザクラの群落がある。高山植物の眺めをしばし楽しむ。 |
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その後平坦な巻き道を歩いて雲ノ平分岐に着く。 |
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雲ノ平分岐から30分でようやく望岳台に戻る。 時刻は4時前で、人や車もすっかり少なくなっていた。 |
コースタイム |
望岳台(6:50)−雲ノ平分岐(7:47)−昭和噴火口(9:10)−十勝岳(10:18-10:40) −美瑛岳鞍部(11:20)−美瑛岳(13:05-13:15)−美瑛岳分岐(13:55)−ポンピ沢(14:22-14:40) −雲ノ平分岐(15:25)−望岳台(15:55) |