高見山 2009年(平成21年)1月27日 |
メ モ | 今年の初山行は2年前と同じく霧氷で名高い高見山とした。前回は綺麗な霧氷を見ることは出来たものの、天気は曇りで、山頂部は霧に包まれた見通しの利かない白い世界だった。今回は三度目の正直を狙って、冬型の気圧配置が緩んで晴天間違いなしの平日に休暇を取って出掛けることとしたが、天気が良すぎると今度は果たして霧氷が出来ているかどうかが気になってくる。いずれにしても心配に事欠かないこの時期の山歩きではある。 まだ暗い5時に起床して5時40分に家を出発した。国道168号から163号、24号、169号を走って、166号に入ると路面の凍結が気になってくる。山道になると速度を抑えて走る車が増えてきたので、こちらもそれに合わせて比較的ゆっくりと進んで行く。幸い大した凍結はなく、無事杉谷登山口に8過ぎに着いた。 民家横の登山口から登り初め、暗い杉林を抜けて古市跡付近まで来ると前方に高見山が見え出す。幸いにも山頂部は白くなっており、青空の下での霧氷の眺めが期待出来たが、今度はあそこまで行く前にそれが溶けてしまったり、風で飛ばされたりしないかと心配になり、ついつい急ぎ足になってしまうのだった。 小峠を過ぎ、短い急登を終えて乳岩に辿り着いた後は待望の霧氷を眺めながらの山歩きとなる。かなりの冷え込みを予想して、長袖のシャツやセーターを着込み、タイツもはいてきたが、好天気のためかそれほどの寒さは感じなかった。また登山道も凍り付いておらず、アイゼンも不要だった。笛吹岩を過ぎると霧氷の美しさはピークに達してくる。次々と現れる素晴らしい眺めを撮るために、遂に手袋もしないで山頂まで来てしまった。 平日にもかかわらず山頂にはそこそこの人がいて写真撮影に余念がない様子だった。今日は夕方から用事があるので、山頂で30分ほど眺めを楽しんでから早々と帰途に着いた。下る途中も次から次へと人が登ってくる。小峠に着いたのは11時過ぎで、流石にもう登ってくる人はいないだろうと思って杉林の中を下ってゆくと、驚いたことにまだまだ登山者がやってくる。雲母曲あたりではなんと30人ほどの団体と出合ったため道の脇に寄って通り過ぎるのを待たされたほどで、冬の高見山の人気を思い知った山行だった。 |
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行 程 杉谷登山口 ↓↑ 小峠 ↓↑ 乳岩 ↓↑ 国見岩 ↓↑ 笛吹岩 ↓↑ 高見山
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天 候 晴れ |
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(気象庁 : 日々の天気図) | |||
コースタイム |
杉谷登山口(8:20)−小峠(9:05)−乳岩(9:20)−高見山(10:00) 高見山(10:25)−小峠(11:10)−杉谷登山口(11:50) |