守門岳 2006年(平成18年)6月25日 |
メ モ | 昨年の6月浅草岳に登り、天気に恵まれて素晴らしい眺めやシラネアオイを始めとする花々を見ることが出来た。しかし目的のヒメサユリは少し時期が早く、残念ながら見ることは出来なかった。 今年も梅雨に入り、ヒメサユリの開花時期が近づいて来ると何となく気になりだした。今年は豪雪で開花も遅れ気味との情報もあったが、たまたま会津朝日岳のことを調べているとすでに咲き始めたとの山行記録があった。そうなるとじっとしていられなくなり、急遽、浅草岳と並んでヒメサユリの咲く山として名高い守門岳に行くことにした。 保久礼小屋近くの駐車場に着いたのは25日の午前1時頃だった。他に車は見られず真っ暗な駐車場で夜明けまで仮眠をとる。寝る前は満天の星空だったが、3時半頃に起きて外を見ると曇り空に変わっている。梅雨時だから仕方のないことと諦めて、支度をして4時20分に出発する。広い道を少し下って行くと保久礼小屋に着く。道はここからキビタキ清水まで階段で続いている。キビタキ小屋からは樹林の中の変化のない急な登りが続きやがて展望台に出る。あいにくの空模様のため遠くは霞んでいて眺めは良くない。展望台からは傾斜は少し緩くなり、道端に咲くイワカガミやゴゼンタチバナ、ギンリョウソウ、チゴユリ、ウラジロヨウラクなどを見ながらのんびりと登り続ける。木々の背丈も低くなって頭上が明るくなると不動平に着く。ここまで来ると守門岳の主稜線も間近だ。残雪の中の不動明王を右に見て一登りして6時前に大岳に着く。 大岳からは青雲岳から袴岳へと続く幾筋もの残雪を抱えた守門岳の主稜線を眺めることが出来た。目的のヒメサユリはこの大岳と青雲岳との鞍部であるアミハリへ下る途中で見ることが出来た。まだ3分咲きと言った程度で蕾が多かったが、とにもかくにも求めていた花に出会うことが出来て遙々とここまでやってきた甲斐があったと一安心する。 アミハリから青雲岳へ登り返し、湿地帯をとおって袴岳に着いたのは7時半だった。山頂からは、朧気ながら東の彼方に去年登った浅草岳の姿を認めることが出来た。 梅雨時の曇り空のため広闊な展望は得られなかったが、念願のヒメサユリに逢うことが出来てまずまずの満足感を得ることが出来た山行だった。 |
|
行 程 保久礼登山口 ↓↑ キビタキ避難小屋 ↓↑ 不動平 ↓↑ 大岳 ↓↑ 網張 ↓↑ 青雲岳 ↓↑ 守門岳(袴岳)
|
||
天 候 曇り |
||
(気象庁 : 過去の天気図) | ||
登山口の駐車場 |
||
駐車場から少しで保久礼小屋 |
||
登山道に入ります |
階段状の登山道 |
|
キビタキ小屋 |
キビタキ小屋前のシャガ |
|
不動平 |
残雪の傍らに不動明王の石像 |
|
大岳頂上 |
||
大岳からの袴岳 |
||
大岳と青雲岳との鞍部(網張)からの袴岳 |
||
網張のヒメサユリ |
||
ヒメサユリ |
||
ヒメサユリ |
||
コミヤマカタバミ |
シラネアオイ |
|
ウラジロヨウラク |
ゴゼンタチバナ |
|
青雲岳から大岳を振り返る |
||
青雲岳山頂からの袴岳 |
||
青雲岳の池塘 |
袴岳へ |
|
青雲岳を振り返る |
||
袴岳頂上 |
||
袴岳からの青雲岳と大岳 |
||
袴岳から烏帽子山方面を見る |
||
浅草岳遠望 |
||
登頂記念 |
案内盤 |
|
青雲岳に戻って行きます |
||
青雲岳から大岳へ |
||
網張のヒメサユリ |
||
大岳から袴岳を振り返る |
||
大岳を越えて瑞々しい樹林の中を下ってゆく |
||
登山口の駐車場が見えてきました |
||
帰途、ネズモチ平から守門岳を見る | ||
回り道をして浅草岳登山口に寄りました |
||
鬼ヶ面山 |
コースタイム (休憩を含む) |
往 駐車場(4:20)−キビタキ小屋(4:50)−大岳(6:00)−青雲岳(7:10)−袴岳(7:30) 復 袴岳(8:00)−大岳(9:10)−駐車場(10:50) |