夜叉ヶ池・三周ヶ岳
2006年(平成18年)10月9日


メ モ
前線を伴った低気圧と二つの台風が合体した超大型の低気圧により、この3連休の初日の中部山岳地帯は猛烈な悪天候に見舞われたが、連休最後の9日は冬型の気圧配置も緩んで絶好の登山日和が予想された。紅葉にはまだ少し早いが、8月以来山とはご無沙汰しているので、この好天気を絶好の機会と捉えて奥美濃の三周ヶ岳へと行くことにした。
三周ヶ岳には平成9年の秋に福井県側の岩谷から夜叉ヶ池経由で登っているので、今回は岐阜県側の池ノ又谷から登ることとした。このルートは一昨年の平成16年の6月にも歩いているが、その時はちょうど梅雨の最中で天気が良くなく、夜叉ヶ池までは登ったが三周ヶ岳は断念した経緯がある。今回はそのリベンジを兼ねた山行でもあった。
未明の2時40分に家を出発し、名神、北陸道を走り国道303号の八草トンネルを抜けて登山口に着いたのは5時40分。駐車場には他に車はなく一番乗りとなる。軽く朝食をとってから支度をして出発する。
一旦沢に下り、数回渡り返したあとしばらくつづら折れの登りが続くが、それを登り切るとあとは池ノ又谷に沿った起伏の少ない巻き道となる。途中で幾度か豪快な夜叉壁を仰ぎ見ながら進んで行くとやがて幽玄の滝に着く。幽玄の滝の少し先からは狭く小さくなった池ノ又谷越しに昇龍の滝が見えるが、そこは夜叉壁の素晴らしい眺めが得られるところでもある。そのあとは夜叉ヶ池目指して岩の道の急登が続く。ここまで他に人の姿は全く見られなかったが、辿り着いた夜叉ヶ池の周りにも人影が見えず、初秋の静かな山を存分に味わうことが出来た。
夜叉ヶ池からは3つのピークを経て三周ヶ岳に至る。特に2番目のピークの登りは露出した岩を乗り越えたりして一汗掻かされたが、その見返りとして登り着いた頂からは遠くに能郷白山と御嶽を望むことが出来た。行く手には第3のピークから続く幾つかの小さな起伏の向こうに三周ヶ岳の丸い頂きが見えた。まだまだ遠いなあと思いながら背丈ほどの藪を掻き分けて進んで行く。第3のピークを越えると遙か彼方に霊峰白山の姿を拝むことが出来た。樹林の中の鞍部に下ったあと少し登り返して小広く切り開かれた一等三角点の三周ヶ岳山頂に着く。9年振りに訪れた山頂で、その時に優るとも劣らない素晴らしい展望に見とれてしばし我を忘れるのだった。

行 程
池ノ又谷登山口−幽玄の滝−昇龍の滝−夜叉ヶ池−1220m峰−三周ヶ岳(往復)

天 候 快晴


池ノ又谷登山口から出発 つづら折れの道を一登りしたあとは起伏の少ない巻き道となる
巻き道から夜叉壁を望む
漸く日が差し始めた登山道を行く 夜叉壁を仰ぎ見る
 
幽玄の滝 
 
 夜叉壁と黒壁山
夜叉壁と昇龍の滝(左)
夜叉ヶ池目指して急登する 池ノ又谷を振り返る(左は黒壁山)
明るい開放的な夜叉ヶ池 神秘的な夜叉ヶ池
夜叉ヶ池と三周ヶ岳(中央奥)
三周ヶ岳への登りから夜叉ヶ池を振り返る
弟1ピークから第2ピーク(1220m峰)を見る 第2ピークから見た第3ピークと三周ヶ岳(左奥)
第3ピークからの三周ヶ岳 三周ヶ岳山頂
三周ヶ岳からの北望(左遠くに白山、右手に能郷白山)
 
 三周ヶ岳からの東望(能郷白山、御嶽、中ア、南ア、恵那山方面)
北に戻って、美濃俣丸から笹ヶ峰へと続く稜線。右遠くに白山
新雪を戴いた白山
能郷白山(左肩に槍・穂高、右端に御嶽)
 
 能郷白山の左に新雪の槍・穂高がうっすらと見える
 
 能郷白山の右に見える御嶽
 
 中央アルプス遠望
 
 南アルプス(悪沢、赤石、聖、上河内)と恵那山
伊吹山と金糞岳
三周ヶ岳山頂からの黒壁山 山頂から辿ってきた稜線を振り返る
三周ヶ岳、夜叉ヶ池をあとにしてブナ林を下る オヤマリンドウ
オヤマリンドウ
ダイモンジソウ 登山口のススキ

コースタイム
(休憩を含む)
往  池ノ又谷登山口(6:07) − 夜叉ヶ池(7:50−8:25) − 三周ヶ岳(9:23)
復  三周ヶ岳(9:45) − 夜叉ヶ池(10:50) − 池ノ又谷登山口(12:45)

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