金糞岳
2006年(平成18年)5月3日

メ モ
金糞岳には過去4回登っている。そのうちの3回は3月の積雪期で、まだ大量の残雪に覆われた山頂からは奥美濃の山々を始めとして遠く白山から北アルプス、中央アルプス、そして遙か遠くの塩見、悪沢、赤石、聖といった南アルプスの巨峰群までを眺めることが出来た。
琵琶湖側から見ると金糞岳の左手に平らな頂を持つ嶺が続く。これは白倉ノ頭あるいは白倉岳と呼ばれるもので、金糞岳と対をなして均整の取れた山容を構成している。これまで金糞岳には何度も行っているが、この白倉ノ頭まではまだ一度も足を延ばしたことがない。そこで休日を利用して金糞岳を越えて白倉ノ頭まで行く山行を計画した。
5月の始めというのに例年になく雪が多く、鳥越林道を車で上っていったが第二登山口の手前で通行できなくなった。車を止めて10分ほど行くと第二登山口に着く。登山道に入ると道は未だ雪で覆われており、倒木などもあって結構荒れた状態だった。一登りで連状ノ頭、そして一旦下ったあと残雪上の道を登り返して小朝ノ頭に着く。登山道脇の雪が溶けたところにはイワウチワが咲いている。小朝ノ頭から大きく下って小さい起伏の続く尾根道を行く。やがてブナ林を過ぎると金糞岳への登りとなる。途中の道端にはミツバオウレンやカタクリ、イワウチワなどの花が咲いていた。急登のあと8時前に残雪に覆われた金糞岳山頂に着く。
頂上からは東に能郷白山を始めとする奥美濃の山々と霊峰白山を眺めることが出来た。また南側には平らな頂の伊吹山とその右手遠くに鈴鹿の霊仙山が朝靄の中に浮かんでいた。
金糞岳から痩せ尾根を下ったあと少し登り返して稜線を進んで行くと白倉ノ頭に着いた。全く人気のない山頂からは形の変わった金糞岳と、遠く大日ヶ岳から延々と続いた奥美濃の山並みを締めくくる伊吹山の姿を望むことが出来た。

行 程

林道第二出合
↓↑
小朝ノ頭
↓↑
金糞岳
↓↑
白倉ノ頭

距離     :  8.2km
最大標高差: 371m
累積標高  : 616m
  




天 候

晴れ
 (気象庁 : 過去の天気図)

山行記録

 
 第二登山口(後方)の手前に車を止める(午前6時)。


 
第二登山口(午前6時20分)


 
 第二登山口から琵琶湖方面を望む。


 
 連状ノ頭(午前6時25分)


 
 小朝ノ頭(午前6時50分)


金糞岳と白倉ノ頭


 
 ブナの大木


 
ミツバオウレン


 
イワウチワ


 
カタクリ


 
頂上まで20分


 
頂上はもうすぐ。


 
 頂上の雪原


 
 金糞岳頂上(午前7時50分)


伊吹山と霊仙山


奥美濃の山々(蕎麦粒山、能郷白山方面)


白山と能郷白山


奥美濃の山々(三周ヶ岳、黒壁山方面)


白倉ノ頭に向かう。


 
 琵琶湖と比良方面を望む。


 
鞍部からの白倉ノ頭


 
 北に横山岳を見る。


 
 白倉ノ頭への稜線


 
 白倉ノ頭山頂(午前8時20分)


 
 白倉ノ頭からの金糞岳


白倉ノ頭から伊吹山を望む。


伊吹山をズームアップ


帰途、林道から白倉ノ頭と金糞岳を見る。


 
琵琶湖越しに金糞岳と白倉ノ頭を見る。



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