行者還岳・七曜岳
2007年(平成19年)9月23日


メ モ
今年の9月は残暑が厳しく真夏のような晴天が続いたが、彼岸が近づくとさすがに太平洋高気圧も勢力が衰え始めて北にあった前線が南下する気配を見せ、この週末の連休は中部や北陸地方は天気が崩れるとの予報だった。しかし近畿の南部は何とか持ちそうだったので、どこか日帰りで適当なところはないかと調べるうちに大峰山の行者還岳を思いついた。トンネル西口から取り付き、せっかくだから七曜岳まで足を延ばすと云う山行で、計画どおりに事が運べばこれまでの分をあわせて奥駆道のうち大普賢岳から八経ヶ岳までを歩いたことになる。
と云う訳で、9月23日の午前1時20分頃に天川目指して出発した。大峰山へ行く時のいつもの道を走って川合についたのは3時半頃で、ここから国道は川迫川に沿った狭い道に変わる。暗い夜道を慎重に運転して40分ほどで目指すトンネル西口に着く。トンネルの手前の空き地には既に多くの車が駐車してある。なんとかスペースを探して車を止め、出発までの間仮眠をとる。車の灯りを消して空を見上げると満天の星だった。
1時間ほど微睡んでから支度をして、明るくなってきた5時半に出発する。奥駆道目指して樹林の尾根道を登って行くうちに朝日が差し始めて木々の緑が眩く輝く。45分ほどで奥駆道出合に着く。 ここからは八経ヶ岳方面と反対方向に進む。緩やかに登って行くと木々の間から弥山へと続く山並みや、遠く仏生ヶ岳や孔雀岳が望まれた。なんと言っても山岳展望は朝日が昇り始める早朝が一番素晴らしい。
朽ちた小屋のある一ノ多和を過ぎ、幾つかの小さなピークを越えて進むうちに、いつしか上空にはさかんに雲が流れ始める。前線が南下してきた影響がここまで来ているのかも知れない。天川辻を過ぎて関電の鉄塔跡まで来ると急に視界が開けて行者還岳が目の前に現れた。真新しい行者還小屋はそこからすぐのところにあった。小屋からは行者還岳の東側を巻いて行く。水場を過ぎると木製の階段が続く急登が始まる。それを越えて尾根道を辿り、奥駆道と別れて一登りすると行者還岳の頂上だ。樹林に囲まれた頂上から少し進んで行くと前方の視界が開けて弥山方面の眺めが得られた。しかしその稜線付近は流れゆく雲に覆われて、遂に全貌は見ることが出来なかった。
行者還岳から七曜岳の間も同じような小さな起伏が続く尾根道だった。1時間ほど歩いて10時頃に山頂に着く。天気は回復して来ており、山頂からの眺めもまずまずだった。しかし10人もいれば満員になる狭い頂上ではゆっくりとくつろぐことも出来ない。大普賢岳方面から次々と人がやってくるので、大普賢岳や稲村ヶ岳、弥山などを展望し、すばやく写真を撮ってからすぐに山頂を辞して帰途についた。和佐又への分岐を過ぎると奥駆道には再び静寂が戻ってくる。殆どすれ違う人もなく来た道を戻り、トンネル西口への近道を下って登山口に着いたのは午後の1時だった。

行 程
 
トンネル西口−奥駆道出合−一ノ多和−天川辻−行者還岳−七曜岳(往復)

天 候 晴れ時々曇り


夜明けとともにトンネル西口登山口を出発 木の根が露出する急登を終えて奥駆道出合に着く
出合から緩く登って振り返ると、弁天ノ森から弥山へと続く山並みが望まれた。弥山や八経ヶ岳は雲の中だった
その左手には遙かに仏生ヶ岳と孔雀岳が見える
奥駆道を歩いて行者還岳に向かう 老朽化した小屋が建つ一ノ多和
朝日を浴びる奥駆道の木々
上空は雲が盛んに流れて行く 幾つかの小さなピークを越えて天川辻に着く
行者還小屋の近くから行者還岳を仰ぎ見る
真新しい行者還小屋
小屋から少し進んで行者還を通過する
しばらくは行者還岳を巻く平坦な道を行く 水場を過ぎると梯子が連続する急登が始まる
急登のあと、奥駆道と別れて行者還岳に向かう 行者還岳頂上。樹林に囲まれて展望はない
山頂から樹林の中を進んで行くと視界が開けて、稜線が雲に覆われた弥山を見ることが出来た
行者還岳の分岐から少し行くと“みなきケルン”がある 行者還岳から七曜岳までにも小さな起伏の上り下りがある
赤い紅葉はまだ少し先のようだ しかし木々の中には早くも色着いたものもあった
秋の花の定番 ???
行者還岳から1時間ほどで和佐又分岐に着く。2年振りだ 分岐から一登りで最終目的地の七曜岳に到着
七曜岳から見た大普賢岳から小普賢岳、日本岳への山並み
稲村ヶ岳(右)とバリゴヤの頭
はるかに弥山を望む。左手前は行者還岳
七曜岳からの帰途行者還を望む 大普賢岳と七曜岳(手前中央)を振り返る
一ノ多和の手前でトンネル西口へ近道を下る トンネル西口に戻る
帰途、国道から眺めたバリゴヤの頭と稲村ヶ岳
行者還岳

コースタイム
往路   トンネル西口(5:30)−奥駆道出合(6:15)−一ノ多和(7:00)−天川辻(7:55)
      −行者還小屋(8:00−8:15)−行者還岳(8:40-9:10)−七曜岳(10:00−10:05)
復路   七曜岳−行者還小屋(11:15)−トンネル西口分岐(12:20)−トンネル西口(13:00)

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