愛鷹山(越前岳) 2008年(平成20年)12月12日 |
山神社の鳥居から登山道に入る。 鳥居のすぐ後ろには冠松次郎の筆になる松永塚という遭難碑がある。 |
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まだ日が差さない薄暗い杉林の中を行く。用心のため熊避け鈴を鳴らしながら登る。 |
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15分ほどで杉林を抜けて、すっかり葉を落とした明るい落葉樹林の道を行くようになる。 やがて樹林の中に愛鷹山荘が見えてくる。 |
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愛鷹山荘から少しで富士見峠に着く。 |
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富士見峠から道を右にとって黒岳を目指す。 |
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黒岳の登りも薄暗い樹林の中だった。 途中に黒岳の自然杉と書かれた大きな杉の木があった。 |
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薄暗い樹林を抜け、尾根の分岐を右に取り、少し下ってから落葉樹林の中を緩く登って行くと 明るく開けた黒岳の山頂に着いた。 |
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山頂を左に行くと眺めが広がり、富士山の秀麗な姿を望むことが出来た。 ひと月前に遙か遠くの武尊山から望んだ山を今日は間近に眺める。 |
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山頂部を拡大。宝永の噴火口が大きく口をあけている。 |
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山頂の近くから鋸岳を望む。 |
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黒岳からの展望を満喫して富士見峠に戻る。次は越前岳に向かう。 |
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見通しが利かず変化の乏しい樹林の中を25分ほど登って行くと鋸岳の展望台があった。 鋸岳の左の山は位牌岳。 |
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稜線の様子。途中、左手がガレ場となっていて危険と書かれたところがあったが、 道そのものには危険なところはなかった。 |
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鋸岳展望台から30分ほどで富士見台に着く。稜線上の樹林に囲まれた小広い平坦地だった。 櫓が置かれてあったが展望台なのだろうか。 |
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富士見台は名の通り富士山の方向だけが視界が開けていた。なかなかに素晴らしい眺めだった。 左手遠くには南アルプスも見える。 |
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白峰三山を拡大 |
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富士見台から越前岳に向かう途中の登山道。 |
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富士見台から20分ほどで越前岳に到着。 登ってきた東側は樹林で展望が利かず、北側には僅かに富士山だけが顔を覗かせていた。 |
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西側には南アルプスの長大な山並みが望まれた。 右から白峰三山と塩見岳。 |
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右から悪沢岳、荒川岳、赤石岳、聖岳、上河内岳と白銀の嶺々が続く。 |
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右から聖岳、上河内岳。左端は光岳あたりか? |
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塩見岳 |
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赤石岳(左)と荒川三山 |
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上河内岳(左)と聖岳 |
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南側には幽かに伊豆の天城連山が見える。 |
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その右手には駿河湾と太平洋が広がる。新幹線からいつもこの山を眺めるのはあのあたり。 |
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越前岳を後にして呼子岳に向かう。行く手に見えるのは鋸岳と位牌岳。 |
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越前岳から急降下した後、呼子岳までは小さな起伏の痩せ尾根が続く。 |
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呼子岳までの稜線の途中には展望のよい小さなピークが幾つかあり、なかなか変化のある縦走路だった。 ピークの一つから越前岳を振り返る。 |
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鋸岳から位牌岳へと続く稜線 |
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高場所分岐。呼子岳まであと少し。 |
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呼子岳直下から南アルプスを眺める。塩見岳から上河内岳までの山並み。 |
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途中の写真撮影に少々時間がかかって、越前岳から1時間ほどで呼子岳に到着。 |
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呼子岳山頂は樹林に囲まれていて、位牌岳の眺めが得られる程度で展望は良くない。 |
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呼子岳から割石峠に下る途中で富士山と越前岳を見る。 |
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富士山 |
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北岳から光岳まで続く南アルプスもここで見納めとなる。 |
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割石峠に向かう途中でいつの間にか道を見失ってしまい、 小さな尾根を下って割石峠直下の大沢に下り立つ。 |
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岩がゴロゴロした大沢の下り。赤や白の印があり迷うことはない。 |
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涸れ沢の中の下りも終わり、沢に沿ってつけられた道を辿って行く。 |
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第2ケルンを通過。 |
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大杉を見上げる。 |
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第1ケルンを通過。このあと、かつては林道だった道を延々と歩いて行く。 |
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広い大沢を横切って行く。 |
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舗装された車道を10分ほど歩いて登山口の山神社に戻りついた。 |
コースタイム |
山神社(7:20)−富士見峠(7:57)−黒岳(8:15−8:25)−富士見峠(8:40)−富士見台(9:07) −越前岳(10:00−10:25)−呼子岳(11:25−11:30)−大沢(11:50)−大杉(11:23)−山神社(13:00) |