雨乞岳・清水ノ頭 2007年(平成19年)10月7日 |
登山口を5時半に出発。45分ほどで桜地蔵尊を通過。 杉峠まで続くこの道を歩くのはこれで3度目になる。途中には史跡が多々あり歴史的にも興味が湧く道です。 |
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善住坊の隠れ岩や桜地蔵尊を経て、登山口から1時間ほどで塩津々の古屋敷跡に着く。 ここから右手に大峠への道が分かれている。 |
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予定どおり行けば帰りはツルベ谷を経てここへ戻ってくることになる。 |
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蓮如上人旧跡の近くに立つシデの大木。 |
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渋川の源流に架かる橋を渡って行く。 |
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向山鉱山跡 |
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7時40分に杉峠に着く。 |
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一休みしてから雨乞岳に向かう。 |
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つづら折りの急登から見通しの良い尾根に出ると一気に展望が開けた。 と言いたいところだが、生憎の天気のためすっきりとした眺めは得られない。 しかし近くのイブネは確認できた。 |
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東雨乞岳もよく見える。 |
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雨乞岳の頂上直下は、前に登った時は深いヤブで難儀したが、 今日は明瞭な道がつけられていてあっけなく山頂に達することが出来た。 |
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山頂からの東雨乞岳。今日は割愛します。その後ろの御在所岳は雲の中。 天候のせいもあって山頂からの展望はあまりぱっとしない。 |
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今年の5月に歩いた鎌尾根と鎌ヶ岳。 この先どれくらい時間がかかるかも分からないので、適当に写真を撮ってから先に進む。 |
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道標に書かれた綿向山への道しるべにしたがって笹の中の道を行く。 |
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南雨乞岳へ向かう途中から見た清水ノ頭(手前)と綿向山。 清水ノ頭から続く稜線の右端が大峠への下り。 |
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下って行くうちに笹の背丈が高くなって、笹についた水滴で全身が濡れ始めた。 しかし今更雨具をつけるのも面倒なのでそのまま強引に突き進んで行く。 結局南雨乞岳までは殆ど深い笹の中だったため、特に下半身がかなり濡れてしまった。 |
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南雨乞岳から雨乞岳と東雨乞岳を振り返る。 |
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南雨乞岳からは樹林の中の急な下りとなる。 道の脇の木々を頼りにドンドン下って行くうちに前方の視界が開けて 清水ノ頭へと続く緑の稜線が見えてきた。遠くには綿向山。 |
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今日の第一の目的である笹原の稜線歩きが始まる。 |
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開放的な眺めの道を歩いて清水ノ頭に着いたのは9時半頃だった。 |
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山頂から雨乞岳を振り返る。(中央が南雨乞岳。その左後方に雨乞岳) |
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山頂付近からの鎌尾根と鎌ヶ岳。右端は水沢岳。 |
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清水ノ頭からススキの尾根道を進んで行く。 清水ノ頭から少し行くと樹林の中の道になる。 枯れ木や枯れ葉に覆われた平坦な広い尾根の中の道は踏み跡もはっきりせず幾度か迷いかけたが、 とにかく稜線に沿って行くことで大過なく進むことが出来た。 |
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やがて道は小さな起伏が続く痩せ尾根を行くようになる。 所々に大きな岩があり、樹林越しに雨乞岳から清水ノ頭へと続く歩いてきた稜線が見渡せた。 |
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雨乞岳を振り返る。右端の稜線は清水ノ頭。 |
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また行く手には近づいてきたイハイガ岳から綿向山への山並みも望まれた。 イハイガ岳(左)と大峠(中央の鞍部) |
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尾根道から綿向山を見る。 |
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小さなピークを越えると道は大峠に向かって急降下してゆく。 ここでも道の両側の木々に身を預けながら慎重に下って大峠には10時55分に着いた。 |
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大峠からツルベ谷を下り何回も沢を渡り返して藤切谷の渋川本流に出たあと、 流れに沿って少しで無事古屋敷跡に戻りつくことが出来た。 |
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これまでまだ行ってなかった”善住坊のかくれ岩”に寄ってみました。 |
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杉谷善住坊はのちに捕らえられて処刑されたと言うことです。 |
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帰途、雨乞岳(左奥)から綿向山(右)へと続く山並みを眺める。中央の小ピークはイハイガ岳? 生憎の天候で期待した眺めは得られなかったが、尾根歩きあり、沢歩きあり、またガレ場の岩歩きありで、 新しい靴の足慣らしには充分すぎるほどの山行でした。 |
コースタイム |
鳴野登山口(5:30)−古屋敷跡(6:30)−杉峠(7:40)−雨乞岳(8:25−8:40)−南雨乞岳(8:55) −清水ノ頭(9:25−9:40)−大峠(10:55)−古屋敷跡(11:30-11:40)−鳴野登山口(12:40) |