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メ モ |
10月の休日を利用して戸隠連峰の最高峰、高妻山に出かけた。
11日の未明、登山口の戸隠牧場に着く。車から出て見上げると満点の星空だった。その中に北斗七星やカシオペアが見える。まだ暗い5時頃に駐車場を出発。星明かりの中に黒く見える五地蔵山の方向に向かう。牧場を抜けて大洞沢沿いに登って行くうちに朝日が昇り始めて行く手の稜線が黄金色に輝く。難所の帯岩をとおり水場を過ぎて戸隠山との鞍部の一不動に着く。振り返れば苗場山などの上信越国境の山々が青い影となって見えている。すでに葉が落ちた樹々の梢の間からはピラミダルな高妻山も望まれる。
一不動から二釈迦、三文殊、四普賢と登り下りを繰り返しながら高度を上げて五地蔵山に至る。形の変わった高妻山が正面に見えたが頂上まではまだまだ時間がかかりそうだった。
さらに六弥勒、七観音、八薬師と登り下りを繰り返して九勢至に至る。本来なら9合目と言いたいところだが、ここからの登りのすごさには参ってしまった。両手両足を使って何とか十阿弥陀と呼ばれる岩だらけの頂上の一角に辿り着いたが本当の頂上はこの少し先にあった。山道はさらにその先の乙妻山まで続くようだがそれは割愛させて戴いた。
雲一つない青空の下、山頂からは北アルプスを始めとして、南アルプス、八ヶ岳、富士山、上信越の山々、妙高山から雨飾山にかけての頸城山塊など360度の展望が得られた。これ以上望むべくもない景色を見ながら持参のお弁当を戴いてから、満ち足りた気分で戸隠牧場目指して帰途についた。
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行 程
戸隠牧場 ↓↑
一不動 ↓↑
五地蔵山
↓↑
高妻山
距離 : 11.6km
最大標高差: 1,156m
累積標高 : 1,254m |
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天 候
快晴 |
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原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 |
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