白馬岳・唐松岳
1974年(昭和49年)6月8日〜9日

メ モ
前年の白馬岳山行で叶えられなかった展望を求めて、山頂の山小屋の営業が始まる6月初旬に再挑戦したもの。しかし同じルートを歩くのも今一と考えたのか、このときは不帰のキレットを経て唐松岳を越え、八方尾根を下る2泊3日の行程としたようです。
1日目は前年と同じ大雪渓を登って白馬山荘へ。白馬尻への道から白馬の雪形がはっきりと認められた(下の写真にも写っています)。シーズンが始まったばかりでまだ人は少なく、小屋でもゆっくりと休むことが出来た。
2日目は少し霞はかかっていたがまずまずの天気で、剣・立山から遠く槍ヶ岳方面までの期待どおりの展望を得ることが出来た。白馬鑓ヶ岳からは天に向かって咆哮するかのような白馬岳本峰の姿を眺める。不帰キレットはまだ残雪に覆われているところもありかなり危ない思いをしたが、何とか無事唐松岳に着くことが出来た。計画では唐松山荘で1泊する予定だったが、時間も早かったので一気に八方尾根を下った。
帰りは白馬経由で松本駅から夜行で京都に向かった。


行 程

猿倉

白馬尻

大雪渓

白馬山荘(泊)

白馬岳

白馬鑓ヶ岳

不帰キレット

唐松岳

八方尾根

距離     : 20.6km
最大標高差: 1,693m
累積標高  : 2,447
m  




天 候

8日:晴れ
9日:晴れ
 
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 

山行記録

1日目。
猿倉付近からの白馬岳。.中央右寄りの稜線下に雪形が見える。
雪が溶けたあとの地肌が馬の形をしているので黒馬かも知れません。

猿倉付近からの白馬鑓ヶ岳。

大雪渓。
シーズンが始まったばかりなので登山者は少ない。

2日目。白馬岳で記念写真。
まずまずの天気で展望もまずまず。

白馬岳からの南望。
少し霞んでいるが槍・穂高も何とか見えています。

白馬岳から黒部湖と赤牛・水晶方面を見る。
背後には笠ヶ岳や黒部五郎岳も。

立山と剣岳。

立山と剣岳を望遠で。

白馬鑓ヶ岳山頂で記念写真。

白馬鑓からの白馬岳。
前回見ることが叶わなかった展望です。

白馬岳の左に旭岳。

白馬岳の右に小蓮華山。

天狗ノ頭からの南望。
不帰キレットの向こうに唐松、五竜、鹿島槍が見え
る。

天狗ノ頭からの毛勝三山。
剣岳の北に続く立派な山容の山です。

天狗ノ頭を振り返る。
このあと雪が残る不帰のキレットを通過したが、
踏んで行く残雪が崩れ落ちないかとヒヤヒヤもので怖かったことを覚えている。

八方尾根からの五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
なんとか不帰のキレットを無事通過し、唐松岳を越えて唐松山荘に着いたが、
まだ時間が早かったのでその日のうちに下山することにして八方尾根を下って行った。

八方尾根から白馬三山を見納めてこの山行は無事終了しました。


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