能郷白山 2002年(平成14年)12月1日 |
能郷谷からの前山(下山時に撮影)。 能郷谷の林道を進んで行き、橋を渡って左岸に移り登山口までもう少しのところで 道は半ば崩れていてこれ以上進むのはとても無理な状態だった。 仕方なくそこに車を止めて明るくなった6時10分に出発した。 |
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道が崩れて車が通れないのは少しの間だったが、それ以降の道もかなり荒れており、 また雪に覆われていて車で登山口まで行くのは無理なのがはっきりした。 気温はあまり低くなく雪も凍っていない。舗装された道を20分ほど歩いて登山口には6時30分に着く。 |
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沢を渡ると郡界尾根から派生する小さな尾根の登りが始まる。 道は雪に覆われており、その下には枯れ葉が積もっているので非常に滑りやすい。 一箇所一息つけるところがあるがそれ以外は急登が続く。そのうち傾斜も緩くなり7時に一合目に着いた。 |
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しばらく緩やかな道を歩いたあと再び急登を続けて7時20分に林道に出た。 |
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既に陽は昇っているが南の空に広がる雲に隠されてなかなか姿を見せない。 |
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林道から再び登山道に入るとこれまでにも増した急登が始まる。 しかし急坂の間はまだ雪の深さはそれほど気にならないが、郡界尾根に近づいて傾斜が緩くなってくると雪の量も多くなってきて、 足を踏み出すごとに潜り込み体力の消耗を強いられる。二合目の道標のある郡界尾根には7時50分に到着した。 |
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これから先雪は益々深さを増してくるだろう。尾根から見上げる前山の頂きもすっかり白くなっている。 果たして能郷白山の頂上までたどり着けるのだろうかと少し不安になった。 |
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郡界尾根の取り付きは平坦で雪も少なく夏道が露出しているところもあったが、少し下ったあとは完全な雪山の登りとなる。 春山と違って雪が柔らかく、どうしても足が潜り込んでしまって進むのが遅くなる。歩くリズムも狂うので体力の消耗も大きい。 少なくとも前山までは辿り着かなくてはと思いながら一歩一歩重い足取りで進み、ようやく三合目に着いた。 |
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三合目から一登りすると小さなピークに出て南側の展望が開けた。 相変わらず雲が多いが、雲海が残る揖斐川源流の谷間の彼方には特徴のある蕎麦粒山が認められた。 また、登ってきた郡界尾根の彼方には小津権現山や花房山などの未踏の山々が幽かに望まれた。 |
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行く手には前山の白い峰々が間近に迫っている。 |
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夏道は潅木や薮に覆われた前山の直下を巻いて吊り尾根へと向かうのだが、 雪が降り積もった今は何の障害もなくその前山の頂きに立つことが出来る。 無垢の新雪を踏みしめて9時10分に前山の頂上の一角に登頂した。 |
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前山からは目の前に真っ白な能郷白山と磯倉山が拝めた。 拝むと言う言葉が自然に出てくるはど、本当にそれは崇高な姿だった。 今日は予想以上の積雪で予定外の時間がかかり、能郷白山の山頂まで行く気力は無くなってしまった。 |
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前山からの磯倉山 |
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いつの日か是非ともあの白い頂きに立ちたいと思いながら能郷白山と磯倉山の姿を眺め続けた。 前山山頂で30分ほど休憩し、神々しい能郷白山の眺めを満喫してから9時45分に下山を始めた。 |
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帰途、根尾谷から能郷白山を眺める。 雪道の下りは登るときの辛さが嘘のような気楽さだった。滑るようにドンドン下って行き郡界尾根の取り付きには10時25分に着く。 このあたりで男性の単独行者とすれ違った。さらに林道までの下りの途中で男女の2人達れと、 林道で女性の単独行者と行き違う。今日出会ったのはこの4人だけだった。 林道から登山道に入り、融けだした雪で滑らないように慎重に足を運びながら登山口には11時15分に戻った。 |