男体山
2002年(平成14年)5月26日

メ モ
昨日は駐車場に帰り着いたあと日光に戻り、いろは坂を登って中禅寺湖から赤沼や戦場ケ原をまわり、夕方温泉に浸かってさっぱりしたあと中禅寺湖の駐車場で一夜を過ごした。
一日中風が強く夕方になっても一向におさまらない。そのうち暗くなり満月が湖面を明々と照らす。不眠不休の疲れもあり夜半目を覚ますまで少しは寝入ったようだった。その後はうつらうつらとしていたが、時を過ぎて明るくなってきたので起きて車から出ると、風は止み快晴の素晴らしい天気になっていた。パンと果物の朝食をとってから男体山登山口の日光二荒山神社へ向かった。

行 程

二荒山神社
↓↑
三合目
↓↑
五合目
↓↑
八合目
↓↑
男体山


距離     :  7.9km
最大標高差: 1,203m
累積標高  : 1,203m
 




天 候

晴れ
 原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」

山行記録

早朝、日光二荒山神社に到着。登山者用の駐車場には既に車が台留めてあった。
境内から男体山を仰ぐと、その山頂は朝日を受けて明るく輝いていた。


社務所で入山料を払い、5時15分に登拝門を潜って登山道に入る。


遥拝所のある一合目を過ぎ、新緑の樹々の中の坂道を直登して行く。
樹々は疎らに生い茂っているため、樹林の中だが見通しは良く明るい。二合目を過ぎ、三合目には55分に着く。
三合目からは社山や半月山を背景にして中禅寺湖が見下ろせる。緑がかった青い湖面は神秘的で美しい。


三合目から四合目までは工事用道路を歩く。
回ほどヘアピンカーブを曲がって20分に白い鳥居のある四合目に着く。



 
 四合目から笹の中のつづら折りの道を20分ほど登って6時40分に五合目に着く。
避難小屋の前で小休止する。
合目からも笹の中の同じような道が続くが、やがて岩がゴロゴロしたガレ場となり、観音薙の登りが始まる。


 
 胸突き八丁とでもいえる観音薙を登り続けて六合目、七合目を過ぎ
8時5分に小さな祠と避難小屋のある八合目着く。

中禅寺湖の対岸の山々も見下ろす感じになる。黒檜岳の彼方には皇海山も姿を見せてきた。



八合目から岩の道を少し登ると傾斜も緩くなり、四合目以降で初めて平坦な道になる。
しかしそれもしばらくの間で、そのうち溝のようにえぐれた坂道を行くようになる。
九合目を過ぎると行く手の樹林越しに赤茶けた山頂が見え、やがて赤茶けた砂礫の道の登りとなる。
振り返ると眼下に中禅寺湖が広がり、その先に皇海山が見えた。


 
 そこから少しで奥宮に着いた。


 
 奥宮に参拝してから、8時45分に剣の立つ標高2484mの頂上に到着した。
結局登山口から時間半かかったことになる。



 
 男体山山頂で記念写真。


山頂からの奥白根山と右奥に尾瀬の至仏山。
山頂からの眺めは昨日の女峰山からよりも良く、奥白根山や太郎山、昨日登った女峰山などの日光の山々は勿論のこと、
遠く上会越の白い山並みもはっきりと認められた。


金精峠の彼方に至仏山と燧ヶ岳が顔を出す。


太郎山(右手前)と遠くに燧ヶ岳、会津駒ヶ岳。


燧ヶ岳を拡大


会津駒ヶ岳を拡大


昨日登った女峰山。
素晴らしい眺めに満足して奥宮まで戻り、風のない場所を探してお弁当を戴く。
晴れ渡った空と雄大な景色を前にして質素なおにぎりもご馳走と化す。
空腹も満たされたところで10時丁度に下山を開始。
途中五合目で休憩した以外はドンドン下り続けて
二荒山神社には1210分に帰り着き、二日間に亘る山行を無事終了した。




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