草津白根山
1999年(平成11年)10月10日

メ モ
10日の午前1時前に家を出発し軽井沢には朝の7時頃に着く。駅の近くで買い出しをしてから浅間山の東麓を走って、鬼押ハイウェイで万座鹿沢口に向かう。曇っていた空模様も雲が切れ始めて浅間山もくっきりと見えるまでに回復してきている。万座ハイウイを走って万座温泉を過ぎ、国道292号の合流点に近づくと連休ということもあって懸念していた渋滞が始まる。白根火山の駐車場を過ぎて右折し、弓池の側をとおってゴンドラ山頂駅の手前のゲレンデ下で車を止める。
支度をして出発したのは11時を過ぎていたがその間に天気はすっかり回復して青空が広がっている。ツガやトウヒ、シラビソなどの樹林帯を登るうちにまわりは明るい灌木帯の道に変わる。今年は10月になっても30度を超す高温状態が続いているため、紅葉も今一つと言ったところだ。左手に日光方面の山々を望みながら本白根山の東斜面を辿って行くと不意に目の前に円形劇場のような火口跡が視野に飛び込んできた。その火口壁に沿って緩く下り、最後に一登りして鞍部のようなところに出る。まわりには同じような高さのピークがあちらこちらにあってどれが最高点かよく分からないが、取り敢えず正面のなだらかなピークに向かう。着いたところは探勝歩道最高点と書かれている。昼も過ぎているのでここでしばらく休憩することにした。
このピークからは本白根山の火口の全容がよく見える。最高点はどうやら火口の左手にあるピークらしいが、、その山頂部は樹林に覆われているように見えた。振り返ると西の彼方には北アルプスから頸城山塊までの山並みが望まれた。このピークに来る途中では富士山も見ることが出来、眺めに関してはまずまずの山歩きとなった。
1時間ほども休んでから来た道を戻って火口を取り巻く外輪山上のピークに行く。そこには本白根山展望台と書かれた道標が立っており、白根火山や横手山、岩菅山などの山々の展望を得ることが出来た。展望台での眺めを満喫してから鏡池の側をとおりゴンドラ山頂駅に向って帰途についた。東の彼方には谷川連峰や平ヶ岳、至仏山などの上越の山々が雲の上に浮かんでいた。

行 程

ゴンドラ下

草津白根山

ゴンドラ山頂駅

ゴンドラ下


距離     : 5.6km
最大標高差: 180m
累積標高  : 240m

 
天 候

晴れ
 
 原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 

山行記録

鬼押ハイウエーから見た浅間山 鬼の押出しからの浅間山
本白根山
探勝歩道最高点から本白根山最高点を見る 本白根山噴火口跡
富士山遠望 探勝歩道最高点から槍穂遠望
後立山遠望 探勝道最高点から高妻山と頸城山塊
展望台から白根火山、横手山、岩菅山を見る 平ヶ岳と谷川連峰
至仏山遠望 日光の山々
四阿山
岩菅山と上信国境の山々

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