黒部五郎岳・笠ヶ岳
1972年(昭和47年)8月

メ モ
前年の夏に初めての北アルプス行で爺ヶ岳から鹿島槍、五竜、唐松岳を縦走して以来、その後の1年の間に立山、劔、燕、常念、蝶などに登って、日本アルプスに対してそれなりに経験を積んできたと考えてのことなのか、あるいは未知の山に登り新たな感動を得ようと思ったのか今となってはわからないが、これは盆休みを利用してこれまでより少し長い縦走に挑戦した山行です。
夜行急行の”きたぐに”か”立山”かは忘れたが、大阪を午後10時過ぎに発車する列車で富山まで行き、富山地鉄に乗って有峰口でバスに乗り換え、登山口の折立についたのは恐らく12日の午前7時か8時ごろだっただろう。
1日目は折立から太郎兵衛平まで。山小屋のある太郎兵衛平付近では流れゆく雲の下に立山、劔、薬師、水晶、黒部五郎などの名だたる山々を見ることができ、明日以降の縦走に大いに期待が高まるのだった。
しかし2日目以降は霧の中の道を黙々と歩くのみ。何の眺めもなく北ノ股岳や黒部五郎岳、三俣蓮華岳を超えて辿り着いた三俣小屋が超満員だったことは覚えている。次の日の笠ヶ岳への道も同じ状態だったと思うが、疲れが出てきたのか途中の双六池あたりで長い休憩を取ったことは記憶の片隅にある。笠ヶ岳山荘も超満員だった。
最終日の朝の笠ヶ岳山頂も霧の中。仕方なくクリヤ谷への道を下っていったが皮肉にもその途中で雲が切れて青空が広がり始めたのだった。

行 程
(国土地理院地図)

 
12日:折立−太郎平小屋(泊)
13日:太郎平小屋−北ノ俣岳−黒部五郎岳−三俣蓮華岳−三俣小屋(泊)
14日:三俣小屋−双六池−弓折岳−抜戸岳−笠ヶ岳山荘(泊)
15日:笠ヶ岳山荘−笠ヶ岳−クリヤ谷−槍見温泉

天 候 12日:曇り時々晴れ 13日:霧 14日:霧 15日:霧のち晴れ


太郎平への道から見た立山方面。
大日岳や剣岳も見える。

剣岳
立山
太郎兵衛平からの薬師岳
水晶岳と雲ノ平
水晶岳を拡大
三俣蓮華と黒部五郎
 
太郎兵衛平で。

   二日目以降は霧の中の道で、どこをどのように歩いたのかほとんど記憶にない。この写真は黒部五郎岳の手前あたりなのか、あるは弓折岳あたりなのだろうか・・・。

最終日。クリヤ谷へ下る途中で皮肉にも青空が広がり始めた。


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