北ノ俣岳・黒部五郎岳
1975年(昭和50年)8月2日〜4日

メ モ
北アルプスの西に位置する太郎兵衛平には、黒部五郎岳経由で笠ヶ岳まで縦走した時と、雲ノ平から鷲羽岳を越えて湯俣川を下った時の2回訪れているが何れも天候に恵まれなかった。今回は3度目の正直を狙って、黒部五郎岳から双六池を通って新穂高温泉に抜ける天幕縦走を計画した。
1日目は好天気の下、折立から太郎兵衛平まで登り、薬師峠でテントを張る。
2日目も快晴の天気。北ノ俣岳を越えて黒部、笠、乗鞍、御嶽と一直線に並んだ山々を眺めながらの稜線漫歩。2度目の黒部五郎岳ではじめて北アルプスの360度の展望を得ることが出来た。黒部五郎岳のカールは冷たい雪解け水が流れる別天地。三俣蓮華岳を越えて双六池で2泊目のテントを張った。
3日目も良い天気が続く。早朝の鷲羽岳や抜戸岳の眺めが素晴らしかった。鏡平から播隆上人も眺めた槍・穂高の黒い山影を眺めて、小池新道を新穂高温泉まで下った。
新穂高温泉からは高山経由で京都に向かった。


行 程

折立

太郎平

薬師峠(2日泊)

北ノ俣岳

黒部五郎岳

双六池(3日泊)

鏡池

新穂高温泉

距離     : 36.1km
最大標高差: 1,763m
累積標高  : 2,522m
 




天 候

2日:晴れ
3日:快晴
4日:快晴
 
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」  

山行記録

1日目。太郎兵衛平への道からの薬師岳。

途中で一休み。

薬師峠のテントサイト。

夕刻の黒部五郎岳。

2日目。太郎兵衛平の朝。
鷲羽岳、槍ヶ岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳の黒い影。

まず北ノ俣岳を目指して太郎兵衛平を出発。

北ノ俣岳の肩からの黒部五郎岳方面の眺め。
槍ヶ岳や笠ヶ岳も見えている。

槍ヶ岳を望遠で。

これから登る黒部五郎岳。

北ノ俣岳手前のお花畑。
多分ハクサンイチゲの群落だと思うが、既に終わっていました。

北ノ俣岳で笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山を背景に記念写真。

薬師岳と赤牛岳。遠く後立山。

北ノ俣岳を振り返る。

黒部五郎岳で記念写真。
念願の大展望が得られて笑みがこぼれています。

黒部五郎岳からの立山・剣。
手前に薬師岳。右に赤牛岳。その後ろに後立山。

立山・剣を望遠で。

黒部五郎岳からの赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳。
北アルプスで最も奥深い山々です。
手前には雲ノ平が広がる。

カールの向こうに三俣蓮華岳。

はるかに槍・穂高連峰。

槍ヶ岳を望遠で。

右に穂高連峰が続く。

大展望を満喫してからカールへ下る。
冷たい雪解け水が流れる別天地。

三俣蓮華に向かう途中で黒部五郎岳を振り返る。
カール地形が特徴的です。
このあと霧の中の三俣蓮華岳を越えて双六池で2日目のテント泊。

3日目も快晴の朝を迎えた。
双六池越しに見る抜戸岳と笠ヶ岳。

朝日を受ける槍ヶ岳。

弓折岳の稜線から双六岳を振り返る。

鏡平への道から見た槍・穂高連峰。

鏡平からの抜戸岳。

鏡平から見た穂高連峰。
このあと新穂高温泉まで下り、好天気に恵まれた3日間の縦走を無事終えることが出来ました。
帰りは新穂高温泉から高山経由で京都に向かった。


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